此の年、日本の首相は菅直人氏で、アメリカの大統領はバラク・フセイン・オバマ2世氏だった。
アラブ世界では2010年より「アラブの春」が続いており、「ムアンマル・アル=カッザーフィー大佐の殺害。」や「金正日総書記の死。」、「"なでしこジャパン"が世界を制した。」のも此の年だった。
非常に記憶に残っているのは、「此の年、"彼の日"の前日に坂上二郎氏が亡くなられた。」事。詰まり、「"二郎さん"は、"彼の日の恐ろしい光景"を見る事無く、旅立たれた。」訳だ。
此の年の彼の日、即ち「2011年3月11日」、「大津波や火災等により、東北地方を中心に2万2,325人もの死者・行方不明者が出た『東日本大震災』が発生した。」のだ。
彼の日から、今日で14年を迎えた。今年1月の記事「彼の日から30年」の中でも触れた様に、「1995年1月17日の『阪神・淡路大震災』発生以降、我が国で発生した『最大震度7以上の地震』は6回。(2024年迄の)29年間で6回という事なので、『約4.83年に1回発生』という計算になる。」訳で、我が国で暮らしている限り、大地震に遭遇する可能性は、決して低くは無いのだ。
「南海トラフ巨大地震」に対する警戒が叫ばれて久しいが、東日本大震災発生から14年を迎えた此の日、改めて地震への警戒を心に刻みたい。