銀幕大帝α

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2022年11月27日 17時53分23秒 | 洋画ホラー

POSSESSOR

2020年

イギリス/カナダ

103分

サスペンス/SF/ホラー

R18+

劇場公開(2022/03/04)

監督:
ブランドン・クローネンバーグ

脚本:
ブランドン・クローネンバーグ

出演:
アンドレア・ライズボロー・・・タシャ・ヴォス
クリストファー・アボット・・・コリン・テイト
ロッシフ・サザーランド・・・マイケル・ヴォス
タペンス・ミドルトン・・・エヴァ・パース
ショーン・ビーン・・・ジョン・パース
ジェニファー・ジェイソン・リー・・・ガーダー

<ストーリー>

第三者の人格を乗っ取り、殺人を行う遠隔殺人システムで任務を完遂する女暗殺者・タシャ。しかし、ある任務をきっかけに彼女の中の何かが狂い始める。

殺意は潜伏し、
時を待って噴出する。

―感想―

他人の手を借りないと「脱出」出来ないなんて工作員としてはダメ過ぎでしょ。

その仕事、向いてないじゃねえのと思ってしまったんだが。

銃口を口に突っ込むけど全然撃つ気が無いからすっげえ観てて苛々した(笑)。

それよりも体乗っ取られる男が就いている仕事の内容がぶっ飛び過ぎて、そっちの方が気になったわ。

しつこく体中をナイフで突き刺したり、無駄に顔面を破壊させたりと、描写的にエグイものが点在しており、それを凝視出来るのか、目を逸らしてしまうのかで作品に対する好き加減も変わってくるかも。

意味深な台詞の応酬、訳ありなフラッシュバックの連続、この辺の独特な描き方は鬼才で変態でもある父デヴィッドからの影響を少なからず受けているんだろうなと感じざるを得ない。

蛙の子は蛙であり、変態の子は変態なのである。

個人的には親父の作品はすっげえ好きなのだが、息子の(処女作『アンチヴァイラル』は未見)長編2作目となる本作を観た限りでは物語の組み立て方や、話の展開の見せ方に少々荒さ(粗さ)があるかなあと、まあ親父も良く分らん内容の映画を撮るけど、観客の目を引っ張り込む作品としての芸術性の高さがあり、やや強引ながらも妙に説得力を持たせる演出の巧み、みたいなのがあるんだよねえ。

息子はそこまでにまだ追い付けてない印象は抱いたなあ(なんか色々しつこい、くどい)。

評価:★★★

22/11/27DVD鑑賞(新作)

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メーカー: ハピネット・メディアマーケティング

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