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吹田市議会の議会改革は・・・

先日の、有志による吹田市議会報告会の中で
参加された市民の方からご質問が出ていました。
それは、なぜ議会改革特別委員会が一度の開かれていないのか?ということでした。

実は、前任期(昨年の5月26日まで)は議会改革特別委員会があり、
ここで議会改革に関する協議を進めてきました。

今任期(昨年の5月27日から)は、この特別委員会は開かれていません。

というのも、特別委員会の設置について、選挙後(昨年4月)の新しい議会で、どうするか決めるということになっており、
他の2つの特別委員会は設置する(設置を継続する)ことになりましたが、
議会改革特別委員会は、設置する(設置を継続する)ことに賛成の会派もありましたが反対の会派もあり、
一致しなかったため、設置されなかったのです。

しかし、議会運営委員会だけでは、議会の運営に関することを話し合い、決めるだけでも大変なので
やはり、別の組織を作って、一般的に議会改革と呼ばれるものについて、話し合うようにしてはどうか
との意見が出て、議会運営委員会の中で協議を続けてこられて
役選後、議会運営委員会の下、小協議会を設置し、その中で、たとえば委員会のネット中継についてなど
議会改革に関係する項目について協議をすることになっています。

ただし、前の議会改革特別委員会は、一人会派を含む全会派から委員が出ていましたが
今度の小協議会は、議会運営委員会がベースですので、
交渉団体(3人以上の議員が所属する会派)からしか委員は選出されません。

また、前の議会改革特別委員会は、一般傍聴もでき、議事録もありましたが
今度の小協議会は、あくまでも小協議会で話し合って(協議して)その結果をもとに
議会運営委員会で決定するということになるそうで、
ですから、一般傍聴はなしで、議事録についてもなし、
その代り、話し合って一定の結論が小協議会の中で出たものについて
議会HPなどで公表するということになっています。

また、5月12日に5月定例会が開催され、その場で、都市環境防災対策特別委員会の廃止となりました。
理由はいろいろあるようですが、主にこの特別委員会の所期の目的を達成したということのようです。

私は所期の目的を達成したといえるのだろうかという疑問と
それから、特別委員会で話し合わなくても、各常任委員会で調査や協議をすればよいとの意見に対しては
これまで、各常任委員会は議会から付託された議案についての審査が主たる内容であって、
所管事項の事務調査はもっぱら行政視察であったけれど、
これからは、みなさん、各常任委員会で議案以外にも所管事項についてしっかりと話し合っていただけるのですね、
と念を押し、一人だけ反対しても廃止が決まってしまうのだから、ということで矛を収めました。

昨年からの1年間、都市環境防災対策特別委員会では、
テーマを二つに絞り(自転車安全走行と災害福祉避難所)委員間で調査、研究を進め、
学識経験者を参考人としてお呼びしてお話を聞くなど、熱心に進めてきました。
そして、最後に、集大成として二つのテーマに対する提言をまとめて、市長と教育委員長に提出しました。

これまでの委員会とは違い、今後の他の委員会の進め方にも良い影響を及ぼし、
よいモデルになると思っていました。

提言を提出したことで所期の目的は達成したという委員もいましたが
たとえば自転車安全走行のテーマでは、条例を委員会で作って提案しようというところまで
考えられていたわけですので、まだまだ委員会としてできることはたくさんあったと思うのです。

とはいえ、すでに廃止してしまったので、
今後は、自転車に関しては建設常任委員会で、福祉避難所については福祉環境常任委員会で
今回提出した提言が、行政運営にしっかりと生かされているかどうかのチェックをしていかないといけないと思っています。

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