あなたの想いを描く吉田肖像美術”四方山話”

肖像画家のたわごと・日常便り

東京は猛烈な雨であちこちに厳重警戒注意報が・・・「吉田肖像美術」

2016年08月22日 | 肖像画

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内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞受賞!

衆議院議長賞・参議院議長賞受賞!

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国会肖像画掲額作家よしだあきみつのブログへようこそ! 

 

2013年文部科学大臣賞受賞作品(顔部分)

初めまして!こんな私がお描きしております<自画像部分> 

BS日経おとなのOFFでアトリエが紹介されています。

    

www.bs-j.co.jp/off/backnumber/backnumber01_66b.html

http://www.bs-j.co.jp/off/backnumber/backnumber01_66a.html 

このシーンに前都知事がいたらと思うと・・・、本当に小池都知事で良かったですね。

今日一はこのシーンでしょう!

 先日の(8月15日)ブログで以前に某地方自治体から肖像画制作377点の受注を受けた事を書きました。このことが其の後大変な事態を引き起こすことに…といった内容で、続きは次回といったところで終わっていました。数日前ワイフと近所で食事をしている際に、あのブログの続きを楽しみにしていたんだけれどといった反応がありました。職場で読んでいたようですね。ということで続きの話を書きましょう。結論から言えば、私の罪ではないと思いますが、現在の所属している美術団体の当時の組織改編の事態を招くという大事を招くことになりました。長年にわたり某地方自治体で毎年敬老記念に肖像画を高齢者市民に贈呈するといったことを行事を繰り返していました。受注した後に市役所の方から今回の肖像画制作の経緯やそれまで依頼していた方がわかったのですが、それまでのことは当時の私には知る由もありません。依頼していた方が所属する団体のトップと知って狼狽したことを思い出します。この時私なりに団体を除名されるのではといった不安がよぎりました。その肖像画制作は20年以上にわたり、所属する美術団体の代表に制作依頼していたのです。敬老記念日にお年寄りの方に肖像画を贈るといった当初の素晴らしい行事がある時期からマンネリ化したのか、肖像画制作の納期の延滞が常習化していたようです。(延滞化していった理由はその後わかりましたが・・・)楽しみにしていたにもかかわらず敬老記念日の9月を過ぎ、年を越す場合もあったようで市民の方からの不満が爆発。その年度から市役所の対策として、それまでの随意契約から入札契約へ変更。五社入札の一つの候補としてお話が偶然にも私のところへ来たことになります。入札に関しては損失を出さないぎりぎりの単価で勝負したことで落札。全日肖にはまだ入会して間もないころで、皆さんがどのような肖像画のお仕事をされているのかわからない状況でした。詳細は差し控えますが、憶測からそれまで安穏(失礼)として仕事を受けていた状況から、いきなり様子が一変。半年分の仕事がなくなるという想定外の事態だったのでしょう。その年の全日肖展の審査日に登場した代表の方の様子や身なりに私なりに異変を感じました。その後まもなくして実質的に代表は経済破綻に陥ったようです。常日頃からの危機管理の大切さを改めて思い知ることになりました。それまでの長期にわたる不満を抱えていた役員の中から全日肖の組織改革に躍り出し、理事会で代表除名の方向へもっていくという前代未聞の事態になったようです。その先導役を果たした方が其の後の理事長職に就任するということになります。その数年後、皮肉にもその理事長もある失態から理事会で除名処分を受けることになりました。(当時お世話になっていた方でしたので、その状況下どちら側につくのかと大変な状況に追いつめられていたことが思い起こされます。)全日肖は私にとって、なくてはならない存在と考えしっかり根を下ろすことを決意。脈々と続いていた運営面での不透明な部分も徐々に解消されることに、現在の健全化された組織運営の礎の発端?は2006年の私が受注した肖像画の仕事が引き金になっていたとは。10年という歳月で大きく様変わりしたように思いますが、今では少数しかこの事実を知る方はおりません。

10年前は入会してまだ3年目、会の組織内容には深入りすることなく目の前の肖像画制作に躍起になっていた頃の話でした。受注した仕事に関してはその後5,6年続けることになりましたが一度も納期を遅れるどころか前倒しで納品できました。前者のお仕事では数人の肖像画家の方に振り分けする方法でこなしていたようです。問題を引き起こした原因が推察できていたので、私を中心に数名の当時美大生のアルバイトスタッフに簡易的な背景塗りや単調な部分の着物を描いて頂くといった分業を考案。制作時間との勝負の中で、私がお顔の描写に専念出来たことで肖像画として無事仕上げることが出来ました。何しろ私史上前代未聞の大量生産でした。この時の仕事を通して多くのことを学ばせて頂きました。それは肖像画の技術的なハード面だけでなく、関わる人たちとのコミュニケーションといったソフト面でも大きな収穫があったように思います。職業柄内側方向に気持ちを持っていきがちですが、外側に向かうことの重要性も再認識。両方のバランス感覚があってこその肖像画家業ということのようです。

美術団体の事に戻りますが、どのような組織でも人が運営する以上人間間でそりが合わないことや利害関係が絡むといった避けて通れないこともあります。いろいろなことを経験して徐々に組織は洗練されていくものなのでしょうね。小池都知事の話ではありませんが、ブラックボックスはいけません。現在全日肖が透明化されていることで隠すこともなくこのようなことも掲載出来る環境です。会(組織)は生き物と同じで、人間の身体同様に頭からつま先指先への良好な血液の循環があって健全が保たれます。具合が悪くなれば原因を取り除くといったことは当然です。老朽化といった問題も常にあることで、若い方の活躍に期待するものです。全日肖のこれからの歴史を作っていくのは会員のお一人おひとりと思っています。会発展を目指し、微力ながら私自身のためにも、面白おかしく楽しく尽力していきたいと思います。楽しくないと長続きしませんからね。

・・・夜の部は前回満席で入店できなかった鰻の”味治”さんへリベンジ・・・

 

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2016年制作    

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2012年第59回全日肖展(東京都美術館)”内閣総理大臣賞”受賞作品      

  

  

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