銀幕大帝α

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[アパートメント:143]

2013年05月14日 01時44分07秒 | 洋画ホラー
EMERGO/APARTMENT 143
2011年
スペイン
80分
ホラー
劇場公開(2012/11/03)



監督:カルレス・トレンス
出演:
カイ・レノックスアラン・ホワイト
ジーア・マンテーニャケイトリン・ホワイト
マイケル・オキーフ『フローズン・リバー』Dr.ヘルザー
フィオナ・グラスコットエレン・キーガン
リック・ゴンザレスポール・オルテガ
フランセスク・ガリード霊媒ヘーゼルタイン
ダミアン・ロマンベニー・ホワイト

<ストーリー>
不可解な現象が多発するアパートメントに調査を依頼されてやって来た超心理学科学者チーム。やがて、そこに住む家族の隠された忌まわしい過去が明らかになり…。

これは自然現象だ。

-感想-

科学者チームが用意した機械の一つにボカシが掛かっていたのだが、逆に気になって仕方がないです。
もしかしたら物凄くショボイ機械なのかもしれない。
ボカシ無しでは見せられない代物だったりして。

POV形式のドキュメンタリータッチ作品ですが、この手の作品では有りがちな前置きがムッチャ長いってのが本作では無かったのは評価したいです。
開始数分から直ぐに怪奇現象が先ず音として出てくるので、その後も退屈させられる事無く次々と起きるポルターガイストを目と耳で楽しめる形にはなっていました。

ただ、ゾクゾクとする程の怖さが殆ど無いってのは考え物でして。
例えば父親に対して反抗期真っ盛りの娘さん。
この子がポルターガイスト現象の元凶だったってのはまぁ好しとして、目玉にピンポン玉入れてウガァーってなシーンは特殊メイクが酷すぎて笑っちゃったんだけども。
その子の部屋が終盤、台風の如く暴風警戒地帯になるのはまぁOKとしても、くの字にブラーンと宙に浮いてぶら下がっているだけじゃあねぇ、他作品でも良く観る描写なのでこれプラスもう一工夫オリジナリティな要素が欲しい所だよねぇ。

予告編にも入っていた連写カメラでのストロボ撮影で霊の姿が浮かび上がるシーンもね、アイデアとしは良いと思うの。
けどね、チカチカし過ぎで眼が痛いっ^^;
あのチカチカで3往復は正直キツいッス。
結局、我慢出来ずに目を擦っていたらお化けシーン見逃しちゃって巻き戻してもう1回観る羽目に。
一発勝負のビックリ映像を自身の不注意で2度観る事で驚き半減になってしまった私は負け組みですよ、えぇ。。。

80分の作品なんで、無駄なシーンが極力無くてその点ではそこそこに楽しめたんですけど、科学者チームが出した結論を全否定しちゃうようなラストシーンは正直「は?」ってなるのよねぇ。
このラストシーンがある事で、じゃあ本当の理由は何なのさ?ってなってしまうんだけど、製作サイドは単に観客を驚かせたくて意味も無く放り込んできたのかもしれないなぁ。
このシーンはオマケっていう感じで余り深く捉えないで良いのかも。
いやいやいや・・・そうじゃなくて、これはもしかしたら「超常現象に対しての人の考え出した結論なんて例えの一つにしか過ぎない」という皮肉が込められたラストなのかもしれない。

評価:★★★
13/05/12DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-04-06
メーカー:松竹

オフィシャル・サイト(日本語)

コメント (10)
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