銀幕大帝α

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CUBE 一度入ったら、最後

2022年03月03日 16時59分30秒 | 邦画ホラー
2021年
日本
108分
サスペンス/ホラー
劇場公開(2021/10/22)



監督:
清水康彦
原案:
ヴィンチェンゾ・ナタリ
コンセプトデザイン:
カイル・クーパー
主題歌:
星野源『Cube』
クリエイティブアドバイザー:
ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:
菅田将暉後藤裕一
甲斐麻子
岡田将生越智真司
田代輝宇野千陽
斎藤工井手寛
吉田鋼太郎安東和正



<ストーリー>
謎の立方体の中に突然閉じ込められた男女6人。彼らは知恵を絞って数々の殺人トラップをかいくぐり、自分自身と向き合いながら命懸けの脱出を目指すが…。

死のトラップ迷宮。
生きて出られるか。


―感想―

これが脚本から何まで全部オリジナルなら日本映画にしてはアイデアとか頑張ったなと及第点は与えたい。
だがリメイクとなると話は別だ。

内容とは関係ないが、レンタル版にも使われているジャケット。
センス無さ過ぎ。
こういう人たちが出ているんですよ♪
そんな宣伝なんかいらん。
映画ファンて出演者目当てに映画館までわざわざ足を運ぶのか?
そうじゃないだろ、中身で勝負せえよ、と。
何この、話気になるポスターは!位のセンス良い図案を考えろての。

で、本作だが、キャラクター個々の背景が薄い。
オリジナル版は(随分前に観たので記憶が散漫だが)確か何かしらのバックボーンを持っていたはず。
それらが剥き出しにされた時に、人間同士の争いなんかに恐怖を感じたものだが、リメイク版ではその辺がキャラクターによっては希薄。
岡田将生演じる越智なんてキャラ設定が全く掴めない。
それ以前にえらい苛々させられるだけの人物としか目に映らず、映画観ていて苛々させるなんて、つまらないの次に苦痛。
越智の存在だけで鑑賞の楽しみをぶっ壊している感じよ。

斎藤工が演じる井手だけがまともそうに見えたのだけど、早く帰りたいと言う理由が明確にされないまま死亡。
こういう手抜きなキャラ立ちをさせているから誰かに感情移入することも無く、だから例え命落としても取り残されても裏切られても俺の心が揺らぐことはまっーーたくなかった。

他にも各々の才能を使い、皆で協力しつつ脱出を目指すというオリジナルにあった設定すらも弱めてしまい、菅田将暉が1人カツカツとシャツのボタンを使って床とかで計算しているだけの印象しか残らず。
他の人物はその間、壁の隅っこで休んでいるだけだよ?
ここから出る気あるのかよて思うんだわ。
子供を出したりアンドロイド?を正体として見せたり、オリジナルにない要素を足してはいたが別に展開が良くなったという感じはしない。
無事、脱出となるラストも、この流れならそうなるよねと予想は出来る極平凡なもの。

ほんま、日本て他国の映画をリメイクするの、ドヘタだわ。

唯一、俺の心が響いた点、それは杏さんが、えらい美人だった、以上です。

評価:★★☆
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関連作:
『CUBE(1997)』(オリジナル)

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