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DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?

2013年05月16日 03時42分45秒 | 邦画その他(ドキュメetc.)
2013年
日本
128分
ドキュメンタリー
劇場公開(2013/02/01)



監督:高橋栄樹
企画:秋元康
出演:AKB48

<ストーリー>
新エースをめぐる熾烈なセンター争い、恋愛禁止条例、メンバー間の格差といった隠れた真実を浮き彫りにし、今を生きるアイドルの理想と現実を赤裸々に映し出す。

努力が報われるかどうかは、わからない。
でも、努力しないと何も始まらない。


-感想-

センターというポジションを目指して、メンバー達は日々努力を重ねる。


2012年と云えば、絶対的エースだったあっちゃんが卒業した、AKB全体にとってもファンにとっても衝撃的な年だった。

「私、前田敦子はAKB48を卒業します!」
誰もが耳を疑った言葉だった。
しかし、来るべき時が遂に来てしまったという致し方無い想いを抱いてしまったのも確かだ。
あっちゃんには女優になりたいという大きな夢があった。
AKBという枠に縛られてしまうとその夢に向かう事も疎かになってしまう。
女優という夢を掴みたい。
あっちゃんにとってのこの卒業発表はさぞ勇気ある決断だった事だろう。

メンバーからもファンからも温かく送られる者もいれば、自らの軽率な不祥事で活動辞退に追い込まれた者もいる。

応援してくれたファンの皆さんに本当に申し訳ない事をしました・・・。

握手会という楽しい催し場所で深々と頭を下げるメンバー。

AKBには“恋愛禁止条例”という厳しいルールがある。
それを軽い気持ちだったのかもしれないが破ってしまった事への後悔の念。
ルールを破ってしまった彼女達にも非はあるが、そんな彼女達をきちんと監視出来なかったスタッフ側にも悔しさが滲み溢れ出す。
いたいけな1人の少女が‘恋’をしてしまった事で、アイドル失格と非難され、「ごめんなさい」と涙流しながら謝る姿に胸を痛めるのは救う事が出来なかった大人達の姿。
バックヤードで号泣する戸賀崎支配人もその1人。

人前で頭を下げさせ謝らせなければならない状況に追い込んでしまった自身の不甲斐無さを彼は涙に変えて実感したのかもしれない。

今後、こういう誰しもが悲しむ様な事が無いように、スタッフ側は教育と管理を徹底してやって欲しいものである。

その年の選抜総選挙は卒業発表していたあっちゃんの辞退という事もあり、予想通り1位に輝いたのはそれまで毎年あっちゃんと1位の座をかけて熾烈な争いを繰り広げていた大島優子だった。

私は優子ちゃんを神推ししている身なので、1位返り咲きは本気で嬉しかった。

そしてサプライズで壇上に現れたあっちゃんとの熱い抱擁に本気で涙を浮かべてしまった訳なのだが、次の1位を狙うまゆゆの忍び寄る足音も大きく聞こえた総選挙だった。
優子ちゃんももうそろそろ卒業かも、という歳になってきている。
果たして次世代を担う若手メンバーの躍進はあるのか。
2013年も総選挙は開始される運びとなった。
さて、どういう結果が生まれるのか。
優子ちゃんの連覇は達成されるのか。
それとも・・・。
6月はもう直ぐそこまで来ている。
AKBファンの1人としてドキドキとワクワクが日々高まり続けている。

優子ちゃんの1位返り咲きという華やかな幕引きの裏に悔しさを露にするメンバーたち。

選抜16位以内に惜しくも入れなかったあきちゃ。

スーパー研究生と言われながらも名前すら呼ばれなかったミッツ。
この不測の事態に彼女達のAKBに対しての想いに大きく変化があった事は事実。
その後、あきちゃはJKT48へと移籍し、ミッツは卒業してしまった。
選抜総選挙はファンにとっては1年に1度の祭りなのかもしれないが、それに挑むメンバー達にとっては運命を分ける戦いだという事を決して忘れてはいけない。

さて、この年、あっちゃんの卒業の次にファンを騒然とさせた出来事がある。
選抜総選挙で4位という位置に付けたさっしーだ。

さっしーもまた、週刊誌の記事にて過去の恋愛模様が暴露され窮地に追い込まれてしまった。
当時さっしーを2推しにしていた私からすれば、そんな遥か昔の恋愛ごとなど掘り返してくるなよ!と記事にした週刊誌に対して怒りを感じてしまったのだが、やはり世間はそうは簡単には見逃してはくれるはずもなく、波紋の大きさからしてどういったペナルティが下されるのか私自身も注目していた。
出来れば解雇だけにはしないでくれ!という心の叫びが通じたのか

秋元氏の口から出たのはHKT48への移籍だった。

その言葉を真摯に受け止め、さっしーは心機一転を決意にHKTへと移籍する事になる。
AKBの妹グループとして誕生したばかりのHKTへと移籍する事に、さっしー自身もかなり不安があった事だろう。
ましてやHKTメンバーはさっしーよりも遥かに若い子ばかりである。
そんな所にいきなりお世話になる自分に対してHKTの子達は快く受け入れてくれるのだろうか。
笑顔で挨拶するさっしーではあったが、内心、怖さと不安で一杯だったはず。

現に、挨拶後は堪えていた涙が自然と溢れ出し泣き崩れてしまっていた。
だが、今の状態を見ると、さっしーがHKTへ移籍した事はプラスになっている。
若いメンバー達にとってはさっしーのダンスやMCはお手本と成り得るべき良きお姉さん的存在になっているし、さっしーにとっても若い子達からフレッシュなエネルギーをどんどん吸収し、自分のものにしていっている。
これらが相乗効果を生み出しHKTというグループを他のSKEやNMBに追いつけ追い越せの勢いを保ちつつ、日々大きな成長を成し遂げているのが目に見えて分かるのだから、秋元氏の英断もまんざらでも無かったのだと改めて思い知らしめてくれている。
今のさっしーの姿は本当に輝かしい。
劇場支配人も兼任という形で任され、研究生メンバーのソロデヴュー曲のプロデューサーまでも指名されてしまったさっしー。
結果オーライじゃないけど、HKTへ移籍した事はさっしーにとってはかなり良かったはずだし、推している私としても喜ばしい活躍っぷりに必然と笑顔がこぼれてしまう。
これからも色んな仰天人生を歩み続けるであろうさっしー、楽しみだ。

前作にもあったが、今回もりのりえの爆笑ショートコントも健在。
りのりえの友情は永遠!
さっしーは涙よりも弾けた笑顔が良く似合う。


さて、本編のハイライトはあっちゃんの東京ドームでの卒業コンサート。
その前に、恒例となった戸賀崎支配人による組閣発表。

「眠いんだったら、家に帰って寝ろよ!」
メンバーに檄を飛ばすリーダーたかみなの総監督就任。

チーム4の早々の解体。

さえちゃん他海外移籍組の発表。
色んなサプライズがありました。
個人的には海外移籍の発表には驚かされましたが、本人たっての希望との事で内心ホッとしました。
また強制的に移籍させられたのかと思っていたので。
自ら望んだ道ならば、是が非でもやり遂げて欲しいと心から応援していましたが、2013年になって運営側の勝手な判断で強制的に兼任という形で日本に呼び戻されてしまいました。
彼女達の決断はなんだったのか。
この点には激しく疑問に想う所です。

東京ドーム最終日。

あっちゃんの華やかな姿がそこにありました。

今観ても、本当に綺麗。

AKBにとってのあっちゃんの存在は本当に偉大だったんだなぁと思わされます。

翌日の秋葉原劇場ライブで遂に自身のAKB活動に終止符を打ったあっちゃん。
AKBファン誰しもが認めざるを得ない前田敦子という大きな穴を埋める事になるのは誰なのか。

このあっちゃんの卒業により、AKB48は第2章の幕開けとなる訳なのだが、その大きな穴を埋めるかもしれないと云われていた1人が、NMB48のジョーちゃんでした。

ポスト前田と言われ、プレッシャーを感じつつもNMBの一員として頑張っていたジョーちゃん。

しかし、尊敬していた大先輩あっちゃんが卒業してしまった事で、彼女にも考えの変化が生まれてしまった。

学業優先の為の卒業。
これにはグループとしてはNMB推しである私としても衝撃過ぎる卒業発表でした。
秋元氏からしても彼女の逸材を認め、将来に期待が持てるメンバーだっただけに残念過ぎる決断に涙をのみましたが、ジョーちゃん自身が悩んで悩み抜いての卒業決意だったのでしょうから、素直に「がんばれ!」と背中を押してあげましたよ。
でも、何時かはまた戻ってきて欲しいです。
ジョーちゃんの‘子供の笑顔’は最高なのだから!!

そしてまた新たに1人、卒業を本作品の中で発表したメンバーが。

それがともちん。
1期生としてこれまで多くのメンバーを引っ張ってきたともちん。
彼女にもモデルとしての夢があります。
最近、どんどん綺麗になってきていたともちんをAKBから出してしまうのは非常に残念ではありますが、彼女もまた求める夢に向かってどんどん突き進んで行って欲しいものです。

こうして、古いメンバー達がどんどんと卒業を発表していってますが、AKBにはまだまだ次世代を担うメンバー、センターを狙うメンバーが多く控えています。

じゃんけん選抜で優勝したぱるるも然り。

シングル「大声ダイヤモンド」でセンターに抜擢されたじゅりなも然り。
(この当時のじゅりなメッチャ可愛いです。いや今も可愛いんだけど特にね(笑))


これからどうAKBは変わってくるのか。
若いメンバーたちが何処まで飛躍してくるのか。
そしてセンターというポジションを実力で勝ち取るのはどの子なのか。
不祥事を起こして涙を流すのではなく、這い上がった先で笑顔の後に喜びの涙を流すのはどんどん見せて欲しい。
涙一つにも色んな意味や理由がある。
哀しい涙はいらない。
私は一緒になって喜べる、そんな幸せな涙をこれから先も観続けていたい。

2013年5月現在の私の神推しは大島優子
2推しは白間美瑠(NMB48チームN)
3推しは指原莉乃(HKT48チームH)

評価:★★★★
13/05/15DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-05-10
メーカー:東宝

オフィシャル・サイト

関連作:
『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』(第1作)※個人的評価:★★★★
『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(第2作)
『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』(第3作)
『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?(2014)』(第4弾)

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4 コメント

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>ふじき78さんへ (ヒロ之)
2013-05-18 02:33:45
こんばんは!

私AKBグループに滅茶苦茶はまってますよ(笑)
といってもここ3年前くらいからですから、ファン歴としては古くはないですけどね。
それに公演とは握手会とかは行った事がない在宅ヲタですし。

私ねぇ、あっちゃんの何処がいけないのかさっぱり分からんのですよ。
顔面センターとか言われてるじゃないですか。
そこまで言うからには、お前の顔は相当な男前なんだろうなって鼻で笑っちゃうんですよねぇ。
あっちゃんはAKBに居た時は物凄いプレッシャーと戦っていたと思います。
そんな中でも、TVでは決して嫌な顔せず、笑顔で振舞っている姿は素敵でした。
勿論、ダンスも歌も素晴らしいです。
今の女優としてのあっちゃんも凄く応援していますし、好きな女優の1人ではありますねぇ。
返信する
Unknown (ふじき78)
2013-05-18 01:20:36
おおおおおっ。

こんなんはまってるんだとは知らんかった。
おっちゃんはもう誰が誰だかな感じで推すまでは至らないっすね。

それにしても、あっちゃんはようやった。実力とかどうとか以前に、2チャンとかで、あのドブスとか平気で言われ続けたのが切なかった。人の何倍も涙を飲んでると思う。そういう意味ではあっちゃんが一番好きなのかもしれない。

ああ、同じ映画館で映画見たいなあ。
返信する
>rose_chocolatさんへ (ヒロ之)
2013-05-17 23:59:54
こんばんは!
コメント有難うございます。

優子ちゃんはAKBを好きになってからずっと神推しです。
NMBは箱推しに近いですけど、中でもNが好きですねぇ。
でも、その中でもみるるんが一番好きです!!

学業優先で卒業してしまったジョーちゃんですけど、多少はご両親の説得があったのかもしれませんね。
まだまだ伸びる可能性を秘めた子でしたから、卒業した事は残念でなりませんでしたが、またふと戻ってきてくれたらいいなぁとは思っています。
仰る通りですねぇ。
センター候補、エース候補と周りから言われれば言われるほど、何かしら障害は起きちゃいますからね。
それを乗り越えられるかそうでないかで、彼女達の運命も左右されると思います。
簡単にはセンターを勝ち取ることは出来ないかもですが、そこを目指す子たちは色んな苦労を味わって、必死に食らい付いていって欲しいものですね。

才加ちゃんが1推しでありますか。
卒業発表しちゃいましたね。
あれには私もビックリしちゃいました。
でも、才加ちゃんは何でも出来る能力を持っている子なので、卒業してからも他のメディアで活躍してくれるだろうと私も思っています。
後輩の目標となるべき人物になるのは難しいことだろうとおもいますよ。
でも、それぞれに何かしら光る部分はあるのではないでしょうか。
そこを後輩たちが見つけ出し、自分のスキル向上に役立ててくれると卒業生たちも嬉しい事でしょうね。
返信する
推しメン (rose_chocolat)
2013-05-16 17:09:45
1推しは優子なんですね。NMBは箱推しですか? 笑

城ちゃん、切なかったですね。
彼女はまだまだNMBに未練があるようにも私は見えるんですね。
センター候補ということで余計な茶々が外野から入る、しかしそこもそつなく対応しないといけない。その辺りの割り切りができるかどうかもセンターの務めのような気がします。
今は荷が重いんだと思いますが、いつか戻って来てくれるんじゃないか、そんな気がしました。

私の1推しは才加なので、今回卒業は大変残念ですが、もうどこに出しても安心して見ていられる数少ないメンバーですので、彼女は卒業しても立派にやっていってくれると思います。
卒業したら、後輩の目標や手本となるべくAKBで修行しないといけないと思うんですよね。それが本当にできている卒業生は一体何人いるだろう。ふとそんなことを考えたりします。
返信する

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