著者 :中西鼎, あきま
出版社:集英社
ストーリー概要:
義人――それは、意識のない有機物製のロボットである。 人間が義人を奴隷化し使役する、23世紀の東京。特殊公安警察に父を殺され、一人で暮らす少年・リアハの元に、逃走中の不思議な軍用義人の少女・マリーが現れる。二人はある事件をきっかけに、義人の秘密、そしてこの世界が秘める闇に巻き込まれてゆく…!
ロボット少女と独り身の少年とのほのぼの同居生活ストーリー。
ではないです(笑)。
まあほのぼのという部分に偽りはないが、それは平和な時の描写であって、ヒロインのマリーが闇組織や公安警察に狙われ襲撃される状況になるとガラリと雰囲気は変わり、殺伐としたアクションへ。
普段の賑やかなマリーから戦闘モードに切り替わる殺意剥き出しのマリー、この辺の使い分けが面白い。
一度戦闘モードに入ると、容赦なく殺害しちゃうし、その殺され方も割とエグイ。
体から鋭い触覚タイプのナイフが飛び出し、主にそれを用いて戦う描写はアクション性豊かに描かれています。
逃げる事も一つの選択肢となっているので、少年リアハと少女マリーとの逃避行、とも言えるかも。
リアハは公安警察によって父を殺された過去がある為、マリーを追う彼らには恨みつらみを抱いていますから、父の復讐を果たし、マリーを捕えさせない、殺させず守り抜くのが目的となるのかな。
マリーと名乗る前には、彼女に与えられた数字=認識番号がありましたが、長くて覚えられねえ(端から覚える気もないけどw)。
個人的には、はきはきした明るさを時折見せるマリーが可愛くて好き。
戦闘になると表情がおっかなくなるのもギャップ萌え。
少女ロボット、ネコミミに興味ある人は是非、読んでみて下さい。
2024年4月時点で2巻まで発売中!
ストーリー・・・4
キャラクター・・・・5
お色気・・・1
残酷さ・・・3
絵の上手さ・・・4
総合・・・4
(5段階評価での独自採点)
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