PARADISE CITY
2022年
アメリカ
92分
アクション/サスペンス
劇場公開(2023/10/27)
監督:
チャック・ラッセル
『リベンジ・リスト』
脚本:
チャック・ラッセル
出演:
ジョン・トラヴォルタ
ブルース・ウィリス
ブレイク・ジェナー
プラヤ・ランドバーグ
スティーヴン・ドーフ
<ストーリー>
麻薬王・バックリーを長年追っていた賞金稼ぎのイアンは遂にバックリーを追い詰めるが、銃撃戦で負傷し海に沈んでしまう。彼の息子・ライアンは、父に代わってバックリーを追うことに。
―感想―
味方側に仲間多過ぎ(笑)。
言うなれば1体100みたいな構図になっとる。
そんな状況でも自我を崩さず悪党を最後まで貫いたバックリー、よう頑張った。
これまで何度か「ラストムービー」と思われ続けられていたブルースおじさん、どうやら本作が正真正銘の「ラストムービー」みたいです。
共演はジョン・トラボルタ。
傑作『パルプフィクション』以来のブルースとトラボルタとの共演だそうで、トラボルタからすれば失語症を患いながらも演技しているブルースを傍で見て「こんな風になっちまうなんて」と悲しくなったとかならなかったとか。
本作のエンドロールには珍しくNG集が収録されておりましたが、その中でトラボルタがわざとNG意識してブルースに向かい「愛してる!」と叫んだのは本音なんだろうな、ちょっとこれには胸が熱くなった。
その声、ちゃんとブルースに届いているといいな。
まあでも、この頃のブルースは自分が何処に居て何をやっているのかすら理解出来てない状態だったようですからね、そんな中でも終盤まさかの出ずっぱりで病気により難しくなった演技をきちんと果たせていたのは流石の役者魂ですわ。
ブルースが不在の前半と、ブルースも躍動する後半、そんなに派手さ的なものは変わっておらず、一定の会話劇と一定のアクションで手堅く纏めた感のある作品。
似たようなハゲを1人用意すれば、代役となるブルースが誕生するのはここ最近の出演作では馴染みとなっているが、後半の銃撃戦では割とブルース本人が代役使わずにやっていたようには見えた。
完成度的にはB級そのものだったけど、トラボルタとブルースが同じ一枚画に収まるてだけでも映画ファンとしては感慨深いものはあるだけに、ブルース最後の映画として観る価値はあり。
評価:★★★
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