銀幕大帝α

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アンブッシュ

2024年05月19日 18時21分47秒 | 洋画アクション

THE AMBUSH

2021年

アラブ首長国連邦/フランス

111分

アクション/サスペンス/ミリタリー

劇場公開(2023/12/29)

監督:
ピエール・モレル

『ライリー・ノース 復讐の女神』

出演:
マルワーン・アブドゥッラ・サーリフ
ハリーファ・アル・ジャースィム
ムハンマド・アフマド

<ストーリー>

2018年、内戦が続くイエメン。UAE軍のアリ、ビラル、ヒンダシは装甲車で渓谷部をパトロール中、待ち伏せしていた敵に襲われる。ゲリラ戦となる中、3人は次第に追い詰められ…。

360度、敵だらけ。

生きて帰す――。

―感想―

八方塞がりやね。

「俺は生きて帰ってから電話する」

この言葉だけで死亡フラグビンビンに立っちゃってますが、それでもアリを中心にして物語を描くんじゃないかと思うやん?

その思いに反し、アリが早々に退場しちゃって、後からどんどん応援に駆け付ける車両も走行不能となった辺りから、あっ登場人物の皆が主役なんかという事に気付く。

それにしてもRPGをモロに食らっても爆破しないなんて、車両の耐久性の高さに驚きを隠せない。

負傷兵を救出する事が任務としての目的となるが、敵の数は多いし、狙撃手は的確に当ててくるしで、車両を後退させようとしたら事前に仕掛けられていた地雷でドーン。

地上部隊だけじゃどうにもならないとなって、空からの助っ人が戦闘ヘリ「アパッチ」。

女性が操縦士てのがカッコイイし、敵のロケランを発射される度に華麗にかわす、その瞬発的な判断力と高度なテクニックに痺れる。

終盤では煙幕を使用する、それもっと早めに使っても良かったんじゃ?とは思ったが。

必死の救出劇の合間を縫って、顔を度々出す、敵側の首謀者。

このハゲ、観てて無性にムカついた(笑)。

ニヤついた顔とか、手下を鼓舞させる言動とか。

「カメラ回せ、撮影しろ!」

うっさいねん。

こういうやつに限って、中々被弾しないのよ。

こいつを真っ先に殺せてたら、敵の戦意も喪失して有利に働けただろうに。

結局、負傷者、死者全員救助して、現場離れた直後の空爆で死ぬまで生き残ってたし。

願わくば、アリの仇だと、頭撃ち抜く位のスカッとしたものが観たかったなあ。

偵察隊が急襲されてからは、ほぼずっとドンパチな映像が繰り広げられるので、緊張感持って観れた作品でした。

只、救出後、陣地に戻ってからの、やたらとスローモーションを多用したエピローグ的な描写はダレる。

それまでが割とテンポ良く進んでいたから余計にダラダラと流れている様に思えて仕方がなかった(監督としては感動させようという試みでそうさせたのだろうけど使いすぎだわ)。

評価:★★★☆

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