著者 :本田優貴
出版社:白泉社
ストーリー概要:
結婚して一年の優介と彩乃。マイホームは…欲しいけど中古で。子供は…一人でもできたら。人間欲張ったらダメになる。今のままでも、幸せ――二人が描く「家族像」は”そこそこ”でも充分だった。ある日、夫婦は某県の山へと出かけて日帰りトレッキングツアーに参加する。贅沢な一泊旅行はなかなか厳しいけど、小さな楽しみを大事に大事に、二人で積み重ねていきたい。今日だって、そう。……………そのはずだった。金はかくも人を狂わせる――
時系列が前後逆になっているので、巻の最初はどうなってんのこれ?と思いながら読んでしまうが、後半になると徐々に繋がりを持つ「事の初め」の物語が展開され、なるほどと納得させられる。
主人公は平凡な夫婦だが、2人に限らず、もし目の前に巨額の大金が落ちていたら人はどうなるのかを、サスペンス一色で描いた漫画。
夫は割と冷静なのだが、妻の壊れっぷりが猛烈に怖い。
他人に横取りされそうなものなら、そりゃもう鬼の形相で「返せ!!」と襲い掛かるのだから、女性という生き物はプツンと来るとマジ注意。
1巻のラストは予想外な事が起きてしまい、どう処理するかと現場に居た者達全員が呆然と立ち尽くす所で終わる。
2巻以降では、大金の出所(血塗れになって山に埋められていた)が判明したり、状況を知り得る者同士での金の奪い合い等が描かれていくのだろうか。
うじうじ悩んでいるなら、笑って過ごそう。
そんな考え、何時まで通用するのか、早く続きが読みたい。
12月26日に2巻が発売予定。
2024年12月時点で第1巻が発売中!
ストーリー・・・5
キャラクター・・・・5
お色気・・・0
残酷さ・・・3
絵の上手さ・・・4
総合・・・5
(5段階評価での独自採点)
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