銀幕大帝α

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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

2017年01月22日 14時37分07秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
THE BFG
2016年
アメリカ
118分
ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー
劇場公開(2016/09/17)



監督:
スティーヴン・スピルバーグ
製作:
スティーヴン・スピルバーグ
フランク・マーシャル

原作:
ロアルド・ダール『オ・ヤサシ巨人BFG』
音楽:
ジョン・ウィリアムズ
出演:
マーク・ライランスBFG
ルビー・バーンヒルソフィー



<ストーリー>
ロンドンに暮らす、好奇心旺盛な10歳の少女・ソフィーは、ある真夜中に窓から侵入した“巨大な手”によって巨人の国に連れ去られてしまう。

小さな少女でも、世界は変えられる。
大きな友達と、勇気さえあれば…


-感想-

ずっとアニメ映画だと思っておりました(笑)。
実写とCGを組み合わせた映画だったのね。
BFGの家で初めてソフィーの体を掴んで歩き回るシーンの合成に若干の違和感を抱いたけれども、全体的には巧く丁寧に作られています。
人間の街を訪れた時のBFGの隠れ方が絶妙で面白いよね。

しかしこういうあからさまに弱者を大勢で虐めるという描写は余り好きにはなれない。
けどこれがあっての女王を巻き込む形で「仕返し」するといった爽快感が最後には生まれるのではありますが。
BFGが良い巨人過ぎて、虐めを受けるシーンは流石に気分が悪くなったけれども、心優しき少女ソフィーとの微笑ましい交流には害された気分を浄化させてくれるものがありました。

その少女ソフィーを演じた子役ですが、個人的には子役図鑑入りする程の可愛さを感じなかったものの、孤独な者同士で慰め励まし合う為の「ピュアな相手」としてはとてもキュートな存在。
書き方に矛盾があるかもだが、私が言いたいのは小さなヒロインとしての扱われ方に愛らしさを感じたんだよね。
あ~なんとなく分かる!と少しでも自分の気持ちが伝わってくれればそれで善し。

アイテムとして好きだったのが、逆炭酸飲料の「プップクプー」。
ゲップの代わりに放屁が出る、ある意味恐怖の(笑)爆発飲料水。
BFGが開発したこの飲み物を女王陛下の元へ手土産で訪れ、皆に振舞うのですが、どんな効果が出るのか知るはずもなく、かんぱーい!とがぶ飲みした結果。

ん・・・んん??ボヒーーーー!!

わんこの表情には和んだ。

そして放屁発射して滑り飛んで行く様に笑った。
動物好きならニンマリなユーモアでしたな。

天下のスピルバーグ作品として観ると少々印象としては残り難い作品でしたが、それでもそこは少年・少女に夢と希望と平和的な感動を与えるスピルバーグ。
安心して観れる、観せられるといった点を考慮して評価甘めに。

評価:★★★☆
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