TOXIC PARENTS
2022年
韓国
104分
サスペンス/ミステリー
R15+
劇場公開(2024/04/06)
監督:
キム・スイン
脚本:
キム・スイン
出演:
チャン・ソヒ・・・ヘヨン
カン・アンナ・・・ユリ
チェ・ソユン・・・イェナ
ユン・ジュンウォン・・・ギボム
オ・テギョン・・・オ刑事
チョ・ヒョンギュン・・・ユン刑事
<ストーリー>
優秀な高校生・ユリは、母・へヨンの度を超えた教育と執着に悩まされていた。ある日、学校に行かず姿を消したユリが遺体となって発見され…。
あまりにも強すぎる母の愛が、
彼女を壊していく――
―感想―
ある意味本作の要である人物が、開始早々に自殺遺体として発見されるという衝撃。
そこからどうしてこんな事になったのか、色んな人物の視点から紐解いていく展開に目が離せなくなる。
もうね絵に描いたような毒親なんよ、見た目からして。
ようこんなピタッと当てはまる女優を探してくるものだなと、ちゃんとそういう役に合った女優が居るてのも凄い。
あんな母親だったら俺でも気が狂いそうになるかもだし、精神科に頼りたくなる気持ちも分かる。
重たい内容だし、鑑賞し続けるのが相当しんどくなるけれど、それでもストーリーの作りが上手いのか、演者が見事なのか、物凄く引き込まれる作品だった。
ここまでリアルに描けれるてのも韓国映画の魅力。
同じ題材で日本人が作ったとしても、まるで別物の作品が出来ちゃうんだろうなあ(悪い意味で)。
毒親は少女の母親だけとは限らず、彼女の相談役も担っている担任の先生でさえも、家族の中だと除け者扱いされているてのがね、至る所に毒親は存在しているという韓国社会の現実を突きつけられた感じがしました。
学校の先生なんて立派な職業だと思うけどねえ、何がこの毒親は不満なのか。
食べ物は粗末にしちゃいかんけど、先生が糞親父に対して顔面ケーキみたく思い切りぶちまけるシーンは正直スカッとはした。
マジで苛々としたものこの糞親父。
少女の夢「お母さんのお母さんになって愛してあげたい」
なんかそれ聞いた瞬間、胸がズキッと痛くなったわ、なんて優しい子なんだ、て。
子に向けた愛の表現も色々あるだろうけど、行き過ぎた愛は、その子を不幸にしちゃうんだなと、その点も踏まえても観ている間、観た後に結構考えさせられる物語ではありました。
とまあ、作品そのものは個人的には映画として面白く観れたんですが、このDVD仕様に多くの問題点がありまして。
先ず、字幕の文字が小さい。
しかも白字が背景と同化しちゃって読み辛いのなんのって。
他には、早送りは出来るけど、スキップが出来ない。
更にはなんとこれ、メイン画面が存在しない!
なのでチャプターでの鑑賞が不可。
やる気ねえだろこの販売メーカー。
評価:★★★★
24/10/27DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2024-10-02
メーカー: シグロ
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