モンスター・パーティ

MONSTER PARTY
２０１８年
アメリカ
８９分
ホラー
R15
劇場未公開



監督：
クリス・フォン・ホフマン
出演：
サム・ストライク
ヴァージニア・ガードナー
ブランドン・マイケル・ホール
キアン・ローリー
ロビン・タニー

＜ストーリー＞
空き巣で小銭を稼ぐキャスパー、友人のアイリス、その彼氏ドッジの3人組。ある日、キャスパーはギャンブル依存症の父親が抱えた借金を返済するため、大胆な犯罪計画を持ちかける。それは丘の上にある豪邸の大金を盗むというものだった。



―感想―

よくもまあこんな内容の映画を撮ろうと思ったよなあ。
無茶苦茶だよ、今までこういうの余りなかったかのような展開。

パーティの席で１人ずつ「私は依存症です」と告白していく参加者達。
観ているこっちは何の“依存症”なのかと気になる訳なんですよ。
急に一家の長男が狂った様な表情で黒人青年を無惨に殺しまくるし、「血を求めている」とか言い出すしで、題名にある「モンスター」てのから、もしかして吸血鬼とかの話？と思ったんですが、なんとこれ「殺人」依存症が集まったという設定！！

そうとは知らず、大金強奪目的でアルバイトに成り済ましこの豪邸に入った３人の男女が、この狂った殺人依存症軍団に襲われまくる＆反撃に転じる、そう「人は誰でも場合によっては殺人鬼になり得る」的な事を暗喩したかのような映画。
強盗はするけど人を殺した経験はない主人公が、この豪邸での地獄の様な体験をした上で、生き延びた後でのラストでは日本刀を持ったまま、自分の父親が軟禁されている借金取りのアジトへと乗り込み、そこに居た者達を片っ端から斬りまくる！
如何にも「もう俺は無敵だ！」と言わんばかりの佇まい。
つか、日本刀最強。

R15指定の作品だけあって、かなりエグイ描写が度々登場。
盗みを企む３人組の中の少女（一応ヒロイン的存在）も顔面破壊されちゃうのよね、てっきりこの子も主役の青年と一緒に最後まで戦いに耐えるのかと思っていただけに、その無惨な死に様も含め衝撃的だった。
兎に角豪邸に集った全員でレッツ！バトルロワイアル！な流れが中盤以降怒涛の流れで続いていくので、人によっては疲れるかもしれないが、ホラー映画好きなら「とんでもねえなこの映画」とちょっとワクワクしながら観れるかもよ。

評価：★★★
２０／１０／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日：2020-10-07
メーカー：プルーク

コメント