THE SADNESS/哭悲
2021年
台湾
100分
ホラー
R18+
劇場公開(2022/07/01)
監督:
ロブ・ジャバズ
脚本:
ロブ・ジャバズ
ロブ・ジャバズ
脚本:
ロブ・ジャバズ
出演:
レジーナ・レイ・・・カイティン
ベラント・チュウ・・・ジュンジョー
ワン・ツーチャン・・・“ビジネスマン”
ラン・ウェイホァ・・・ウォン・ジャンリアン博士
ラルフ・チウ・・・リンさん
アップル・チェン・・・シェン・リーシン
レジーナ・レイ・・・カイティン
ベラント・チュウ・・・ジュンジョー
ワン・ツーチャン・・・“ビジネスマン”
ラン・ウェイホァ・・・ウォン・ジャンリアン博士
ラルフ・チウ・・・リンさん
アップル・チェン・・・シェン・リーシン
<ストーリー>
ある日、人間の脳に作用して凶暴性を助長するウイルスが発生する。感染者たちは罪悪感に涙を流しながらも衝動を抑えられず、殺人や拷問などあらゆる残虐行為に及び…。
―感想―
もしコロナウイルスに狂犬病発症の悪菌が含まれてたら、そんなアイデアから生まれた様なエログロナンセンスホラー。
いつもと変わらない朝の様に思えた・・・しかし外は地獄だった
主役のカップルがオートバイに乗った瞬間に、何かのスイッチが入ったかの如く、怒涛の阿鼻叫喚シーンが感染者達の姿と重ねながら襲い掛かって来る。
一際異常でホラー慣れしていない人なら吐き気を催す邪悪さを目でビンビン感じさせられたのが、電車内ナイフグサッグサッ!
血塗れ天国やないかいっヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
先陣切ってこのシーンが流れた後も、容赦ないゴア描写が続く。
そう、それはクライマックスまで息つく暇もなく流れるのである。
R18+指定が優しく思える位に、傘おじさんを筆頭にした気持ち悪い感染者盛り沢山、大判振る舞いだ。
↑このシチュエーション、『グリーン・インフェルノ』で観た気がする(笑)。
出くわした感染者は、正常者を拷問したり、手にした武器でなぶり殺しにしたり、挙句には人肉を食らい、感染者同志でボカシプレイをおっぱじめる有様。
只、心の奥底では多少の罪悪感は残っているらしく、ドイヒーな事をやってるのに涙を流しているという悪の行動と善の感情とによるギャップが観てて悲しくなるんだよなあ。
平和なのはオープニングだけ。
もうそこからは監督が勢いのみで撮り切った、そんな印象を強く抱く、良い意味でパワフル、悪い意味で悪趣味な作品でした。
文字に起こすのにも反吐が出そうな感染者達の悪行の数々、貴方は平常心のまま最後まで観てられますか?
え?俺?
声には出さなかったけど、「うひょ~すげええ血の海じゃねえか」「傘おじさんキモ過ぎだろw」「男も女も全員が全身血塗れでようやるわw」と妙にウッキウキで観てましたが何か問題でも?
カップルの彼氏は幻覚見始めた辺りで、あっもうアカンわこいつ、と思った通りでしが、彼女さんは結果的に抗体持ってたんかねえ。
鉄扉の仕切り越しで、ようやく彼氏と対面した際に、よだれがダラダラ垂れてたし変な笑い方してたしで判断が難しぃ!
内心的には無事にヘリに乗れて救われてて欲しいという気持ちがあるのだが、どうなったんだろねあの後、気になってしゃあないんだけど。
今のご時世、規制、規制がお盛んなだけに、こういった全てにおいてえげつないホラー映画が、しっかりとした形(物語性、ゴア造形の高さ、インパクトありまくりのキャラクター等)で作られ無事に劇場で公開、レンタルもされ何の障壁もなく観れた事に対して俺は感謝したい。
評価:★★★★
22/12/28DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-12-23
メーカー: クロックワークス