銀幕大帝α

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ハッチング―孵化―

2022年11月29日 16時49分17秒 | 洋画ホラー
PAHANHAUTOJA/HATCHING
2022年
フィンランド
91分
ホラー
PG12
劇場公開(2022/04/15)
監督:
ハンナ・ベルイホルム
原案:
ハンナ・ベルイホルム
出演:
シーリ・ソラリンナ・・・ティンヤ
ソフィア・ヘイッキラ・・・母親
ヤニ・ヴォラネン・・・父親
レイノ・ノルディン・・・テロ
<ストーリー>
12歳の少女・ティンヤは、母親を喜ばせるためにすべてを我慢し、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つけ、家族に秘密で温め始め…。
 
家族は知らない、
私だけの秘密。
 
―感想―
 
ジャケットに写る少女の美貌に惹かれて借りちゃった。
北欧の少女って妖精さんみたい。
ぶっちゃけ観始めるまでは彼女が主役だとは思わなかったから、「あっそうなんや」という嬉しさみたいなものはあったね。
只、渾身のゲロ吐きには戸惑いを隠せなかった(笑)。
 
早々に謎の卵を発見するけれど、これがクライマックスでバーンと殻が割れて得体の知れない何かがウキャー!と飛び出し家族が恐怖に慄いて終わる、そういった展開を予想してたのだけど、呆気なく産まれたものだから、あれ?思ってたのと違うぞ、と。
まあでもそこからが想像を絶する話へと突き進んでいくのですけども。
 
徐々に溜めていた憎悪が心の中で溢れ出した時、ヤツが代わりにやっちゃった・・・
 
最早、分身だよね、痛みまでも分かち合うのだから。
しかしその内、ヤツは少女の意思とは無関係に勝手な行動を繰り返していき、やがて風貌も少女へと近付いて行くのです。
家族らはまさかこんなけったいな動物を娘が育てているとは知る由も無いから、見た目娘そっくりなヤツを目撃する度に、娘が物騒な事をやっていると勘違い。
家族もパニック、娘自身もパニック、ヤツはやりたい放題。
そして遂に、娘だと思い込んでいたヤツと家族が御対面!!
画像のシーンからは、最早言葉には表せない戦慄的な展開が繰り広げられ、クライマックスでは母親同然に視聴者もお口あんぐり。
バッドエンドには間違いないだろうけど、一種の「代わり」としての希望は残して終わるのが厄介(笑)。
正直どうリアクションすればいいのか困惑はしちゃうし、言葉も失うものの、強烈な後味の悪さを視聴者にぶつけるという意味ではインパクトあるラストカットではあります。
 
娘役の子役ちゃんの演技も素晴らしかったが、母親役の女優さんの混乱から来る鬼気迫る演技力も見事でした。
こういった母と子が中心となった作品って、大概父親が役立たず、が定番かなと。
 
にしても小っちゃかった卵がどんどん巨大化し、中から生まれてきた物体にもビックリしたが、それがまさかああいう姿へと変わっていくとはなあ。
 
文句なく満場一致で「鳥人間コンテスト」優勝!!(これを書きたかっただけなんだろ?そういう野暮なツッコミは入れないでねw)
 
評価:★★★☆
22/11/29DVD鑑賞(準新作)
レンタル開始日: 2022-10-12
メーカー: ギャガ
 
 

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