銀幕大帝α

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メトロ42

2016年04月25日 20時27分00秒 | 洋画アクション
METRO
2012年
ロシア
131分
アクション/サスペンス/パニック
劇場公開(2014/05/17)




監督:
アントン・メゲルディチェフ
脚本:
アントン・メゲルディチェフ
出演:
セルゲイ・プスケパリス
アナトリー・ビェリー
スヴェトラーナ・コドチェンコワ
アンフィサ・ヴィスティンガウゼン
アレクセイ・バルドゥコフ
カテリーナ・シュピツァ
ヤロスラフ・ザルニン




<ストーリー>
ラッシュアワーのメトロ42号車輌。モスクワ川の底が崩落し、大量の水が地下鉄に押し寄せる。アンドレイとその幼い娘、そして偶然にもアンドレイの妻の浮気相手も同じ電車に乗り合わせていて…。

"『メトロ42』予告編" を YouTube で見る


-感想-

ロシア映画の威信をかけて製作された壮大なパニックアクション大作。
これまで余りロシア映画に触れる機会はそうは無かったのだが、これはかなり面白かった。
というよりも上手く作られていたと思う。
特に地下鉄内に水が大量に流れ込んでいるのを運転手が見つけ急ブレーキを掛けた為に、車両が一斉に脱線し車内の乗客が無惨にも吹き飛ばされていくシーン。

この悲惨な状況をスローモーションを駆使してじっくりと映し出した事は観る人の不安と恐怖を煽る事にも成功しているので、演出としては完璧でしょう。

多くの乗客が脱線の衝撃で死に、生き残った乗客は水浸しの線路を駅に向かって一目散に逃げ出すのだが、レールには電気が流れているってのがまた次の不安に繋がりドキドキ。
運悪く次の地下鉄車両が来ていた為に中々電気を落とす事が出来ない。
バックして駅に戻る車両の後から水から逃げる様にして走ってくる事故車両の乗客達。
後続車両が駅に着かないと電気を落とせないという管理室員の苛立ちが私にもビンビン伝わってきて、緊張で手に汗を握ってしまう程。

主人公となるアンドレイと他6人は電気が落ちた後に車両から脱出。
しかし流れ込む水はどんどん増して行き、終いには水圧で切り離された車両が大量の水と共に彼らの後方から迫って来た為に一目散にたまたま見付けた昔の防空壕へと危機一髪で逃げ込むが、今度はそこから脱出出来なくなってしまう。

助けを呼ぶ為に携帯電話の電波が届く様にとあれこれ試し四苦八苦するアンドレイ達の姿、生存者がまだ居ないかと捜索に入る救助隊員の姿。
二組の姿を交互に見せながら、果たしてどういう形でアンドレイ達は助かるのかを、ただひたすら息を凝らして見つめる後半にダレ場は一切用意されていない。

家族愛をひっそりとテーマの一つとして取り入れてはいるが、純粋にパニックものとして鑑賞するのがこの映画の正しい観方でしょう。
アンドレイと不倫男との間にあるゴタゴタよりも、偶然の出会いで仲良くなったガイドの青年と喘息の持病を患っている女性とが、事故からの生還を目指して協力し合う一連の流れの方が要注目。
電車に乗るまでは見知らぬ者同士だった2人が事故を機に助け合い徐々に恋の距離を縮めていく過程には目尻が下がりますよん。
なんてたって好青年と美人女性ですから!

軽く2時間超えの超大作ですが、全く時間の長さが気にならない位に話の展開が面白く、夢中で観れた作品でした。

今作の美女図鑑
ガイドの青年が一目惚れする喘息持ちの美女アリーサ。

彼女、2度ほど喘息用吸入器を無くすのですが、その度ガイドの青年が俺に任せろ!と時には水の中に潜ったりして探し回るってのが同じ男としても超惚れる。
まあ私も病弱で可愛い子には弱い人間なので、ガイドの青年が取った行動全てに「よくやった」と心の中で褒めちぎりましたよ。
こういう運命的な出会い、私にも起きないかしら。

評価:★★★☆
16/04/25DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2014-08-06
メーカー:エイベックス・ピクチャーズ

オフィシャル・サイト(日本語)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろかった (ミス・マープル)
2016-04-26 16:56:51
これはおもしろかったですね。
単なるパニックムービーかと思ったら、人間ドラマもしっかり組み込まれていました。
鉄道オタクの知識は絶対に活用されると思いました!
返信する
Re:おもしろかった (ヒロ之)
2016-04-28 03:07:36
こんばんは!
スマホから失礼します。
コメント&TBありがとうございます。
ドラマ部分もアクション部分も上手く作られた作品でしたね。
主人公と不倫男の争いは正直どうでも良かったです。
その代わりにガイドとお姉さんの助け合いが印象に残りました。
返信する

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