BSテレ東で13日に放送された「いまからサイエンス」は、「気候変動で絶滅危機の動物救え!現代版『ノアの方舟』」というタイトルで、「絶滅危惧種の生き物の細胞を冷凍保存し、未来に繋ぐ"現代版ノアの方舟"とも言える『タイム・カプセル計画』。」に付いて取り上げていた。
地球では過去に5度「大量絶滅」の時代が在り、現在は6度目の大量絶滅の時代に入ったとも言われている。過去5度の時代よりも、"今"は大量絶滅の規模が大きいそうで、だからこそ「絶滅危惧種の生き物の細胞を冷凍保存する。」事は意義深いと。
「死んだ生き物で在っても、其の細胞は"生き続けて"おり、過去に『冷蔵庫で保存した儘約3週間過ぎた月輪熊の死体から、生きた細胞が採取された。』事も在った。」というのは、非常に興味深い話だった。
番組では、「生物多様性」に付いても触れられていた。「食べ物や新しい薬の素材を提供してくれる。」や「色々な動物達が、果物や野菜の受粉を助ける役割を担っている。」等、生物多様性の重要さを説明していたのだが、特に興味深かったのは次の点。
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① 甲蟹の血液は、医薬品の安全性を確認する為の試薬として、「1リットル=250万円程」で取引されている。
② 「農作物の受粉の約7割を担っている蜜蜂だが、其の経済効果は年間66兆円にも上る。」と言われている。
③ 「若し蜜蜂が絶滅したら、人類は4年で滅亡する。」。(アルベルト・アインシュタイン氏の言葉)
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