車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

東京都大会に出場いたしました。

2015年06月03日 10時58分07秒 | 日記
俗称「都大会」という障害者の卓球大会に出場してきました。

これは全国障害者スポーツ大会(通称「全スポ」。障害者の国体)の代表選手選考を兼ねたもの。

なので参加される方はみなさん結構本気モードが強かったりする。

でも全スポそのものは競技レベルの向上よりも障害者の社会参加を促すのが主旨のようなので、参加者のレベルはまちまちだったりもする。だから人によっては「あれは運動会です」という人もいる。

その点が一般の国体とは異なるところ。

でも全国規模の大会はもの凄く華やか、にぎやかであれ以上の大会は国内ではないのではないかと思える。

その選考会となる都大会なのでこれもまたしっかりした会場できちんとした運営が行われる、他の大会とはちょっと違った張りつめた空気感のある「大会」らしい良い雰囲気なのでした。

そしてその結果。

障害と年齢によって細かくクラス分けが行われるので、僕の参加したクラスは3人のみ。
ということで参加の時点でメダルは確定(笑)

2試合を行い1勝1敗。

銀メダルをいただいたのでした。

今年で3回目の出場。

毎回同じ方と対戦して負けている。

過去を振り返り、あらためて今年の内容を顧みると、まぁ少し成長出来たかなと思えた。

でも負けは負け。

そんなことで満足していたのではこれ以上の成長は無いでしょうということで、日々貪欲に努力を積み重ねていかなくてはなりませんね。

スタートが遅かった僕ですから、他の方々と同じ成長速度ではいつまでたっても追いつけない。

もっと加速してもっともっと成長できるように頑張ります。



さて、大会当日は表彰式への参加はせずに、早く会場を後にしていったん帰宅。

それから知人というか僕にとっては「先輩」のお通夜に行かせていただきました。

当時彼はまだ19歳、同じ車椅子での卓球に熱く取り組む名選手であるにもかかわらず、障害を持つ身であるが故か体調不良をきっかけとして思いがけずそのまま旅立たれました。

残念でなりません。

試合で何度か対戦したことはありますが、もちろん僕は一度も勝ったことがありません。

だからこそ、僕は彼と正面から向かい合いバチンバチンと打ち合って勝ちたいと思う目標の一人でした。

勝手ながら、彼の分まで頑張って、いつか追い越せるようになろうと思います。

そして、いつ彼に見られても恥ずかしくない卓球をやろうと思います。

この場を借りて、心より彼のご冥福をお祈りいたします。

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