WINNIE THE POOH: BLOOD AND HONEY
2023年
イギリス
84分
ホラー
PG12
劇場公開(2023/06/23)
監督:
リース・フレイク=ウォーターフィールド
製作:
リース・フレイク=ウォーターフィールド
脚本:
リース・フレイク=ウォーターフィールド
編集:
リース・フレイク=ウォーターフィールド
出演:
マリア・テイラー
ニコライ・レオン
ナターシャ・ローズ・ミルズ
アンバー・ドイグ=ソーン
<ストーリー>
成長したクリストファー・ロビンは大学進学のためにプーとピグレットを森に残し、旅立っていく。時が経ち、婚約者と共に森に戻ったロビンは、野生化した異様な姿のプーたちと遭遇する。
はちみつはもう飽きた。
―感想―
所々の描写、展開は好きヨ。
普通なら若い女子を見たら性欲フル稼働するはずの荒くれ者集団が、「女の子いじめてるんじゃねえ!」と貧弱な武器でプーに立ち向かっていくシーンとか。
後、その仲良し女子達を一人も残さず惨殺してしまう潔さは良いんじゃないかと思う。
クリストファー、身勝手なとばっちり受けててワロタwみたいな話ではあるが、なんでプーは彼を殺さなかったのかは理解しがたい。
鞭でバシバシと背中叩いてた位で、SMごっこするのは別に構わないが(笑)、相当な恨みを彼に対して持ってたはずなのにね、なんでだろう。
冒頭で「人間の言葉を話すのは止めた」といったナレーションが入るけど、女子の近くで名前を呼び合ってたらしい、矛盾しとるがな。
惨殺シーンは想像以上にグロいです。
映倫的にはPG12となってますがR15+でもいい位。
その徹底したグロさにはウハウハするものはあったが、そこに至るまでの過程にちょっと盛り上がりが欠けるんだよなあ。
もっと鑑賞者にも極度の緊張感を齎すハラハラとしたものが欲しかった。
逃げる、隠れる、追い掛け回される、人質を助ける、そういった所に「一瞬たりとも油断は出来ない」といったスリルさを入れてくれていれば、まだ評価も違ってきたはず。
流れがスムーズ過ぎるんよ、残酷さに頑張っただけで、大まかな話の転がし方はそんなに面白くなかった。
本作を作り劇場公開する上での話題性には勝ったが、展開の良し悪しを考えると、言うほど鑑賞者の期待には応えられていなかった、そんな作品。
プールでハンマー使って殴り殺す場面が良い例だよね、もっと上手い監督なら恐怖感をバリバリに出した空気を生み出せたんじゃないかと思う。
ま、可愛いプーさんのイメージを完全に覆す、きったねえプーさんをネタとして観たい方はどうぞ、て感じ。
俺、口から涎をダラダラ流しているんかと思いながら観てたのだが、どうやら違ってたらしく、あれはハチミツをベロベロと舐めてのダラダラ具合だったみたい。
そう、力の源はハチミツ。
ハチミツをガッツリと舐めたら、プー最凶。
えー総合的に見て、惜しい!の一言です、続編有りきな終わり方でしたが、次は今回何故か一切姿を見せなかったあいつが参戦する!?満を持してのティガーが。
評価:★★★
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