CIRCLE LINE
2023年
シンガポール
80分
ホラー/アクション
劇場公開(2023/07/14)
監督:
J・D・チュア
出演:
ジェセカ・リウ
アンディ・チェン
ピーター・ユー
パトリック・ペイシュー・リー
<ストーリー>
終電で帰宅する乗客を乗せた地下鉄が突如制御不能となり、使われなくなったトンネルへ進入する。停車したその場所は、未知の怪物の巣窟となっていた。
―感想―
怪物にさらわれた息子を探し出し身をもって守ろうとする姿と、怪物にも子供がおり何かと気にしている姿、この二つが対になってるんやね。
だからクライマックスでの主役である母親の言葉に重みがあり説得力がある。
絶対に自分が犠牲となっても我が子の命だけは救うという母としての強さ、逆に子供はほったらかしにし人間を襲う事に躍起となっているだけの怪物。
この時点で勝算は人間側に軍配。
怪物を自分に集中させながら、隙が出来た瞬間、怪物の子を火だるまにさせる作戦はお互いに子を持つからこそ瞬時に生まれたアイデアと言っても良いでしょう。
仮に向こうが1匹だけだったら、又違う考えを思いつかないと勝ち目は呼び込めなかっただろうなあ。
てっきり中国映画なのかとばかり思っていたが、珍しいシンガポールの映画でしたか。
怪物のCGクオリティはシーンに自然と溶け込み全く違和感のない出来。
パニック的には、停車した電車に怪物が窓から入り込み、取り残されていた乗客を血祭りにあげるのがピーク。
後は人間ドラマと少しのアクションに割り振りさせた怪物映画って感じでした。
動物を飼うのは勝手だが、手に負えなくなったからといって捨てる勝手は許さないぞ、そんなメッセージ性を入れている様で余り関係ないような気もする、その辺の描き方が浅い。
評価:★★★
23/10/15DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-10-13
メーカー: ツイン
情報<カリコレ2023>