[青春] と言う言葉は 決して色褪せって
しまったとは思いませんが 最近は あまり
耳にしなくなった様な気がしてなりません
因みに *岩波・広辞苑には [青春]
1(五行説で春は青にあてる) 春 陽春
2 年の若い時代 人生の春にたとえられる時期
--時代 --の思い出~~と 記述されていますね
また *小学館・ .国語大辞辞典では
1 春の季節 陽春 芳春 青陽 《季・春》
2(年ごとに春がめぐるところから-年を重ねること
歳月 また 年齢 *読・英草紙‐三
3 人生の春にたとえられる
若くはつらつとした時代
雪嶺の めくるめく白さ 婚期せまる
国学院俳句会で 先輩諸氏や同僚と 夜を徹して
暄暄諤諤と 遣り合っていた頃の
小生の 前衛(現代俳句)作品の 一句です
以下はまったく自画自賛・唯我独尊に
なってしまいますが
( * 皆様の御失笑を買う事が必至---)
若干 先輩 諸兄に褒めて貰らえた句の中にはーー
胎内の旋律(メロディ-)逢う時¨ビギン.ザ.ビギン
学生俳句大会で 赤尾兜子先生(渦)が この句には
感受性があるね!と選に入れて頂いたのが 以下の句
汐ふく老船 ひもの類 売っている
* ところで 赤尾兜子作品には
{神々いつより生肉嫌う桃の花} 等もありますが--
前衛俳句の旗手として知られた 兜子先生の句とは
思えない こんなにも柔らかい
春の雪が降りしきる富士
「素船(すぶね)」は淡雪を透かして
静かに黒々と沖に向かって行く~~
この様なまるで墨絵を思わせる 情景の
俳句作品もあります
淡雪富士 ひとつの素船 出てゆくも 赤尾兜子
まるで唯我独尊・画自賛の OnParedeに
成ってしますが ~~~
最後にもう 一句! 急激に少子・高齢化社会に
突入するとは 夢想だにしなかった頃の
俳句作品です
老樹にのっそり冬の音溜ってゐる 元
この作品は其の頃の武蔵野・三鷹市芸術祭賞となり
当時の 鈴木平三郎市長から 表彰を頂きました
ところで 昨日閉幕した日米欧7カ国(G7)
財務相・中央銀行総裁会議では 世界経済について
「より困難で不確実な環境に直面している」と
下振れリスクに言及し
米国の信用力の低い個人向け
住宅融資(サブプライムローン)問題で揺れる
世界経済を安定軌道に戻すため
「個別にあるいは共同して適切に行動する」と
明記され 市場安定に向け 各国中央銀行が
必要に応じ 追加措置を取る構えを示し
金融機関に 資本増強を促していますが
まったく「困難で不確実」とされています
ただ景気後退のリスクがあるというならば
具体策を示す 必要が有る筈ですが~~
共同声明には 上記の通りあくまで
「各国が個別にあるいは共同して適切な行動を
取っていく」という 抽象的な表現であり
具体策がまったく示されなかったのが
残念な限りですね!
また 内閣府が先日(2/8)発表した
「景気ウオッチャー調査」によると街の景況感は
急冷却! 下げ幅最大4.8ポイントと
なっていますね
あるレジャー施設では{以前は1万円札を
両替する客が多かったが
最近は千円札を両替する}とまで
言われているそうですね!
この「景気ウオッチャー調査」は
旧経済企画庁の長官だった堺屋太一氏が発案し
00年に開始されたものです
昨今も 日本列島は厳しい寒気が南下し
日本海側は雪の空が続いていますが~~
日脚がずいぶん伸び 光の強まりが感じられる
「光の春」も足早にやって来た様です
今後の日本経済を強くする為にも
更に生産性向上や産業構造の転換で
抜本的な方策を 願うこと 切!