銀幕大帝α

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魚介類 山岡マイコ

2012年07月14日 02時26分04秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
11年/日本/82分/ファンタジー・コメディ/劇場公開(2011/10/22)
-監督-
梶野竜太郎
-脚本-
梶野竜太郎

-出演-
*佐武宇綺…山岡マイコ
*高見こころ…葱野鴨子
*松下美保…山岡ユカカ
*加藤沙耶香…山岡コハル
*下村尊則…ビリー先生
*岡本信彦…茹田蟹幸
*吹原幸太…画描餅郎
*竹岡常吉…棒淵犬夫
*最所裕樹…ジェラート・ドバルデュ
*増田赤カブト…ユン・ハン・チェン
<ストーリー>
見た目は女子高生なのに中身は魚介類の山岡マイコは、彼女の第一発見者である鴨子と共同生活を始める。やがてふたりの前にさまざまな人たちが現れ…。

魚介類なのに
女子高校生!?


<感想>

こちらリクエスト頂きましたので、観させて頂きました。

冒頭2分弱のアクアブルーバックには正直焦った。
音声・音楽は流れているのに一向にブルーバックが切り替わらない。

DVDレコーダー壊れた!

と思っちゃいましたよ、マジで。

う~んと、全体的な雰囲気としてはOV並みの学芸会レベルです^^;
やたらとオーバーリアクションを取る人物がわんさかと出てきますし、変なコスプレ(特に中国料理人)してますし、台詞はギャグ風味ですしね、ちょっと寒い(笑)。
観れない事はないですが、苦笑いは生まれちゃいますね。

でもリクエスト頂いた方からもあった観てくれポイントである女の子達がすっごく可愛いです。
山岡マイコは出世魚なので、3段階に変化=演じる女の子も変るのですが、どの子もキュートでした。
常に水を体中にかけていないと駄目だという設定もあり、やんわり全身が濡れている辺りもはっきり言ってそそられますね~。

濡れ女。
何か良いです。
ドキッとしちゃうものは確かにありました!

自分的に好きなシーンはラストでの増殖した山岡マイコが海の中から一斉に立ち上がってくる所です。
幻想的且つファンタジックなシーンになっていて好きですねぇ。
これには「好い画を撮ったなぁ」と思わされました。

作品内容自体は特に褒める所が無い残念なものですが、女の子たちのチャーミングさに思わず目を細めてしまうような、そんな楽しみに似た感じの想いは抱けるんじゃないでしょうか。

今作の美女図鑑

第一形態の山岡マイコを演じた佐武宇綺ちゃん。
アイドルグループ「9nine」のメンバーでもあります。

私が女優の一人としても少女の一人としても大好きな川島海荷ちゃんも在籍してます。
楽曲も歌っている姿も一切観た事も聴いた事も無いですが^^;
佐武宇綺ちゃんは笑った時の表情が凄く良いですよ。
自分の目の前でこんな笑顔見せられたらムギューってしたくなるかも。

オフィシャル・サイト

評価:★★☆
12/07/12DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2012-04-25
メーカー:キュリオスコープ
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忍たま乱太郎

2011年12月22日 19時46分41秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
11年/日本/100分/アドベンチャー・コメディ/劇場公開
監督:三池崇史
原作:尼子騒兵衛

出演:加藤清史郎、林遼威、木村風太、平幹二朗、寺島進、山本耕史、古田新太、杏、中村玉緒、柄本明、石橋蓮司、山本裕典、竹中直人、中村獅童、檀れい、谷原章介、鹿賀丈史、松方弘樹

<ストーリー>
エリート忍者を目指して忍術学園に入学した乱太郎は、個性豊かな仲間たちと楽しい学園生活を送っていた。そんなある日、「四年は組」の斉藤タカ丸の家に刺客が現れ…。
<感想>
三池監督、悪ノリし過ぎ!

何も犬のうんこまでそんなリアルに作らなくても^^;

笑えるコメディと寒いコメディがこれでもかと入ってます。

何故か食堂のおばちゃん役の古田新太が、土井先生をしゃもじでおもいっきり引っ叩くシーンは爆笑しちゃった。
「お残しは許しませんえ」
と本気で殴る様が本気のコントみたくで噴き出しちゃいました。

後もちょこちょこ笑える所はあったけれど、ちょっとコメディ詰め過ぎ。
しかも下らないものから下品なものまで幅広いから、正直疲れたよ。

ハイテクとローテクな演出の使い分けは良いんじゃないっすかね。
例えば序盤での学園長登場シーンは爆風で忍たまたちが吹き飛ばされるんだけれど、「おほっ」て思わせる上手いCGの使い方をしている。
対して、終盤にある山道での競争は、本人はその場で駆け足、背景のセットがグルグル回っているだけで「何で今の時代に」て思わせる安っぽさを出していて微笑ましい。

本作の一番の見所は豪華な共演者たちでしょう。
よくまぁこれだけの大物俳優を集められたなって。
しかも皆が、元の姿が分からない位にメイク施されているし。
鹿賀丈史なんて気持ち悪過ぎる(笑)。
谷原章介に至っては覆面していて、声で何とか分かる程度。
でも突然、前振りも無く背景画をぶち破って登場してくるのはかなり美味しい。

変なメイクだらけの登場人物ばかりだけど、よくよく見たら結構アニメのキャラにそっくりなんだよね。
三池監督はこの辺には凄く拘るよなぁ。

まぁ何だかんだ言いつつも、原作愛に包まれた作品にはなっていますよ。
アニメが好きな方とかは楽しめるんじゃないでしょうかね。

それ以外の人は、有る程度覚悟して観た方がいいかもしんない。
ほんま、ばっかばかしい作品ですから(笑)。

オフィシャル・サイト

評価:★★☆
11/12/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-12-22
メーカー:電通
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SPACE BATTLESHIP ヤマト

2011年06月24日 23時18分14秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
10年/日本/138分/SFアドベンチャー/劇場公開
監督:山崎貴
主題歌:スティーヴン・タイラー『LOVE LIVES』

出演:木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、池内博之、マイコ、斎藤工、浅利陽介、田中要次、堤真一、高島礼子、橋爪功、西田敏行、山崎努

<ストーリー>
地球を滅亡の危機から救うため、惑星・イスカンダルを目指す宇宙戦艦ヤマトの戦いの旅を描く。
<感想>
豪華な出演者な割には配役が微妙な気がしないでもない。
森雪に黒木メイサ?
イメージがちょっと違う。
けど、ま、いっか。

元アニメも正直、殆ど観た事ないんだよね~。
大まかな人物、雰囲気なんかはパンチコ打って知った口。
あ、テーマソングは流石に有名だから知っているけれどね。

だから、まぁ比較するって事が出来なかったから、‘日本の最新技術を投入したVFX映画を楽しむ’という気持ちで観てました。

良く出来ているんじゃないですかね、VFX。
ちょっとした『スター・ウォーズ』みたいな宇宙空間での戦いは、下手なハリウッドSF映画に見劣りしない程の出来で、そこそこ見応えありましたよ。
これが世界に通用するかどうかは疑問だけれど、日本映画としては合格点を上げても良いと思う。

製作時間をかなり費やしたと言われている、ヤマトが地中から発進する場面は迫力満点で、悔しいかな、かなりテンション上がってしまいました。
只、ちょっとあっさり過ぎか。

後は・・・う~ん、映像としては凄いんだろうけど、それ程ワクワクするような場面は無かったかなぁ。

あ!アナライザー!!
後半で突如、巨大ロボ化して敵を撃ちまくるシーンはなんかカッコ良くてグッとくるものがありました。
だって、森雪のスカートをめくるだけが取り柄のスケベロボとしか私の中では(笑)。
それが、まさかウィンウィーンて変形して
「チキュウヲタノミマス」
と、最高の見せ場を作っちゃうんだもん、古代が突進するラストより泣けたね、うん。

最後に、やっぱりキムタクはゴローちゃんみたいにはなれていなかった。
顔は良いが要所、要所での演技に上手さが無い。
胸を熱くさせてくる為の何かが足りない。
だから感動もしない。
終わり方が良いだけに尚更残念です。

ワープ中に子作りしていた事だけは恐れ入りますが(爆)。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
11/06/24ブルーレイ鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-06-24
メーカー:セディックインターナショナル
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時をかける少女

2011年03月15日 00時06分56秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
10年/日本/122分/青春ファンタジー・ロマンス/劇場公開
監督:谷口正晃
原作:筒井康隆
主題歌:いきものがかり『ノスタルジア』
挿入歌:いきものがかり『時をかける少女』

出演:仲里依紗、中尾明慶、安田成美、勝村政信、石丸幹二

<ストーリー>
高校卒業を控えた芳山あかりは大学にも合格し、新たな生活に胸を弾ませていた。しかし母・和子が事故に遭い、彼女の願いを叶えるために過去にタイムリープすることに…。
<感想>
原田知世版は観ていないので比較する事も出来ず何とも言えませんが、思っていた以上に切ないラブ・ストーリに仕上がっていました。

まずアニメ版(傑作!)でも主人公の声を担当していた仲里依紗が素晴らしく良い。
コスプレさせたら今一番輝いている女優だと勝手に思っている私ですが、今作でのセーラー服姿も何とも可愛らしい♪
それだけじゃなく、やっぱり彼女の最大の特徴は場面毎に上手く使い分ける喜怒哀楽の表情。
特に

仲里依紗の泣き顔は最高に胸キュンさせられる

魔法の様な魅力的演技に満ち溢れています。

もうこれだけでバスに乗った涼太を追い掛けるシーンは泣きが入るんですが。

母の願いを叶えるべくタイムリープする話が軸と思いきや、過去で出会う涼太との仄かな恋模様がメインというのも鑑賞意欲を湧き立たせてくれましたね。
映画製作に熱中する純粋青年・涼太と、今時のイケイケ女子高生あかりのギャップの差が逆に2人の距離を縮ませており、時折見せる照れ隠しな表情が恋の裏返しとして観て取れて仄々とさせてくれます。

だから余計に、あかりが現代に戻り、涼太が作り上げた映画のフィルムを観て自然と涙するシーンには、涼太との思い出を消されても、心の奥底に眠る愛の結晶は決して消えないという‘想いの強さ’の勝り具合に惹き込まれて、絶妙な感動を呼び起こさせてくれるんですよね。

フィルムの中で背を向けて桜道を歩くあかりの姿がオーバーラップするラストも名シーンになっていて胸を熱くさせてくれます。

素敵な映画に仕上がっていると思いますよ。

安田成美の学生時代を演じた石橋杏奈もホリプロらしい清純そうな顔立ちの女優さんで、かなり好みでした。

若手女優陣の愛らしさも作品に貢献していると言えるでしょう。

難点を挙げるとすればタイムリープする際のわざとらしいCG描写かな。
あそこだけやけに安っぽい映像を見せられている様で幻滅しました^^;

オフィシャル・サイト

評価:★★★★
11/03/14DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2010-10-13
メーカー:アニプレックス
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BALLAD 名もなき恋のうた

2010年04月12日 21時35分35秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
09年/日本/132分/劇場公開
監督:山崎貴
出演:草なぎ剛、新垣結衣、大沢たかお、夏川結衣、筒井道隆

<ストーリー>
戦国時代にタイム・スリップした少年が、武将と姫の身分違いの恋をつなぐ。
<感想>
内気な少年が、タイム・スリップした先の戦国武将の姿に心動かされ、徐々に‘勇気’と‘男らしさ’を学び成長していく様を描いた感動巨編。

本作がリメイクでなければ、かなり感動的なものを味わえていたと思う。

元のアニメが大傑作なだけに、変にアレンジしなければそれなりに良い映画になる事は目に見えていましたが、流石に涙するまでには至らなかった。

ギャグアニメの主人公であるしんちゃんが、初めて人の死を目の前にし、大粒の涙を流して永遠の別れを果たし、男の顔になっていく。
ギャグアニメの中で“死”という題材を扱ったという事を事前に知っておらず、笑いの後に予想にもしなかった悲劇が突如訪れた事が衝撃的だった。
特にあのしんちゃんが真剣に大泣きするという姿が感動的で、思わず目から一緒になって涙した人も多いはず。
ギャグアニメだからという端からの思い込みを覆す作品完成度の高さには、誰もが認めざるをえないといった感があり、それが未だに大傑作と言われている所以だろう。

今作は実写化リメイクなのだが、基本的な流れはオリジナルと同じなので、先の展開は分かり切っている。
その中で、どのような形で我々に、あの感動を呼び起こさせてくれるのかが一番の興味点だったのだが、やはり一般の子供だと感動的なものはあっても流石に涙を流すまでには到達出来なかった。

しんちゃんだからこそ泣けるのであって、普通の子供だと、どうにも哀しい雰囲気が胸にまで伝わってこない。

前述したように、本作が全くのオリジナルストーリーならば、比較するような事や、分かり切って観るような事はないので、ラストに訪れる悲劇には素直に衝撃的なものを覚えてグッとくるものがあっただろう。

日本映画としてはとても良い作品の部類に入る事には違いないです。
けど所詮、傑作アニメのリメイク。
傑作が駄作になるパターンは良くあるが、傑作を超える傑作が生まれる事はまず難しい。

迷わず言いたい。

オリジナルを観る前に本作を観る事だけは出来れば止めて欲しい。

感動の度合いが全く違う事をその目で確かめて貰えれば、私の思いも理解して頂けるはずです。

最後に、大傑作アニメに泥を塗るようなリメイクになっていなかった事に対しては評価します。

オフィシャル・サイト

関連作:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(オリジナル)

評価:★★★☆
10/04/12DVD鑑賞
山崎貴 時代劇ファンタジー・ロマンス 草なぎ剛 新垣結衣 大沢たかお 夏川結衣 筒井道隆 斉藤由貴 吹越満 原恵一 映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」 DVD新作
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