
アトランタの友人が、ある年の冬、絶対に風邪を引くわけにいかなかった娘(18)のために、その数ヶ月間作り続けて、毎朝必ず食べさせたというスープです。
風邪を引きやすかったその子が、実際にその冬を乗り切ったということで、彼女の周囲にドッと広まりました。
一度作ると、それが無くなるまで何度でも火を入れて食べられるので、便利でもあります。
しかも僕が作れるほど簡単です。
<用意するもの>
深く大きい鍋
と、
セロリ 山ほど
ショウガ(皮ごと使うので出来れば無農薬または低農薬)かなりたくさん
豚肉のかたまり
プラックペッパーの粒 たくさん
ブイヨン(無添加)適量(コンソメではなくブイヨン)
ローリエ 数枚
白ワイン
水
<作り方>
セロリとショウガをただザクザクと切る。

鍋にセロリの茎の方をゴソッと入れる。2回分に分けてその1回分を。

ショウガを入れて、粒コショーを入れる。ショウガも2回分に分けてその1回分を。

上記をもう一度繰り返す。
その上に豚肉のかたまりを乗せる。

その上からセロリの葉の部分を、豚肉が隠れるように入れ、ローリエ(*注)も入れる。

(*注)この時は、ここでローリエを入れていますが、もう少し下段の方が良いようです。
水を適量(内容物の8〜9割が隠れる程度)入れ、ワインをドボドボ(水の量によりますが、この時は水2000ccに150ccくらいだったと思います。

そこにブイヨンを(各ブイヨンの、水の量に対する適量より少なめ)入れ、鍋に火をつけて煮込む。
30分以上煮込むとあくが浮くのですくい取る。

あくが気にならない人は、取る必要はないと思います。
豚肉に火が通ったら出来上がりですが、それ以上煮込んでも、何度火を入れ直してもおいしく食べられます。
肉はとても軟らかくなるので、食べたいだけを削いで鍋から出して、セロリとショウガとスープを入れていただきます。
他の野菜も入れたくなりますが、毎日、他のおかずがあってもチョコッとこれを食べる(飲む)には、このシンプルさが良いのではないかと思います。
*注:食べるときコショーの粒を噛みつぶすとけっこう辛いです。(後日付記、申し訳ありません)