~Poruke's garden~

日々の出来事や、趣味について書き綴っているporukeの空間です。
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最後の学外と今まで ~3~

2008年11月04日 04時12分04秒 | 日記
当日

2回のリハと本番が控えていました

1回目のリハ、もう見れたもので無かったのは誰しもが思ったはず
演者はいつもに増してミスが目立ちました
勿論自分も例外ではありません
今まではしなかったミスも多発しました

その後OBから一言頂く時、あるOBが全員を伏せさせて
”今日このステージを絶対に成功させる自信がある人手を挙げてみて”と手を挙げさせました

私は



挙げる事が出来ませんでした


本当なら挙げられなくてはいけないのに
むしろ挙げられない人間がステージに立つ事なんて許されるはずもないのに


挙げられなかったのです

泣きました
悔しさと悲しさと不甲斐無さに
幹部でありながら、何の為にここにいるのか
下を引っ張るどころか自分の面倒さえ見れていない
上が動揺すれば、その動揺を感じ取って下はもっと動揺する
悪い連鎖です




本当に出来るんだったら、このまま学外をなくしてしまいたかった


でも分かっていたんです
期限は期限なんだと、絶対に逃げられないと
それならやるしかないんです

逃げてはいけないんです

わざわざ見に来てくれる人がいる
なのにこんなバラバラなままでいいのか

そうなんです、皆余裕がなさ過ぎて
全員が全員個々で演技をしている
それの繋がりだったんです

一緒に1つのものを作ろうとしている


そういった認識が殆ど無かったんじゃないかと思う程に皆の心が離れていました

何かずっと心の中でモヤモヤと視界を塞いでいました
何かに気が付かなきゃいけないはずなのに
本当に当たり前の事を
何か忘れている
何かが邪魔をしている

どうしたら気合が入る?
どうしたら全員が一つになる?


そして思い出しました
最後のステージ
それは同期全員にとって最後のステージなんです

本番見れないOBの方がお昼後頃、帰る間際にこんなアドバイスを下さいました
”思った事を大きな声で叫ぶといいよ”
確かにそうです、声に出すと自己暗示のように
ただ思ったりするより、スッキリ体に意味が入ってくるんです

だから
これはもう自分勝手だろうが何だろうが実践するしかないと思って
勝手に幹部に召集をかけました

もう全員で叫んでしまえと
一緒に叫べば周りも気にしなくて済むでしょうし(苦笑

ですが本気で叫んだ時
何だか突然スッキリしました

出来る

やればいいじゃないか


そんな風な気持ちになりました
そして迎えた最終リハ、一番良い出来でした
私自身もノーミスで演技をする事が出来(本番は失敗しましたが 笑)
他の演者の演技でリハなのに泣いてしまったり
突然機械が感情を得たかのようでした

リハ中
明らかに空気が違いました

本当に良い空気に変わっていました


あぁ、これで本番が迎えられる
全員が何か1つ大きな荷物を降ろした感じでした


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