特に秀でている事も無く、コンプレックス塗れの自分。だからこそ、何かに秀でている人には、「羨ましい!」と思ってしまう事が少なく無い。
母方の祖父は自分と異なり、非常に優秀な人だった。経歴も然る事乍ら、字と絵の上手さは本当に羨ましかった。でも、母に言わせれば「昔は、決して綺麗な字では無かった。」との事なので、努力で綺麗な字を書ける様に成ったのだろう。兎にも角にも、「田辺誠一"画伯"並みの絵心の無さ【動画】を自覚し、字を書けば『何と書いているの?』と言われる事が多かった自分。」としては、羨ましさしか無かった。
一方、父方の祖父は、東京芸術大学の音楽学部を卒業し、ピアノを弾くのが達者だったと言う。祖父は自分が幼い頃に亡くなってしまったので、実際に弾いている場面を目にした事は無いのだが、ピアノを弾く事を"直接的に"生業としていなかったので、周りからは良く「勿体無い。」と言われていた様だ。又、父方の身内には演奏家も居り、当然乍ら楽器を達者に演奏する。
でも、自分はと言えば、悲しい程に楽器が弾けない。ピアノを少しだけ練習した事は在るのだが、直ぐに挫折。中学時代には中古のギターを貰ったものの、何しろ楽譜を読むのが苦手で、此れ又短期間で挫折。そんな感じだったので、楽器を演奏する事が在る音楽の授業は、苦痛以外の何物でも無かった。(歌を歌うのは大好きで、声的にも其れなりに自信は在るのだが。)
YouTubeで最近良く視聴する様になった物に、ストリート・ピアノの動画を数多くアップされているスミワタル氏のチャンネル「YouTubeスミワタル ~Street Piano~」が在る。実際に見て戴くと御判りに成ろうが、聞き惚れてしまう程のピアノ演奏だ。(村下孝蔵氏の「初恋」【動画】やピンク・レディーのヒット・メドレー【動画】等、世代的に引き込まれてしまう曲が多いのもGood!)「こんな風に達者にピアノが弾けたら、凄く楽しいだろうな。羨ましい!」と、見る度に思ってしまう。