著者 :鈴木ユウヘイ, 宝依図
出版社:講談社
ストーリー概要:
駅や電車内を徘徊している、駅員の格好をした奇妙な風貌の男。
正体不明の男の姿が見えてしまった者は、
恋人の周とのつつましいキャンパスライフを送っていた女子大生・
駅の構内、プラットホーム、更には電車内にまで謎のバケモノが現れ、乗客を殺めていくミステリーホラー作品。
バケモノの姿が見える者(霊感が強い)が執拗にターゲットにされ、追い掛け回されていきます。
その中の一人が女子大生の月子で、元カレに助けを求めるも相手にされず。
しかし、その元カレも何故だか同じく見えるようになり、バケモノは彼に狙いを定めるのですが、例え元カレであろうとも、昔は愛し合った仲というのもあり、月子が彼を異世界から助け出す為に、自身の勇気と能力を使って立ち向かうという流れ。
駅員の何人かは既にバケモノの存在を把握しているようですが、その駅員には目もくれないのね。
駅長達が霊媒師の少女を呼び、お祓いをお願いする他所で、月子はデブでヲタク気質の青年(実は特殊な能力を秘めており、一気にパワーを出し切ってしまうとデブからイケメンへと変わるw)や、バケモノに殺され霊となり駅をさ迷っていた女子等を味方に付け、霊媒師が張った結界をぶち破って、元カレを救出。
そして遂にバケモノと対峙することになる。
何故そのようなバケモノとなったのかは最終巻に描かれております。
結末は意外と呆気ない形だったかなあ、まあある意味、バケモノを改心させれたという感動的な落ち着き具合には賛否両論ありそう。
ストーリー的には程好い緊張感を持たせており、一気に読ませる力はあると思う。
先が気になる、てのもあって私はラストまで間開けずに読破しましたが、月子がバケモノに対して起こした行動とオチがちょっと意味分からんかったなあ。
というかその最終カット、蛇足?
2024年2月時点で全3巻発売中!
ストーリー・・・3
キャラクター・・・・4
お色気・・・0
残酷さ・・・3
絵の上手さ・・・4
総合・・・3
(5段階評価での独自採点)
↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!