現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

柔道グランドスラム2011東京・第2日

2011年12月10日 | 柔道
柔道グランドスラム東京大会、2日目は男子73kg級、81kg級、90kg級、女子57kg級、63kg級の5階級が行われた。

男子73kg級では、決勝で秋本啓之選手と中矢力選手の新旧世界王者対決となり、秋本選手が貫禄勝ち。男子81kg級は、ここのところ世界大会で充分な結果が得られていない階級だったが、新鋭の川上選手が決勝へ進出し、劣勢を強いられるも逆転で一本勝ち。男子90kg級では小野卓志選手、西山大希選手の新旧世界王者に注目が集まっていたが、両者とも敗退する波乱。しかし、ここでも新鋭の西山将士選手が決勝へ進出し、優勝を果たした。

女子57kg級でも、松本薫選手と佐藤愛子選手の新旧世界王者対決が決勝で実現。松本選手が延長戦で有効を奪って勝利した。そして女子63kg級では、上野順恵選手が決勝で指導二つが付いてしまい準優勝。今日行われた5階級で唯一日本人の優勝を逃す結果となってしまった。女子63kg級は今のところ他に結果を出している選手がいないから、上野選手が五輪代表に当確だと思うけど、世界柔道を連覇した迫力がやや欠けているように見えるのが気がかりなところ。

しかしまぁ、有力候補が勝ち切れなかった男子90kg級や81級は代表争いが激化しそうだなぁ。特に81kg級は今年の世界柔道後に代表選考はリセットするなんて話があったくらいだから、今日勝った川上選手も可能性があるかも知れない。

明日は最終日。重量級も今年の世界柔道で結果が出なかっただけにこの大会で誰が結果を残せるか楽しみだ。
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柔道グランドスラム2011東京・第1日

2011年12月10日 | 柔道
世界柔道に次ぐ大きな世界大会、グランドスラムの東京大会が昨日から開催されている。

各階級に日本人選手が最大4人出場しているということから、国際大会での日本人選手を応援したい私としてはいまいち乗り気になれないというのが現実。実際、この大会も去年は記事にしてなかったっぽい。テレビ東京の放送は見ていた記憶があるのだが…。とにかく、今大会は来年に迫ったロンドン五輪の出場権を賭けた大きな意味があって見逃せない。

初日の昨日は男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級が行われた。

その中で実力者が順当に勝ち進んだのは女子48kg級だった。世界ランク1位の浅見八瑠奈選手と世界ランク2位の福見友子選手が決勝戦で激突。準決勝で開始直後に寝技に入って一本勝ちをした福見選手に対し、準決勝で延長戦を戦った浅見選手は体力的に不利かと思っていたが、僅かな隙をついて浅見選手が一本を決めた。世界柔道での2大会連続決勝直接対決に続き、ここでも浅見選手が勝利。これはロンドン五輪代表に大きく近付いたと言える勝利だった。

日本代表の選考基準はあくまで世界と戦えるかどうかだと思うけど、さすがに二人とも世界大会のトーナメントを勝ち抜いた上での直接対決だから、勝敗が選考に大きく影響するのは明白。福見選手はちょっと厳しいのかも知れない。

他の階級では、女子52kg級で五輪代表の有力候補である中村美里選手が準々決勝で敗退する波乱が起きたのを筆頭に、大荒れだった。男子66kg級では世界柔道の昨年の王者である森下純平選手、今年の王者である海老沼匡選手が共に敗退、男子60kg級の平岡拓晃選手が準決勝で敗退した。

初日に行われた4階級では、全階級で日本人選手が優勝した。それだけに世界ランク上位につけている選手の敗退は、ロンドン五輪選考に大きく影響しかねない。そもそも世界ランクという基準が設けられた中での選考は今回が初めて。選考がどうなるのか気になるところだ。

… …

昨日の昼間に放送された番組も見たけど、五輪代表の選考方法については、かなり簡素な説明だった。せっかく夜の部と昼の部で分かれているんだから、世界ランクがどう影響するのかも含めた説明をして欲しかった。世界ランクがあっても、結局日本の代表選考は来年の体重別選手権までもつれるんだろうなぁ。
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