銀幕大帝α

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新喜劇王

2020年08月30日 21時16分49秒 | 亜細亜ドラマ
新喜劇之王/THE NEW KING OF COMEDY
2019年
香港/中国
90分
ドラマ/コメディ
劇場公開(2020/06/01)



監督:
チャウ・シンチー
『人魚姫』
共同監督:
ハーマン・ヤウ
製作:
チャウ・シンチー
脚本:
チャウ・シンチー
出演:
エ・ジンウェンモン
ワン・バオチャンマー



<ストーリー>
映画女優になる夢を抱くモン。しかし、回ってくる仕事は顔すら映らない端役ばかり。そんなある日、モンはかつてのスター俳優・マー主演の超大作に出演することになるが…。

―感想―

チャウ・シンチー自らがセルフリメイクした作品とのことですが、オリジナルの方は未見。
一つのサクセスストーリーやね。

ちょっとしたことが切っ掛けで再ブレイクを果たしたマ―先生の一言「諦めるな!」これが大事。
モン自身もその言葉を他の女優志望の女性に与えることで、きちんとアドバイザーとしての役割を受け継いでいたね、この子芯からは良い子なんだけどなあ、少し図々しい(笑)。
まあその熱意が結果的には賞を貰える程の大女優へと出世することに繋がった訳だから、何事にも必死に食らいつく気持ち、諦めない気持ちが必要なんだよね。

モンのお父さんが面白かった。
なんだ、ツンデレかっwて。
娘想いの素敵なお父さん。
見守り隊というか、父子の垣根を超えた一人のファンともいうべきか。
でね、俺は思ったのよ。
この映画での最高の演技賞はこのお父さんでしょ、と。
娘が晴れ舞台に立てた事と、どん底のエキストラからここまで立派に女優として成長出来た姿に、感情が抑えられなくなって声を出さず顔をくしゃくしゃにして号泣をしていたのだが、その泣き方がもうこっちまでもらい泣きしそうな位に上手いんだ。
あの泣き顔には参った。
お父さんの気持ちが痛い程伝わって来て、俺まで感傷的になっちまったなあ。

シンチー監督は女優に特殊メイクをするのが好きな人なのだが、本作ではモンがシャクレにされていた(笑)。
あのままゴリラ化してたらどうなったんだろ、てそっちの方が凄く興味あったけどw

評価:★★★☆
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関連作:
『喜劇王(1999)』

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