銀幕大帝α

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エクソシスト 信じる者

2024年02月23日 16時07分02秒 | 洋画ホラー

THE EXORCIST: BELIEVER

2023年

アメリカ

111分

ホラー

PG12

劇場公開(2023/12/01)

監督:
デヴィッド・ゴードン・グリーン

『ハロウィン THE END』

製作:
ジェイソン・ブラム

製作総指揮:
デヴィッド・ゴードン・グリーン

原案:
デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本:
デヴィッド・ゴードン・グリーン

出演:
レスリー・オドム・Jr・・・ヴィクター・フィールディング
リディア・ジュエット・・・アンジェラ
オリヴィア・オニール・・・キャサリン
ジェニファー・ネトルズ・・・ミランダ
ノーバート・レオ・バッツ・・・トニー
アン・ダウド・・・アン
エレン・バースティン・・・クリス・マクニール

<ストーリー>

ヴィクターは妻を亡くして以来、一人で娘アンジェラを育てている。ある日アンジェラはキャサリンと森に出かけたきり、行方不明になるが、数日後に発見される。しかし、その日から彼女たちの様子がおかしくなり…。

比類なき恐怖が目覚める。

悪魔の嘲笑(わらい)が響き始める――

―感想―

1973年の『エクソシスト』、これの正統な続編として製作された作品で、なんでも3部作になるとかなんとかを聞いたような記憶が。

しかし思ったよりも本作の評判宜しくなかったようで、3部作の企画が頓挫したてのも何処かで見たような記憶が。

言うても初代『エクソシスト』はオカルト界の重鎮、大傑作ですからねえ。

それの続編となると自ずとハードルも上がる訳で、観客も初代を意識して観る事にもなるから、両者比べちゃうとそりゃあやっぱり見劣りしちゃうのは仕方がないか。

大傑作の続編を今になって作るという製作サイドの意欲は買うが、匹敵する程の怖さ、面白さになっているかと言うと、私自身もちょっと首をかしげてしまう。

只、決して目も当てられない程の酷さにはなっておらず、悪魔に取り憑かれた2人の少女の演技力は凄まじかったし、首がぐるんっと回転する初代をリスペクトしたと思われる演出が観れたのは嬉しい。

儀式に参加するのを躊躇っていた神父が満を持して、どーん!と(文字通り効果音もドーンだったw)登場した時は、参加者の視線同様私も最強の助っ人キター!!とワクワクさせられたもんだ。

が!速攻退場しちゃったのには啞然としちゃったし、多くの鑑賞者が絶望も感じたんとちゃうかな(しかも神父の殺され方がエグイ)。

こんな状況で、どうやって解決するのかに一点集中してしまうが、親の懇願とは裏腹に、そういう結果になるのか!と、その辺の驚き、悲しみは強く感じさせれましたね。

正統な続編なだけあって、『エクソシスト』にまつわる台詞も出てくるし、何より主要キャストだったリーガンとその母親が本作にも出演しているてのは魅力。

本編での母と子としての関係同様に実生活でも『エクソシスト』共演以降、疎遠状態でもあった母役エレン・バースティンと少女リーガン役リンダ・ブレアがラストの目玉として再会を果たします。

実はこのシーン、監督の粋な計らいでエレン・バースティンだけではなくスタッフの多くにもリンダ・ブレアがセットの病室に訪れる事は伏せられてた様で、だからあの2人の嬉し涙から繋がる抱擁は演技ではなくリアル!

監督としてはしてやったりで、演技以上のものが引き出せたし、撮影の場に居た皆が「本当」の再会に胸を打たれたそうですよ。

まさか本編の結末ではなく、特典にあった「舞台裏映像」で私までもが感動させられるとは思わなかった(笑)。

評価:★★★☆

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関連作:

『エクソシスト(1973)』

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