銀幕大帝α

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プロフェッサー

2009年11月16日 00時51分48秒 | 洋画サスペンス
NOBEL SON/07年/米/110分/劇場未公開
監督:ランドール・ミラー
出演:アラン・リックマン、メアリー・スティーンバージェン、ビル・プルマン

<ストーリー>
大学教授の息子の誘拐事件が発生。警察の捜査が進むにつれ、家族の暗い過去が明らかになる。
<感想>
色んな人物が複雑に絡み合っていき、二転三転としながら、最後には痛快な結末へと辿り着く。

好きなタイプの作品ですね。

ノーベル賞を受賞した父親が授賞式に行った際に、息子の誘拐事件が発覚。
ここから、それまで出てきた人物達が意外な形で横一線に並んでいくのですが、身代金受け渡しの際に車を使っての大仕掛けや、紙袋や防犯カメラなど小道具の使い方といった頭脳戦が随所に繰り広げられていく様は痛快。

更に犠牲者が容疑者になったりと捻りの効いた展開にも飽きさせない。

登場人物全員に裏の顔があるので、最後には誰が笑うのかという期待も出てきます。
更に重要な場面での効果的な音楽の使いようも盛り上げに一役買っていて好印象。

隠された事実や、散りばめられた伏線がしっかりと機能しているので、厚みの中に驚きもあり、最終的には予想外な方向へと転がっていくので物語の進行としては見応えがありましたよ。

只、もうちょっと深みがあった方がもっと良くなったような気がしました。
悪くはないんだけれど、中盤辺りから急速に駆け足状態になったので、少々荒っぽさが気になったかな。
それと、風呂場で死んだダニー・デヴィートの役所がさっぱり分からないんだよな~。
何で殺されたんだ??

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★
09/11/15DVD鑑賞
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セブンティーン・アゲイン

2009年11月16日 00時08分22秒 | 洋画コメディ
17 AGAIN/09年/米/102分/劇場公開
監督:バー・スティアーズ
出演:ザック・エフロン、レスリー・マン、トーマス・レノン、マシュー・ペリー

<ストーリー>
なぜか肉体だけ17歳に戻った中年オヤジが、2度目の高校生となってバスケにダンスに大活躍!
<感想>
滅多に進んでティーンアイドル青春映画なんて観ないんですけど、内容が面白そうだったので珍しく借りてみました。

主演のザック・エフロンは日本では「ザッ君」の名称で若い子から絶大な人気を得ているようです。
見た目からして汚れの無いナチュラルボーイ風で、確かに今の若手の中でも人気が一番高いってのも頷けますし、同性からしても好印象を抱かせます。

冴えない男がある日いきなり若返り、もう一度人生をやり直すというストーリーは結構王道なんですが、本作がちと感じが違うのが、やり直すのではなく見つめ直すでして、離婚調停を控えていた為に別居中だったザッ君が、距離を置いていた子供たちと同校生になった事でその溝を縮めていき、彼なりに親の立場として正しき道を彼らに導き出していくんです。
更に最も深い溝を開けていた妻にも接触し、彼女が今でも心の中では夫を想い続けている事をようやく感じ取る事が出来、改めて妻の大切さを思い知っていく。

これらの触れ合いを得ながら、家族の有難さを20年越しで初めて実感していくザッ君の姿をきちんとテーマに沿って丁寧に最後まで描かれていたので、ラストシーンを観た後は、とても心が温かくなりました。

只、これだけだと、普通の青春ドラマで大して評価も上がらないかも、ですが、意外と予想に反してコメディシーンが多くて、ちょこちょこ笑わせてもらった上に、ザッ君の相棒であるヲタクな男ネッドが強烈に可笑しいキャラでツボに入りまくり、非常に楽しませてもらいました。

ライトセーバーをぶんぶん振り回したり、家中レアもの映画グッズが溢れていたり、暇さえあれば何台もの巨大モニターでゲームしていたりと、外面だけ大人なネッド。
自分も結構ヲタな方なんで、こういう自由奔放な人間には憧れちゃう。
友達としても欲しいくらい。

ザッ君の父親として転入手続きで校長室を訪れた際に、一目惚れしたネッドが必死で彼女を落とそうとするも空振り続き。
こんなヲタ男にそりゃ無理だろう、って思っていたら『ロード・オブ・ザ・リング』ネタを介して見事ゲット!!
ヲタクも成行き次第では上手い方向へ転ぶもんだと、強ち侮れ無い事が判明。
ネッドは世界中のヲタクに夢と希望を与えたと思うよ、うん!

笑ってドキドキして仄々として。

久々に形ある愛を見届けた気がしました~。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
09/11/15DVD鑑賞
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ひぐらしのなく頃に 誓

2009年11月14日 23時33分00秒 | 邦画ホラー
09年/日本/108分/劇場公開
監督:及川中
出演:前田公輝、松山愛里、飛鳥凛、あいか、小野恵令奈

<ストーリー>
都会から離れた寒村で起きる惨劇を描く。
<感想>
もやもやが一気に吹き飛びました。
前作観ただけじゃ訳わかんない。
本作を観てようやく全ての謎が解けるんやね。

まぁ結論としては、あれだけの謎を残しておきながら、蓋を開けてみれば、単なる被害妄想者のキチガイ騒ぎだったていう何の捻りも無い解答でした。

でも本作があって、前作が面白くなる訳だから、観ておいて損は無いです。

解答編としては中々丁寧に描かれていたので

「面白かった?」

と聞かれれば

「うん」

と、素直に認めざるを得ないよな。

前作のアレはこういう事だったのか、という納得感も得られますしね。

但し、やはり前作を観て初めて本作の良さが分かるので、借りられる際には間違っても本作から先に手を出さないように。

オフィシャル・サイト

関連作:『ひぐらしのなく頃に』(第1作)

評価:★★★
09/11/13DVD鑑賞
及川中 サスペンス・ミステリー・ホラー 飛鳥凛 あいか 三輪ひとみ 矢部美穂 大杉漣 竜騎士07「ひぐらしのなく頃に」 PG-12 DVD新作
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スリ

2009年11月14日 23時03分54秒 | 亜細亜サスペンス
文雀 THE SPARROW/08年/香港/87分/劇場未公開
監督:ジョニー・トー
出演:サイモン・ヤム、ケリー・リン

<ストーリー>
スリ4人組が町で遭遇した美女に恋をして、パトロンに自由を奪われていた彼女の救出に挑む。
<感想>
出だしからメッチャ昭和初期臭いです。
特に音楽だけを聞いていたら、何時の時代の作品なのかと思っちゃう位、レトロ風味が効きすぎています。

まぁそれはともかく、『エグザイル/絆』を観てから、すっかりお気に入りの監督となったジョニー・トーの新作との事で、未公開作ながらも期待を膨らませてレンタル。

今作も、4人組のスリによる友情を描いていますが、『エグザイル/絆』よりかけ離れたダサさ?呑気さ?間抜けさ?に失望失笑。
全然カッコ良くないんだもん。

それでも「仕事」に入ると、巧みなスリ技術で人を手玉に取る姿は逸品・・・

に見えるようで見えない。

女装ナースで「仕事」されてもなぁ。。。
まぁ笑えたけれど。

結局やることなす事裏目に出ていたけれど、ラストで土砂降りの雨の中、黒傘が無数に花開く横断歩道でのスリ対決は中々の見応え有り!!

見返りは決して無いけれど、自分たちのプライドを賭けて事に成功した後の彼らの表情は、妙に清々しくて心地よかったなぁ~。

評価:★★☆
09/11/12DVD鑑賞
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ダーク・オブ・ザ・デッド

2009年11月09日 20時00分54秒 | 洋画ホラー
VIRUS UNDEAD/08年/独/93分/劇場未公開
監督:ウォルフ・ウォルフ
出演:フィリップ・ダンケ、アンナ・ブレウラ

<ストーリー>
感染すると凶暴なゾンビになってしまう新型ウイルスが蔓延し、人々を恐怖に陥れる。
<感想>
前置き長過ぎやって。
何時になったら物語が進展するんかとイライラしてしもたわ。

鳥インフル?
豚インフル?

なんか知らんけど、カラスがバッタバッタと落ちてきて、そのウイルスが空気感染によって人々に蔓延。
感染した人間は、いきなり凶暴になり、皮膚にでかくて気持ち悪い腫瘍が出来、その後ゾンビ化して人肉を求め始める。

舞台が山奥の山荘なので、まぁ規模の小さいこと。
ゾンビの数も少数と恐怖度もなく、何か一通り暴れたら皆死んじゃったという話の膨らみも無い。

ドイツ映画にしてはグロ描写も控えめだしね。

睡魔に襲われる事数回。
「オブ・ザ・デッド」系にはご用心を!

評価:
09/11/09DVD鑑賞
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