銀幕大帝α

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恋するけだもの

2022年03月02日 14時47分49秒 | 邦画アクション
2020年
日本
86分
アクション
劇場公開(2020/12/04)



監督:
白石晃士
『地獄少女』
脚本:
白石晃士
編集:
白石晃士
出演:
田中俊介中田宙也
宇野祥平江野祥平
上のしおり尾神栞
木村知貴瓜生万
細川佳央風見風
大迫茂生ジロー
久保山智夏窪千花
金子鈴幸金子真行



<ストーリー>
普段は気弱な青年・宙也にはもうひとつの隠された人格があった。彼を狙う同僚たちや謎の女装男・江野祥平との三つ巴の愛の戦いが始まる。

―感想―

「人を殺して人生を豊かにしよう」

なんちゅう社訓やねん(笑)。

か弱い女にバケモンて何やねん!

いや江野祥平、そもそもお前何者やねんて。
銃弾全部スコップで弾くとか人間ちゃうやろ。
股間もどうなってるんや、敢えて見せない所に監督の意地悪さを感じるわw
でもその想像だけで、人間じゃない不気味な何かを予感させるてのが上手いやね。

江野祥平が言っている事全部が無茶苦茶だが、内容自体もぶっ飛んでいた。
『恋のクレイジーロード』を監督自らリブートしたてのは聞いてたけど、まさかあの超短尺からここまで話を斜め上に広げているとは思わなんだ。

江野祥平を演じた宇野祥平さんの演技力は言わずもがなだが、宙也を演じた田中俊介の演技力も見事だった。
表と裏、二つの人格の使い分けが絶妙。
急に体全体をボキボキ鳴らし始める瞬間のこれから起きる事に対しての期待値の高さは半端ない。
つか、他の白石組の役者さん(大迫さんとか)の存在感も際立ってるんだよなあ。
出演者全員が自分の仕事をきっちり果たしてるてのが凄いんだ、これもうスタッフ含め皆が思い切り楽しんで撮影に参加しているだろ、絶対に間違いない(この輪に俺も混じりたいて本気で思った位)。
因みに俺、上のしおりちゃんにえらい惹かれた、尾神栞というサイコ女がキャラとしてタイプだったのかもしれん。

某消費者金融のCMじゃないけど、そこに愛はあるんか?

手を繋いで楽しく歩いている2人を見ていると、俺の心も自然とハッピーでした。
バケモノ同士、末永く愛し、いや仲良くやっていって欲しい(笑)。

白石監督は商業用映画も良いけれど、こういった所謂インディーズ寄りの作品を撮っている時の方が(やりたい放題出来る環境による)他の人には無い尖った面白味に溢れたアイデアを才能として存分に発揮している様に感じる。
先ず全員の役者に魅せられ、その流れに感情を任せながら内容にも魅せられる。
とんでもねえ傑作だよこれ!

評価:★★★★
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関連作:
『恋のクレイジーロード(2018)』

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