銀幕大帝α

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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー

2024年03月28日 18時00分49秒 | 洋画ホラー

CRIMES OF THE FUTURE

2022年

カナダ/ギリシャ

108分

SF/ホラー

PG12

劇場公開(2023/08/18)

監督:
デヴィッド・クローネンバーグ

『イースタン・プロミス』

脚本:
デヴィッド・クローネンバーグ

出演:
ヴィゴ・モーテンセン・・・ソール・テンサー
レア・セドゥ・・・カプリース
クリステン・スチュワート・・・ティムリン
スコット・スピードマン・・・ラング
ドン・マッケラー・・・ウィペット
ヴェルケット・ブンゲ・・・コープ

<ストーリー>

人類は進化を続け、痛みの感覚も失っていた。“加速進化症候群”のアーティスト・ソールが体から新たな臓器を生み出すショーが人気を博す中、彼の下にある遺体が持ち込まれる。

未体験のアートパフォーマンスへようこそ

痛みのない世界
“加速進化症候群”
生み出される新しい臓器

―感想―

今回は手術をセックスに見立てましたかあ。

80過ぎても変態思考は現役のままですね、そのブレない所が流石のデヴィッド・クローネンバーグ。

俺も頭の中変態のままでお爺ちゃんになるぞ!

でもこういう映画は作れない、創造出来ない、そこが凡人と鬼才との大きな違い。

相変わらず見せ方がグロいんだけど、割と綺麗な方のグロさ。

やたらと内臓の描写が出てくるが、汚い、気持ち悪い、てのは個人的に感じられなかった。

ちょっと観るのを躊躇っている人には参考になる情報として捉えて貰えると幸いです。

冒頭、母親に寝込み襲われて殺される息子。

彼にはプラスチックを消化出来る器官があるらしく、実に美味しそうにゴミ箱をバリバリ鳴らしながら食っていた。

その死体を、ショーとして解剖して欲しいと頼み込んでくる実父の願いを叶えるのがクライマックスの要となっている。

流石にその少年の死体は作り物(にしか見えない)なんだけど、いざ腹を開いてみたら、なんとその中の内臓には!?という衝撃がギャラリーと我々鑑賞者に襲い掛かるんだな。

とか書きながら、良く分らんかったけど(笑)。

多分、タトゥーがどうたらこうたらが、だとは思うのだが、違うかもしれん。

欲情を抑えきれず、ずんずん迫ってくるクリステン・スチュワートが妙にエロかった。

後、女優陣の脱ぎっぷりが良い(画像はこちら)。

エロ・グロ・ナンセンスと、得意とする要素を三拍子しっかり揃えて作品を完成させたデヴィッド・クローネンバーグだが、話自体は難解、更には静かに進むのもあり、眠たくなるというトラップ有り。

主人公はラスト、得体の知れない新開発された物体食べて(見た目からしてすげえ不味そう)、トリップしていたが。

その主人公の食事を手助けする補助機能付きのアート的な椅子だが、あんなにグワングワンと揺れられたら、観てて食事する以前に椅子酔いして吐きそうな気がしてきた(;^_^A

評価:★★★

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