血相を変えて助けを求めてやって来た友達の後を追って、私は訳もわからず隣の教室に走った。
閉じられた教室の後ろ扉のガラス越しに見えた光景は、かなり奇妙な光景でした。
A子ちゃんは、無言のまま、C子ちゃんを睨みつづけている。
C子ちゃんは、蛇に睨まれた蛙のように、身動きがとれない。
そのまま、A子ちゃんがC子ちゃんを抱きしめるような形に…。
私は足がすくみました。
何かに取り憑かれたようなA子ちゃんは、いつもの顔とは違う人のように見えるんです。
抱きしめられたC子ちゃんの顔は恐怖に怯え、A子ちゃんから逃れ様ともがいているのですが…
無表情のA子ちゃんは、C子ちゃんの体を物凄い力で押さえ付けているんです。
そこへ、
慌てて駆け付けた先生達が、2人を何とか引き離そうとするのですが、ビクともしません。
大の大人の、しかも男性が二人がかりで、凍り付いた様なA子ちゃんの手をゆっくりと指一本ずつ解いて行きます。
やっと逃れたC子ちゃんは、教室の外へ転げ出すと、呼吸困難を起こしたらしく、先生に背中を摩られ、
気を取り戻すと、廊下に突っ伏して泣きじゃくってました。
更に、教室の中では、驚く光景が…。
つづく。。。
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