銀幕大帝α

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鍵泥棒のメソッド

2013年05月15日 00時00分00秒 | 邦画コメディ
2012年
日本
128分
コメディ
劇場公開(2012/09/15)



監督:内田けんじ『アフタースクール』
脚本:内田けんじ
主題歌:吉井和哉『点描のしくみ』
出演:
堺雅人『ゴールデンスランバー』桜井武史
香川照之『映画 ひみつのアッコちゃん』コンドウ/山崎信一郎
広末涼子『GOEMON』水嶋香苗
荒川良々『龍が如く 劇場版』工藤純一
森口瑤子井上綾子

<ストーリー>
売れない貧乏役者と記憶を失った殺し屋。対照的なふたりの人生が、ある日ひょんなことから入れ替わってしまい…。

入れ替わった人生、大金の行方、そして結婚――
その先にはなんと、史上最高に爽快でトキメくラストが待っている!?


-感想-

デヴュー作『運命じゃない人』が衝撃的だった内田けんじ監督の劇場映画3作目。
否応無しに期待も膨らむものですが、こう言っちゃなんだが『アフタースクール』を含め、前2作程の「してやられた」感が然程味わえなかったのがちと残念ではありました。

それでも、入れ替わり・成済ましという桜井にとっては危険な展開の先に待ち構えていた“キューン”には思わず顔も綻んでしまうユーモアさがあり、ここは見事と言うべきかも。
まさかこんな危ない話が最後にはラブロマンスへと早変わりしてしまうとはね。

殺し屋と思われたコンドウだが、実は○○屋でしたってな裏設定が徐に暴露される辺りも、そっかぁ、道理で誰も死なないのねと納得の範囲。
死体は出てくるが、それらは全て偽死体ってのは流れの中に面白さを生み出しています。
「お前、ふざけてるのか」
え?そんなにもあっさりとバレちゃいました?的な桜井の挙動不審ぶりが笑えちゃう。

二転三転となるストーリー構成の妙さは流石の内田けんじ監督だからこその得意分野発揮といった所でしょうね。

2時間しっかり魅了される物語ですが、前述したように「ひょえー」と膝を打つまでの驚きをどんでん返しの中に抱かされなかったので、そこに一番期待した者としては結果的には「まぁ面白い映画ではあるよね」で観終えちゃったのが傑作評価に繋がらなかった大きな要因かもしれない。

車の警報音を胸キュン音に引っ掛けているアイデアは素敵でした。

後、これはあくまでも個人的な事なんですが、どうにも堺雅人がたまに見せる“ひょっとこ顔”に腹が立ってしょうがない(笑)

評価:★★★☆
13/05/13DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-05-10
メーカー:クロックワークス

オフィシャル・サイト

関連作:
『LUCK-KEY/ラッキー(2016)』(リメイク)
コメント (10)
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