ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

視聴率が下げ止まらないのも当然

2007年09月08日 | スポーツ関連
昨日の「ジャイアンツv.s.タイガース」戦は、”予想通り”タイガースの勝利に終わった。「8対9」と点数だけ見れば接戦という感じだが、ジャイアンツが負ける可くして負けた試合だったと思う。一昨日の試合で「一軍に上げた選手を直ぐに起用する点は評価したい。」と褒めるも、同時に「勝負勘の無さは相変わらず。」という懸念を記した原采配だが、昨日の試合では駄目采配ぶりを遺憾無く発揮。

ジャイアンツ・ペースで試合を進め乍ら、「どれだけ好投していても急に大崩れする”癖”の在るジェレミー・パウエル投手」を延々と引っ張り続け、逆転を喫してしまうというパターンは前回と全く同じ。否、前回だけでは無く、こういったパターンをこれ迄何度見せ付けられた事か。「ピンチが来ようとも直ぐには変えないで、選手の能力を磨かせる。」という考えが原監督の頭の中に在るとは思えないが、もし在ったとしたら「残り試合数が20という状況で、公式戦序盤と同じ闘い方をしていてどうする!」と、又、「先発投手を出来るだけ長く投げさせて、他の投手の酷使を避ける。」という考えが在るのならば、「その勝負勘の無さから試合を縺れさせ、結局は”より”多くの投手を無駄遣いしているではないか!」と言いたくなる。バントで送る可き場面で強攻策を採り失敗。明らかに疑問を感じる継投をして、致命的な失点を喫してしまう。タイガースの岡田監督が理に適った策を着々と打っているだけに、原監督の学習能力の無さ&雑な采配が際立ってしまっていた。こういう采配を揮えばチームは負ける。という見本が原采配で、失礼な言い方を敢えてするならばジャイアンツが混戦から抜け出せないのは戦力差では無く、岡田監督(乃至は落合監督)と原監督のオツムの差に在る。のではないか。この期に及んでも、一つのパターンの闘い方しか出来ない原監督。残念乍ら、この3連戦でジャイアンツの3連敗も充分在り得る予感が。

先月のジャイアンツ戦ナイター中継は、地上波で僅か8試合だけだったとか。昔を知る身としては考えられない程の激減ぶりに驚くばかりだが、土&日の試合が地上波で全く放送されなかったというのは驚きを通り越して唖然とするだけ。優勝戦線から脱落しているのならば未だしも、優勝を争っている状況に在るのにも拘わらずだ。とは言え、ここ数年のジャイアンツ戦の視聴率低下を考えると仕方無い事なのだろう。何しろ一昨日行われた「ジャイアンツv.s.ドラゴンズ」戦という首位攻防戦の視聴率が、僅か6.8%しかなかったというのだから。

「ジャイアンツ戦の視聴率は何故下げ止まらないのか?」これ迄自分なりに色々考えて来た。「生え抜き選手の育成を怠り、他チームから次々に大物選手を獲得して来た事で、チームへの愛着心を失ってしまったファンが少なくない。」というのも大きな理由だとは思うが、最近強く感じているのはチームの勝ち方では無く、負け方に愛想を尽かしたファンが少なくないのではないか?という事。「ここでこの投手を続投させたら間違い無く失点し、試合の流れを敵チームに向かせてしまう。」、「ここであの選手を起用しなければ、試合の流れを取り戻せない。」というファンの予感。素人とはいえ野球を見続けて来たファンが感じる”禁じ手”を、漫然と行っている”様な”原監督。そして”予感通りに”試合の流れが変わり(又は試合の流れを取り戻せず)、試合を落とすという繰り返しを嫌と言う程見せ付けられれば、そりゃあファンだって愛想を尽かすだろう。同じ負けを喫するのでも「打つ可き手をきちんと打った上で負け、『今日の試合は負けたけど仕方無いな。』と思う」のと、「同じ過ちを同じ様に繰り返し、『何で打つ可き手を打たないのだ!』と思う」のとでは、フラストレーションの溜まり具合は雲泥の差で在る。

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24 コメント

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これで優勝できなければおかしい (げどー)
2007-09-08 02:04:41
 当方若干優勝の遠のいたドラゴンズファンであります。

 原監督の采配云々はわかりませんが、今年は巨人が優勝しなければ原監督の責任です。30本打ってる選手が4人(小笠原は現在28本ですが、あと2本は打つでしょう)、3割バッターが3人(うち2人は30本打ってる。投手を見れば、10勝投手が3人いて、積年の課題だったクローザーがちゃんといる。
 同じ条件で考えれば、ドラゴンズには10勝投手こそ3人いてクローザーもいますが、バッターは3割バッターがいなくて30本は1人だけ。阪神はクローザーは不動ながら、10勝投手がいなくて3割バッターは2人(それもかろうじて)、30本は金本があと3本。打率と本塁打、勝利数だけで野球をしているわけじゃありませんが、この状況なら、本来は巨人がぶっちぎりでも不思議ではないはず。正直なところ、なんでまだ優勝争いが出来るんだろうというのが一ドラゴンズファンの本音です。
 巨人を見ておもうのは、「なぜホリンズを使うのか」。矢野か清水のほうが数倍怖い。矢野はプレーが雑なところがあって清水は守備に不安がありすぎというのはわかりますが、じゃあホリンズはプレーが緻密で守備が上手いのかと。
 今年、巨人が優勝したとして原監督の貢献は「上原クローザー」でしょうね。
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これほど酷いとは思わなかった。 (トキオ・ポーロ)
2007-09-08 06:27:41
おはようございます。
私もここのところ諸事情があって去年は地元福岡と何とか福岡からも日帰り観戦できる広島に数試合見に行き、今年に入って福岡VS広島のオープン戦しかいけなかった(いかなかったのではありません)です。
そんなわけでカープやホークスの選手ばかり目が入って球界の盟主たるジャイアンツのことを忘れていたのですが、まさかここまで酷い視聴率になり、民放中継が行われないまでになるとは思わなかったです!
原さんは80年代までは巨人軍で一番爽やかで魅力あふれている人だったのに監督になってこれほど酷評されてしまうとは思いませんでした。福岡ではただでさえ巨人戦がホークス戦の放送になリ、見られなかったのですが、この記事の評価をみると「福岡に住んでいて酷い巨人戦をみられずに、良かった?!」なんていう皮肉な感情が出てきてしまいます。
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Unknown (toshi16)
2007-09-08 08:00:55
本当に今更な意見なんですけど、やっぱり巨人の人気低迷は、成績や原の采配だけではないとも思います。
その他原因として上げられるのは、以前の原監督解任劇です。

今年、いろいろいわれていますが、首位という事を考えれば、一応優勝争いの一番手にいるのです。
それでも、過去最低の視聴率と観客を記録続ける。

阪神は、長い低迷期でも充分な視聴率と観客がいました。
いやむしろ、阪神の長い歴史を振り返れば、成績と人気が必ずしもリンクしていないことが分かります。

巨人も、同様な事がいえるかもしれません。
・巨人が記録的な低迷を続けた長嶋政権1年目、長嶋巨人をはげますファンの自主的な決起集会がひらかれました。
・いろいろいわれた王制権ですが、観客、視聴率ともに下がったとは聞いた事がありません。

むしろ、過去巨人人気低迷の危機としてあげられるのは・・・
・江川の空白の一日事件以降、巨人ファンを辞めたという人は結構いると聞きます。
・・・ということです。

同様に、巨人史上最大のドタバタ劇といえる原監督解任劇以降、ファンを辞めてしまった人というのは結構いるのではないでしょうか?

原解任→ファン去る→堀内政権低迷→ファン更に減る→原復帰→ファン戻ってこない→原政権への批判→ファン更に減る

いま巨人は、このようなデフレ・スパイラルなのかもしれません。

MLBでも、ストライキ以降ファンが減ったといいます。
去ったファンを引き戻したのは、メジャー挑戦をした野茂でした。
巨人も、相当なスターが出てこないと人気が戻らないと思いますね。
それは、決してFAやトレードでは無理だとも思います。

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視聴者の心証の悪さ (ハニスポ)
2007-09-08 09:44:07
ジャイアンツ戦のTV視聴率の低迷には、toshi16様の意見を含め、様々な要因が絡んではおりますが、管理人様が挙げられている「負け試合の内容が悪すぎる」には同意します(「試合内容が悪いから負けるんだ」というツッコミは、ここでは置いといて)。
更に言えば、勝ち試合の内容が「内容の悪すぎる負け試合」を見せられた視聴者の心証の悪さを払拭出来なかったという事も、視聴率低迷の要因と考えられます
(高視聴率を誇っていた頃にも「内容の悪すぎる負け試合」はあったわけですが、その数が少なかった上に、その頃のジャイアンツの勝ち試合はそれを払拭出来ていたと言う事でしょう)。

では何時、このような状況に陥ったか?
あくまで私見ですが、1997年あたりから「内容の悪すぎる負け試合」が多くなり始め、年を追う毎に勝ち試合で視聴者の心証の悪さを払拭出来なくなり始めた、と思うのです。
1997年の4位、1998年のベイスターズとの首位攻防2連戦で「乱打戦」を演出した投手陣崩壊、1999年の8点リードからの大逆転負け等、この頃の視聴者は「内容の悪すぎる負け試合」を嫌と言う程見せ付けられていて(私も管理人様も、その一視聴者だったわけで)、例え(ジャイアンツが)勝っても、その心証の悪さが何時までも残っていた事を、恐らく管理人様の記憶にも残っていると思います。
そして、積もり積もって今がある、と。

ただ、親会社の偉い方々はその辺の事に気付かず(気付いていても、有効な改善策を考えられず)、他球団の出来合いの主力選手をかき集めたりとか、人気とカリスマ性を持った「客寄せパンダ」監督を就任させようとしたりと、方向音痴振りを発揮しているし、しかも、親会社のお抱えテレビ局に至っては、昔の恩を忘れて苦境に陥っているジャイアンツを見捨ててくれるし(過去にもボクシングやプロレスやヴェルディを見捨ててくれていますが)、例えtoshi16様のおっしゃる「手垢のついていない(FAやトレードではなく、ドラフト入団の)大スター」が入っても「ヌカに釘」のような気がしちゃってます。

最後に
TV視聴率の低迷を含めたジャイアンツの人気低迷に、地上波民放、いや、現存マスコミの「終わりの始まり」を感じてしまっているのですが、これって私だけでしょうか?
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>げどー様 (giants-55)
2007-09-08 11:08:18
書き込み有難う御座いました。

************************
  総得点 総失点 総得失点差 ゲーム差

G 595 483  112    -
T 450 447    3   0.5
D 521 473   48   1.5
************************

これは昨日の試合が終了した時点での数字ですが、ジャイアンツはドラゴンズに総得失点差で64も上回り乍ら僅か1.5ゲーム(試合消化数がジャイアンツよりも5試合少なく、これを全部勝利したとすると、勝率でジャイアンツを上回る事になります。)しか離せていない。そしてタイガースに到っては総得失点差が僅か3なのに、ジャイアンツとのゲーム差が0.5(同様に消化試合数の差を考慮すると、こちらもジャイアンツを勝率で上回っていると考えた方が良いと思っています。)だけとなると、要はタイガース&ドラゴンズは大差での勝ちが少ない代わりに僅差での勝利を確実に拾っている、ジャイアンツはその全く逆という事だと思います。確かにタイガースにはJFKという強力なリリーフ陣が居ますが、チーム全体の防御率はジャイアンツとそんなには変わらず(これはドラゴンズも同じ。)、結局「監督が然る可き策をきちんと打てるか否かの差」に尽きるのではないでしょうか。ノムさんの良く言う「勝ちに不思議な勝ち在り、負けに不思議な負け無し。」を悪い意味で多く実践しているのが原監督だと。

原監督の見切りの悪さは今に始まった事では在りません。第一次政権下では初年度の半ば頃から”危険な芽”の出ていた河原投手を、2年目も延々と抑えとして引っ張り続けてチームを瓦解させ、昨年度はやはり豊田投手を抑えとして引っ張り過ぎてチームの大失速を招きました。打者の起用法にも正直言って「好き嫌いで起用してない?」と思える面が良く見受けられます。

唯、ホリンズ選手の先発起用に付いては理解出来無くもないんです。意外性の在るバッターですし、来年度以降も考えてより戦力としての磨きを掛けたいという思いが原監督に在るので在れば。でも個人的には矢野選手や清水選手をもっと起用して欲しいですね。百歩譲って両選手を代打で起用するにしても、起用するタイミングの悪いケースがまま見受けられます。彼等が死に駒になってしまっている。結局はジャイアンツの最後の攻撃で打率1割7分程の古城選手に”運命”を委ねなければならないという展開を、今季は何度見て来た事か(苦笑)。

上原投手の抑えというのは結果的に成功したと言えますが、先発としての彼を見たい自分としては複雑です。
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>トキオ・ポーロ様 (giants-55)
2007-09-08 11:23:21
書き込み有難う御座いました。

「ジャイアンツ戦の視聴率が低さ自体には哀しいかなそれ程驚く事も無くなっていたのですが、これ程デッドヒートを続けている中でもこんなに低視聴率というのは流石に驚きでした。全国ネットでは無いテレビ東京での中継とはいえ、もう少し数字を伸ばしてもおかしくないと思うのですが・・・。この分だとテレビ東京”ですら”ジャイアンツ戦の中継を減らすのではないか・・・なんて声も出ている様です。

自分が応援するチームの状態が芳しくない時、得てしてその指揮官に厳しい見方をしてしまうものですが、ジャイアンツ・ファンの一人として「岡田監督の評価がイマイチ高く無い。」様なのが実に不思議。総得失点差が殆ど無い中で、首位と0.5ゲーム差の2位にタイガースが居るのはJFKの存在だけでは無い筈。しっかりとしたヴィジョンを持ち、周りからバッシングされ乍らも鳥谷選手を起用し続けてレギュラー選手にした手腕。然る可き場面で、然る可き手をきちんと打てる采配。もっと彼の評価が高くて良いと思うのですが。これは落合監督にも言えますね。監督就任から3年間ずっと、チームが2位よりも下の順位が無いというのは立派です。

ハッキリ言って他チームのファンは、来年以降も原監督にジャイアンツの指揮官を続けて欲しいと思っている人が少なくないと感じます。それは彼が率いるジャイアンツはそれ程怖さを感じないし、仮に負けたとしても他の人間(例えば中畑清氏(笑)。)が指揮官を務めているよりは憎しみの度合いが小さいという思いが在るのではないかと思うからです。第一次政権下での解任劇も原監督に同情の集まる要因でしょうね。普通ならば「3年間全く同じミスをして、尚且つチームを立て直せない。」ので在れば、この時期に「原辞めろ!」という垂れ幕が球場に出てもおかしくないですから(苦笑)。
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読売の転落 (破壊王子)
2007-09-08 11:34:03
「ビジター用ユニフォーム」の胸文字の変更から始まったと個人的には思います。

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>ハニスポ様 (giants-55)
2007-09-08 11:56:25
書き込み有難う御座いました。

以前にも書いた事なのですが、原監督の頭の中には「理想の監督像=藤田元監督、良くない監督像=長嶋元監督」という考えが在る様な気がします。自分も歴代のジャイアンツ監督(勿論リアル・タイムで見て来た中でという意味ですが。)の中では藤田監督がベストだと思うし、”指揮官としての”長嶋茂雄氏の評価は低いのですが、唯、エンターテイナーとしての長嶋氏は結構評価しているんです。原監督が軽んじている様に思えてならない”直感”は、勝負師として非常に重要なファクターだと思うんです。「カンピューター」と言われましたが、長嶋氏はその直感を軽んじてはいなかったし、だからこそ「メイクドラマ」が実現出来たと。まあハッキリ言えば、あのメイクドラマも指揮官の采配ミスが続いた為、結果的にドラマチックな場面が最後に用意されたという面は在るのですが(笑)、そうで在ったとしても視聴率的には非常に高い数字を記録したのも事実。その意味でエンターテイナーとして長嶋氏を自分は高く評価する所で在り、残念乍ら原監督にはそういった”魅せる野球”も出来ていないという気がしています。

同じ思いを持っているジャイアンツ・ファンも少なくないと思うのですが、ジャイアンツはワンパターンな負け方が或る時期から多く見られる様になりました。「ジャイアンツが僅差で負けている展開で、『何でこの投手に?』と思う継投策に出て失点し、最終回に追い上げるも結局1点届かず。」といった様な内容。ファンが納得出来る様なオーソドックスな手を打たず、漫然と試合をこなしている様な展開での負け程、ファンを苛立たせ&愛想を尽かさせる物は在りません。ですから「視聴者の心証の悪さを払拭出来なくなり始めた。」というハニスポ様の御意見には全く同感です。

勿論、ジャイアンツというチームの無節操さ&長期的なヴィジョンの無さも、結果的に視聴率低落に繋がっているでしょうね。王さんが「TV局にとって視聴率が重要というのは判るが、これ迄散々プロ野球で良い目を見て来たのに、此処迄中継を減らすというのは腹立たしさを覚える。」といった趣旨の発言をされてましたが、その通りだと自分も思います。せめて日本テレビは、ジャイアンツと心中する位の覚悟でいて欲しかった。
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Unknown (toshi16)
2007-09-08 12:24:37
破壊王子さんの意見に賛成!
読売巨人軍×
東京読売巨人軍○
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>toshi16様 (giants-55)
2007-09-08 13:54:08
スポーツ評論家の玉木正之氏の如き教条主義者では在りませんが(笑)、プロ野球のチーム名で企業名が前面に出”過ぎて”しまうのには違和感を覚えています。それ故に当ブログでは意識的に「ジャイアンツ」や「タイガース」といった”愛称”でチーム名を記している訳ですが、地域名を入れる事によって「おらがチーム」といった意識を惹起させるスタイルが主流の中、ジャイアンツが「東京」を外したのは時代に逆行していたと言えそうです。
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