TOP GUN: MAVERICK
2022年
アメリカ
131分
アクション
劇場公開(2022/05/27)
監督:
ジョセフ・コシンスキー
『オンリー・ザ・ブレイブ』
製作:
ジェリー・ブラッカイマー
トム・クルーズ
出演:
トム・クルーズ・・・ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル
マイルズ・テラー・・・ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショウ
ジェニファー・コネリー・・・ペニー
ジョン・ハム・・・サイクロン
グレン・パウエル・・・ハングマン
ルイス・プルマン・・・ボブ
チャールズ・パーネル・・・ウォーロック
バシール・サラフディン・・・ホンドー
モニカ・バルバロ・・・フェニックス
ジェイ・エリス・・・ペイバック
ダニー・ラミレス・・・ファンボーイ
グレッグ・ターザン・デイヴィス・・・コヨーテ
リリアナ・レイ・・・アメリア
エド・ハリス・・・ハンマー
ヴァル・キルマー・・・トム・“アイスマン”・カザンスキー
ジーン・ルイザ・ケリー・・・サラ・カザンスキー
<ストーリー>
絶対不可能な極秘任務に直面したエリートパイロットチーム・トップガンは、最後の切り札として伝説のパイロット・マーヴェリックに白羽の矢を立てる。
―感想―
うぉーーー!
オープニングが1作目と全く一緒や!
故トニー・スコット監督に相当敬意を払ってこの2作目を作ったんだろうなあていうのを初っ端から強く感じた。
映画ファンとしては、この様なリスペクトに近い形で演出されていると嬉しいものはあるよ。
なんちゃって続編ではなく、ちゃんと1作目に対した愛を目で受け止められる事に喜び以上のものはない。
本作では女性パイロットも登場、この辺時代の違いを抱くなあ。
「不可能じゃない、己の操縦テクニックを信じて可能にするんだ」
教官となったマーヴェリック自ら実戦して、それを見事に証明させるシーンが気持ちイイ。
且つての戦友でもあった亡きグースの息子ルースターが立派な青年になっていて時の流れは速いものだなと。
そのルースターと犬猿の仲であるハングマン。
2人の関係性は、マーヴェリックとアイスマンがぶつかり合っていた頃を思い出させる。
最終的にはお互いを認め合う所なんてそっくり。
今ではマーヴェリックの後ろ楯となってくれているアイスマンが再登場。
ヴァル・キルマー、渋味を出した好いおっさんになったよね。
けど、(健康状態を知るまですっかり忘れてた)そうなんよ、喉に大病患ってたんだった実生活でも。
声が出せない代わりに表情だけでトム・クルーズに優しく論する姿に泣け・・・しゃ、喋った・・・。
あーもうアカン、トム・クルーズとヴァル・キルマーが強くハグして、笑いながら冗談を言い合う、ほんの数分だけの再会シーンの間に1作目での2人の共演シーンが頭に浮かんでしまって猛烈に感動してしまった。
もうここまでくると戦友飛び越えて盟友だわ。
そしてクライマックスでも再度感動が!
敵地に無傷ながらも迷い込んでしまったマーヴェリックとルースター。
さてここからどう脱出するか!?てなった際のマーヴェリックの判断によって、2人は既に過去の遺物と化している、あの!戦闘機に乗り込む。
そう、ルースターの父グースと共にマーヴェリックが搭乗し、死亡事故を引き起こした、あの!同型の戦闘機。
いやこれも絶対最高のドラマが待ってるやん、と思って観てたらその通りになった(´;ω;`)ブワッ
ルースターの父親を死なせてしまった後悔を二度と又起こしたくない、自機よりも遥かに勝る最新の敵機からの執拗な攻撃を懸命に避け、そして叫ぶ。
そんなマーヴェリックの溢れ出るルースターに対した(父親代わりとしての)熱い気持ちが、この一連の流れの中に凝縮されてんの。
果たしてグースと同じく息子までも失ってしまうのか、つか万事休すやんけっ!!→ハングマン参上!
神ってんよ、このクライマックス考えた奴、天才か!
世代交代とか二代跨ってとかが流行ってきている最近の作品の中でも本作は群を抜いての完成度、つか1作目超えたわ俺の中では。
只、これだけは言っておきたい、1作目あってのこの2作目ですからね。
2作目だけを観ても、俺みたく前作から繋がる人間ドラマ的な感動は間違いなく味わえないので、余計なお世話と思われても別にいいよ、1作目鑑賞してから2作目観てくれ。
「ルースター、一体何を考えてるんだ!!」
「何も考えんなって、あんたが言ったんじゃねえか!!」
「あ、え、ん、まあその・・・(確かに)」
こういう父と子に似たやり取り聞いてたら堪んねえわ(グースも天国から2人を眺めて微笑んでいるだろう笑)。
評価:★★★★
22/11/03DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-11-02
メーカー: NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社
関連作:
『トップガン(1986)』(第1作)
『トップガン マーヴェリック(2022)』(第2作)