あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

だ~れかさんが~♪

2012-10-23 00:01:38 | 日記
 
 
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                                             奈良  法起寺
 
                                                        撮影;知人

残暑の中の歩き遍路 (四国八十八ヶ所 82番山門~83番札所)

2012-10-21 02:55:32 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2012.08.30(木) 続編
 
82番 根香寺さんの山門でお腹を満たして
来た道を県道の出合まで登って引き返します 12:10
 
広い県道に出て歩道の無い車道の脇をガードレールに沿ってカーブしながら下って行きます 
 
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左の眼下に海が見えています
瀬戸内海の島々が見えます
 
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県道からショートカットするような急な下りが遍路道
足のつま先がますます痛みます
 
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何度か同じように県道を過ぎってやっと人里まで下りてきました
午後から暑さは半端ない
容赦なく照るのでアスファルトは暑く足裏は火照る
 
鬼無町へと着いて最初に見つけた自販機にまたまたへたりこんで
ナタデココ入りのジュースを一缶ゴクリと飲み干し
スポーツドリンクを買い足す 
 
集落を抜け田んぼ道を抜け本津川を渡って
前々日の歩きで一緒した名古屋の男性に教えてもらった
岩田の遍路休憩所にヘロヘロで到着 13:35
 
個人のお宅かと思うほどの立派で真新しい建物だ
 
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大理石のような床は土足では失礼だ
だが、靴下を脱いで汗まみれの素足ではもっと失礼だ
洗面所もトイレも綺麗に掃除が行き届いている
タオルを濡らして足を拭き室内に上がる
扇風機を遠慮なく回して白衣も脱ぎ汗が引くまで休ませていただくことにする
テーブルには自由帳が置かれいろんな遍路のメッセージが綴られている
暫く読みふけってから
ハチミツ漬けの青梅を二つ頂くと体中に甘味が染み渡る
 
これ以上ないお接待だ
地元の方の無情心に深く感謝しつつも書き込む言葉が見つからない
 
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30分もゆっくりと休ませて頂き
立つ鳥後を似ごさず
元通りに扇風機を止めてコンセントからコードを抜きまとめ
ゴミは落としていないか確認して
冷たいお茶を何杯もお代わりした紙コップに梅干の種を入れて
用意されたゴミ袋に捨てる
 
なんだかここに今晩は泊まりたくなった
だが先はまだ長い
 
重い腰を上げて歩き出します
香東川を渡り田んぼ道を右に左に曲がりながら県道や国道を横切り人家の裏道や
用水路の中道を通って行きますがなかなか目標が見当たらず
焦ってきます
 
お店が開いているときはいつでも休憩して行ってね
という心憎い休憩所で一休み
随分疲れてしまってなかなか前進しません
 
もう間もなく一宮寺と言う地点の遍路休憩所でまた、へたります
 
 
 
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もう少しだよ
頑張れ
自分で自分を励ましながらなんとか山門へ
 
83番 一宮寺到着 15:55
納経時間の締め切りには余裕がありますが
先ずは勤行
 
 
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お大師堂から先にお参りします
 
 
 
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他にも歩きや車の遍路さんが今日の最終参拝寺にされているのかお参りがありました
 
 
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善通寺でお会いした男性遍路さんと一緒になりました
彼は昨夜は81番さんの近くの簡保の宿に泊まって82番さんから80番さんへと
下ってここ83番さんにやってきたとのこと
ワタシの順路はかなりきついコースだったようだ
今夜の泊まりはこの近くの天然温泉きららだからもう少しでお宿だね
ワタシはまだここから約7kmも先のビジネスホテル「アパ高松」
明日は同じ行程だがまだ彼は宿は決めていないようだ
 
もう既に足は動こうとしないのでバスで高松駅前まで移動することにした
 
彼とは明日またどこかでお会いしましょうと言って別れる
 
幸いにも20分も待てばコトデンバスがやってくるようだ
 
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乗客はほとんど無く大きなリュックを座席に置いても咎められることはなかった
 
高松駅に着いてホテルにチェックインして6階の部屋に落ち着いたのは 18:20
 
窓から見える山を縦走して下ってきたのだった
 
 
 
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素泊まりで夕食は無し
 
残っていたコンビニのおにぎりと行動食と今朝の宿で戴いた6Pチーズ一切れ
 
特段お腹は空かない
 
浴室でシャワーして階下のクリーニングコーナーで洗濯
部屋干し
 
明日の天気を確認してベッドで横になる
 
明日は今日歩き残した一宮寺からここ高松市内までの7kmがのしかかる
 
とにかく休もう
 
また一箇所、靴擦れが出来たので処置して
 
眠りにつく

残暑の中の歩き遍路 (四国八十八ヶ所 81番~82番札所)

2012-10-20 22:54:47 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
 
2012.08.30(木)
 
昨夜はとても静かにぐっすり眠ることが出来足の疲れも幾分楽になりました
 
靴擦れで出来た水泡も潰して痛みも消えています
 
今日は長丁場の山の上り下りが待っていますのでしっかりテーピングしておきましょう
 
朝食を6:00前に用意していただきしっかりお腹に入れます
 
固形チーズは苦手ですが山の縦走になりますので行動食用に戴いて行きます
 
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宿のご主人の話ではH340m程まで登る一本松の県道180号線との出合まで
1時間半もあれば行けるだろうとのこと
 
一宿二飯のお礼を申し上げて五色台山上を目指し出発です
 
宿を出て30分 
前方にこれから登る山が迫ってきました
 
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飲料を2ℓプラスして優に8kgを超えたリュックを背負って登るのは
例えH300m~H400mの山でもかなり堪えるはず
まして登りがからっきし弱いワタシにとっては先が思いやられます
 
81番 白峯寺まで5.4kmの真新しい石標
徐々に登りに差し掛かります
白百合のように真っ白な気持ちで登らないとなりません
 
 
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ゆるゆると舗装道路は山へと近づき人家も田んぼも畑もなくなりお墓の横手から山道に入ります
この時点で既に7:15
とんでもない時間がかかりそうな予感がします
 
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登るに連れて高松市国分寺の街並みが小さくなって行きます
 
こうして見ると実に沢山のお椀を伏せたような山がありますね
 
 
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木段の厳しい登りが延々とジグザグに続きます
100mをいったい何分かかって進んでいるのやら
一本松まであと600m、500m、400m、の標示が終いにはもういらん!!と言いたくなる始末
10段登っては足を止め、5段登っては一息、200m登ってはリュックを下ろしてへたり込み
這這の体で辿り着いた地蔵堂
展望所への案内もあったがとうてい立ち寄る気力も無く通過
 
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7:35
一本松の出合まで登り着きました
県道を渡った先に遍路道の案内板
迷わずに横切り直ぐに山道に入ります
 
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暫く藪を抜けて雑木林の中へ進むとふかふかの山道
とても楽になりました
しかし、ここでお宿のご主人の言葉
「県道に出たら渡らずに左へそのまま歩きなさい」
思い出したが時既に遅し
引き返す気にはなりません
一応標示は81番 白峯寺となってます
遍路地図にも標示されています
そのままズンズン進みます
また坂出市に入っています
 
82番 根香寺との分岐にやってきました
 
あ、そうか!
この道をくればここから白峯寺まで行き打ち戻って根香寺へと行かねばならないから
同じ道を戻らなくても良い方法として県道歩きを勧めたのかな
 
 十九丁分岐を左に取って今度は下って行きます
遍路道は四国のみちのハイキングコースと重複しています
お地蔵様に手を合わせて進みます
 
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随分下ってきました、ちょっと休憩したいと明るいところへ急ぐと又直ぐ登り
 
ん?左足がおかしい?
大事を取って水分と行動食を補給し攣り止めの錠剤を服用します
 
今一度登りの小さな丁石地蔵様に手を合わせユックリと登ります
 
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今までも随分励まされた同じ大阪の方の遍路札
 
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石造りの笠塔婆を左に見て進めば県道からきた遍路道が合流する古田
直ぐ傍に自衛隊の基地もありフェンスが張られている
 
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幅が広くなった山道を進んでぐっと下るとようやく、81番 白峯寺の駐車場に到着
 
ここは坂出市だ
 
8:45 山門を潜って本堂へと向かう
 
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正面が本堂かと見れば護摩堂なので左に進みまた山門を潜り
お参りすれば文殊院だった
自分の守り本尊様に先にお参りしてしまった
戻って本堂を探すと遥か階段の上にある
 
山道登りで疲れた足は階段を拒否するかのように上がらない
 
辛うじて登りきった
 
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本堂は素晴らしかった
 
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大師堂へのお参りも済ませ階段を下って納経所を探すが案内標示がない
丁度山門を潜ってこられたお坊さんのような恰好のリュックを背負った青年に聞いてみた
一緒に探してくれて護摩堂で尋ねると右奥に納経所があった
 
青年に礼を述べて御朱印を頂きやっと気持ちが解放された
 
境内のベンチに座り少し休憩してトイレを済ませ来た道へと戻ることにした 9:35
白い手袋の無いことに気が付いたがどこで落としたか記憶にない
 
一度来た道はスイスイと登り下り
途中でハイキングのペアとすれ違う
「こんにちは~」と会釈して戻る
 
あら、ここで落としてたのか
往路で薬を飲んだ坂道に手袋が落ちていた
 
10:30 十九丁の分岐まで戻ってきた
今度は左へ直進だ
 
 
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さぁてここからまた少し登りだ
 
 
 
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尾根道を小さなアップダウンを繰り返して一度車道に出る
 
H440m地点の県道の峠に一軒だけある食堂「みち草」
 
まだ11:00前、みち草も開いてるのか判らないので通過
 
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 県道をそのまま進んでもよいのだが
再び山道へと入る
 
 
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やがて広い二つの県道の出会いを横切って
また山道へと入る
だんだん足のつま先が痛み出す
靴が随分くたびれてきたので下りで足が前に前にと遊びつま先が当たってしまうようになった
 
どうやら下りきって82番 根香寺に到着 11:05
 
高松市になる
 
 
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山門に一礼して入ると一旦階段は下におりてまた上がらないとならない
 
ここまで疲れた足はいよいよ階段に拒否反応
下って左手に大樹の古木が保存されている
 
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弘仁年間(810~24)に弘法大師が巡錫され、五色台の山々に金剛界曼荼羅の五智如来を感得
密教の修行にふさわしい台地として五智如来の色別によって青峰、赤峰、白峰、黒峰、黄峰と名付けた
主峰の青峰の山中に一院を創建して花蔵院と称し五智如来の教令輪身たる、降三世夜叉明王・軍荼梨夜叉明王・大威徳夜叉明王・金剛夜叉明王・大日大聖不動明王の五尊五大明王を祀り、衆生の末代済度を祈願する
護摩供を修法された。
弘法大師の甥・智証大師は市之瀬明神のお告げにより不思議な霊木をもって千手観音像を刻み、本尊として安置。この本尊彫刻の根株が永く芳香を放つので、根香の寺名がつけられた。
 
  ※ 讃岐二十三ケ寺参りの小冊子より
 
よって、ご本尊は千手観世音菩薩
 
真言・・・・ おん  ばざら  たらま きりく  そわか
 
また階段を登って本堂に趣くと
八十八ケ寺のご本尊様がずらりと並んだ万体観音様を礼拝しながら左から右へと堂々巡り
 
 
 
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団体さんと一緒になって面倒なので少し時間をおいて後から続いて行く
 
大師堂でも同じで落ち着かない
 
(ワタシだって初めは物見遊山でツアーに参加して始めた歩き遍路だ、お互い様か)
 
引き上げる頃を見計らいご朱印を頂きおいとまする
 
山門を出ると猛烈にお腹が空いてきた 11:50になっている
 
辺りを見廻すがベンチなどない
 
山門の片隅の石段に腰をおろして昨日のおにぎりをパクつく 
 
一息入れたら次の札所までH440mを下って田園地帯を
 
 およそ12kmの歩きが控えている
 
 

残暑の中の歩き遍路 (四国八十八ヶ所 76番~80番札所)

2012-10-20 17:38:35 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
 
2012.08.29(水)
 
昨日は早めの善通寺入りで金毘羅山へも足を伸ばしてきた
ビジネスホテルは7:00からの朝食、せっかくのお接待で無料でも辞退して
6:00前にはチェックアウトして一日の始まりだ
 
遍路地図片手に善通寺の町を後にして郊外へと向かう
 
空模様が少し怪しい
 
今日は延々とアスファルト道の歩きになる
 
曇ってくれる方が助かる
 
6:45 
76番 金倉寺に到着
 
山門を潜り早朝のお参りに向かうと地元の方が二、三お線香を上げておられる
 
 
 
 

 
 
 
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弘法大師の甥に当たる智証大師の縁の寺で天台宗である
 
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時折休耕田に植えられた蓮の花がまだ咲いていて単調な風景に映える
 
 
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途中のコンビニで飲料とおむすびを買い早速冷えたアクエリをグイっと飲む
 
ちょっと道を一筋間違えて遠回り
田んぼ道へと修正
すると向こうから歩いてこられた御婦人が一軒のお家の前で
少し待つようにと言い玄関に入って行かれた
家の前の水路の溜まり場にアメリカザリガニが沢山いた
暫くして中から初老の男性と息子さんらしい男性二人が一緒に出てこられて
小さな陶器のお地蔵さんを下さった
どうやら少し障害のある息子さんらしく
父親であろう男性が
「これは息子が一生懸命に心を込めて焼いた物です
この先の道中の安全を祈願していますのでお持ちください」と手渡された
 
女性は近所の方で散歩の途中
ワタシのような歩き遍路を見かけると声を掛けて案内してくださっているのだった
 
お三人さんに深くお礼を申し上げて見送られながらその場を後にした
 
 
程なく77番 道隆寺 山門が見えた
 
到着した途端にぽつりぽつり
 
 
 

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雨足がきつくなったので納経所の横の待合所で休憩
15分もすると傘を差して歩けるようなので出発する
 
丸亀市内へと入る、ここまでまだ11kmしか歩いていない
だが足は蒸れて疲れている
どこか休憩所はないかと探しながら歩いていると大通りのすぐ横に遍路休憩所があった
 
靴下を脱いで5分間の休憩だ
 
ひっきりなしに車が通って行く
 
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雨も完全に止んだので丸亀市内を抜けて歩く
 
右手の高台に丸亀城が見えた
 


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橋の袂に来ると讃岐富士が見事な姿を見せた
 
 
 
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橋を渡り遍路シールに沿ってひたすら歩く
 
 
宇多津の町に入り
細い街中の道を歩く、晴れ間も出て気温も益々あがり暑い
 
なんだか急に炭酸系の飲み物が欲しくなり自販機でコーラ缶を買い飲み干す
 
漸く78番 郷照寺
山門から更に坂道を登り本堂へ
 
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11:15 
流石にこの時間には団体のバスツアーでの参拝客も多くなります
 
隅っこで邪魔にならないように勤行します
納経所でも添乗員さんの後に並びます
 
納経所の方が気を遣って途中で一人分そっと書いてくださいます
 
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高台にあり丸亀市内が良く見渡せます
 
休憩所で汗が引くのを待って次の札所へと出発です
 
 
<たけさん>と書かれた高架の下の看板に思わず駆け寄る
もちろんその通りに歩きますとも
 
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タクシーが一台横で止まりました
暑い中へばりそうになりながら歩いているワタシを見かねたのかな
 
「この先の広い道路に沿って真っ直ぐ歩いて行けば八十場の水に出て79番はそこからすぐだから」
親切に道案内してくださったのでした
「ご親切にありがとうございます、真っ直ぐ広い道路沿いに歩くのですね」
とお礼を述べて歩きます
 
 
でもへそ曲がりなワタシは広い道路の脇を歩くのは嫌いなのです
 
旧遍路道に沿ってトボトボと歩くのです
 
11:45
 
あ~~お腹が空いた
 
だけど食堂なんてありゃしない
 
 
あっ! うどんの暖簾がありました
潜って中へ入ると大きな扇風機がテーブルの上に一台
 
セルフの讃岐うどん店
一瞬、製麺だけかと思う小屋みたいなお店
 
おばちゃんの揚げた大きな茄子の天ぷら一切れと
ぶっかけうどんを注文して
 
うどんが茹で上がったら自分で勝手に出汁をかけていただきます
 
すきっ腹と暑さにはもってこいののどごし
一気に平らげてごちそうさま
 
お水のお代わりを三杯もしてちょっと休ませてもらいます
近所のおばちゃんはマイ丼持参でおうどんお持ち帰り
 
車で若いおにいちゃん達も立ち寄る
知る人ぞ知る地元のお店のようでした
 
あまり長く腰を降ろすと歩くのが嫌になりますので
ぼちぼち歩き出します
 
 
 
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うどん屋さんで
八十場の水までは2時間では行かんやろと言われて距離を確かめます
 
不安になって今日のお宿に
まだ79番さんもお参りしていないのでかなり到着が遅れるかも
と電話する
 
 
坂出の商店街の中を遍路道が続きます
 
今日は定休日のお店ばっかりなのかな
 
 
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うどん屋さんを出て歩くこと1時間
13:10
八十場の水に辿り着きました
 
 
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ここまでお昼、我慢すれば静かに
心太を頂きながらゆっくり休憩できたのに
 
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少し坂道登って参道を入ると
まずは白峰宮の境内から
79番 天皇寺(高照院)
地続きでお参り
 
 
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納経所が判らずうろうろしていたら
一人の歩き遍路の男性が丁度逆打ちで済まされたところで丁寧に教えてくださった
 
 
境内を下って朱塗りの鳥居を潜って進みます
 
 
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時刻は13:40
 
ここから平坦ながらまだ今日の最終参拝寺まで7km近くあります
 
15:30を目標に行けば楽々お宿に入れます
 
 
けれど暑いのなんの川沿いの道を行きますが咽喉がカラカラ
 
JRかもがわの駅のベンチでまたまた靴下脱いで休憩
 
「徳島まではどっちのホームに行けばよいですか」
と尋ねられても裸足で確認に歩けず
「ごめんなさい、ワタシも旅の途中でして・・」
 
グズグズしてもいられません
 
歩きましょう
 
 
 
 
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地図によればあと少し歩いたあたりにコンビニもあり
遍路休憩所「加茂駅」もあるようです
キョロキョロと探しますがコンビニは見当たりません
 
飲料が乏しくなってきました
 
堤防の草が生い茂った中に休憩所は見つかりましたが
中に入って見る気になれません
 
左に見ながら堤防を直進します
 
 
国道11号線を複雑に潜って国道脇の歩道へと上がります
車が通る道は嫌だ
なだらかなアスファルトの坂道は嫌だ
と、ぶつぶつ言いながらなんとか峠を越えて行きます
 
国道を離れて旧遍路道の標示が現れた途端に
そうでしょ、この道を行くよと声に出して木陰を求めて坂道を上ります
 
旧道もやがて国道に合流してまたまた苦手な道になります
 
咽喉の渇きが異様です
やっと国分寺駅前に着き
自販機でりんごジュースを一気飲み
自販機の前にへたり込んでしまっています 
15:25
 
 
 
 

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暫く動けず道行く人が不思議そうに見ながら通って行きます
駅から降りてきたにしては疲れきった恰好ですもの
 
だって、歩いてきたんだもん
 
あとどのくらいかなと道を見やれば
もう直ぐそこだ
ガンバレ!
 
 
15:35
 
着いた!!
 
80番 国分寺
今日の最終参拝寺
 
 
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今日も無事に歩かせて頂きありがとうございます
感謝の勤行
 
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お参りを済ませ
 
山門を出て
階段の隅に腰を降ろす
 
青年が一人リュックを背負って山門を潜って行く
 
逆打ちで今日は駅から次の目的地まで列車で移動するとのことだ
 
お互いに無事の結願を
と言葉を交わして別れる
 
今日のお宿に何とか国分寺に着いたけど
疲れたうえに靴擦れが出来たので
「あと20分くらいですがゆっくりと歩いて行きますのでよろしくお願いします」
と電話する
 
 
16:25
 
やった~~着いたよ!!
 
今日のお宿の「せと国民旅館」
 
 
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二階の部屋に通していただき荷物を置いて足を投げ出す
 
 
今夜はシーズンオフでたった一人ワタシだけの泊まり客
 
お風呂も頂戴してお洗濯までしてもらい
 
早めの夕食
 
宿のご主人の心の篭もったおもてなし
 
もちろん、全部残さず頂戴します
 
冷えた無花果はお部屋に持ち帰り
後ほどゆっくり頂きましょう
 
 
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ふ~~!
今日の行程はほぼ平坦な道のりを約28km
 
お参りに要した時間 150分
休憩時間  120分
 
含めて
6:00~16:30
12時間を超えましたね
 
お疲れ様でした
 
明日の予定は五色台山上の81番、82番の二ケ寺がきつい上に下って歩く最終参拝寺
83番 一宮寺までが長い
 
コース確認したら
早々に休みましょう
 
 
 

南奥駈ピストン (倶利伽羅岳&行仙岳)

2012-10-19 00:08:58 | 大峰 奥駈道を歩く
 
2012.10.16(火)
 
 
今日の山は、みけさんは以前に奥駈縦走のツアーで行ってるのでパスだってさ、、
 
いつもより40分早い集合時間、前夜から遅れてはならじと目覚ましをセット
 
7:30 橿原神宮駅中央口をバスが出ます
 
登山口まで3時間はたっぷりかかる往路
 
169号線から425号線
一度目のトイレ休憩はいつもの「杉の湯」
お弁当も積み込みます
 
奈良県下北山村池原を経由して行く
 
池原ダム湖にはブラックバス狙いのボートが浮かんでいる
 
425号線は国道なのであります
毎年、風水害で痛んでばかりです
従って殆ど年中工事が行われて通行に時間規制がありますので
10:00までに関門を通過しなければなりません
先導車が大急ぎでゲートに到着、確認
悠々で通行OK
 
よくよく通行規制の案内板を見れば本日全面通行可です
帰りも保障されました
 
登山口から下山するまでトイレがありませんので
池峰の池の平公園で済ませて行きます
 
登山口の白谷トンネル東口に着いたのは10:40
ささ~と仕度、任意で準備運動ストレッチ
 
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いきなりの階段を上ってスタート 10:50
 
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最初から急登です、トンネルの上へと何度もジグザグ、ジグザグ
階段ばっかりです、作業小屋も二箇所ほど通過
どうやらNTTさんの専用作業路のようです
 
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ツルリンドウが一輪咲き残っています
他は花が散って葉っぱばかり、中に赤い実のなってるのもありました
 
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ようやく奥駈出合まで登りつきました 11:45
 
 
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行仙岳へは余力が残っていたら登ることにして捲き道を進みます
 
ヒメシャラの林に突入
思わず「わぁ~綺麗!」と口にすると後ろの人が「何かあるの?」
 
 
 
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捲き道も油断なりません
細いトラバースの悪路を踏み外さないように慎重に時に倒木を跨ぎながらの進路です
せっかく登ったのに行仙岳への分岐から急な下りが始まります
 
お願い滑らないでね~
 
 
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怒田宿まで下ってきましたよ 12:05
 
 
 
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この5月に那智の青岸渡寺の皆さんも修行で吉野へと歩かれたようですね
 
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程なく水場の標示を右に古木の倒木を跨いで下ります
しか~し、ここでテントを張るために水場まで往復20分
如何程の水を汲んで上がってこれるのでしょうか?
 
 
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右下に小さい点のようにトンネル東口に駐車しているバスの屋根が見えます
 
 
 
 
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まだまだ倶利伽羅岳までは遠いようです
左端に見えるのがそのようです
その隣が転法輪岳かな
奥駈の稜線が続きます
 
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そろそろ40人のお腹の虫が騒ぎ始めましたので広場(斜面ですが~)でランチタイム 12:40
 
 
 
 
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30分も休憩したら先を急ぎましょう
食事の後の散歩道はふかふか~
 
 
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なかなかいい感じになってきましたね
和歌山県に近いので紅葉にお目にかかれるとは思っていなかった
急登もなんのその
 
 
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もう早くも、ここから釈迦ケ岳の標示があります
 
 
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途中で一人の男性とすれ違いました
どうやら、このツアーに申し込んだもののキャンセル待ちでとうとう空きがなく
単独で来られたようです
 
アップダウンを繰り返して漸く倶利伽羅岳に到着です 13:50
 
標高 1、252m
 
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展望が余りよくないので少し先へと進みます
下ったところに左へキレットのように続く鎖の奥駈道は転法輪岳へと繋がって行きます
修験の道は厳しく険しい!!
一歩だけ踏み込んでみた
 
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コルから少し小高くなった崖の上で真っ赤な紅葉葉
 
 
 
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そこに腰かけてといわれても、枯れ木ですよ!
 
 
 
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猫もおだてりゃお立ち台に上がる~~
 
 
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東の方向に転法輪岳
 
釈迦ケ岳からの道はいつ繋げるだろうか

 
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北側に目をやる
中八人山かなぁ~
 
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おタケさ~ん、もうそろそろこっちに来て見て~
と呼ばれて南側に移動
南西の方向の木立の向こうに鉄塔の見える山が
行仙岳
その右に高くなって続くのが笠捨山
 
 
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倶利伽羅岳に戻って
またまたおだてられてハイポーズ
 
 
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まだまだ離れたくない場所
名残惜しみつつ来た道を戻ります
 
西日を受けて黄葉が輝いています
 
<秋の夕陽に照る山紅葉~~♪>
 
 
 
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最後にもう一度振り返る
倶利伽羅岳と転法輪岳
あらら東から怪しげな黒雲が流れてきてるよ~
 
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戻る道の前方には行仙岳
いやいや~まだ遠いなぁ~ 15:00
 
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下った分は登って取り戻せ~~
 
 
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もう勢いで登るしかないでしょ!
 
 
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稜線を吹く風で少し冷えていた体から汗が出てきました
ぜぇ~ぜぇ~と言いながら何とか足で登った~ 15:30
行仙岳 1、227m
着いた途端にガスに覆われてしまいました
 
 
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山頂の北側にNTT行仙無線中継所
 
 
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たった一株だけ咲いていたよ
アケボノソウ
 
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山頂を後に一気に下って奥駈出合に別れ
NTTさんの作業路を戻ります
 
やっぱりガスを充満させたのは<<あなた>>
なんだか誰かに似てるんですけど、今日は確か北の方を徘徊してるはずよね~
 
おまえはだ~れじゃぁ~
 
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階段下りで膝が笑いそうだった
やっと下山終了~~~ 16:25
 
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疲れた足を解放するように用意されたクロックスやサンダルに履き替えて
ワタシはいつものマイビーサンですが
 
一路、バスはくねくねとよう登ってきたもんだ425号線を下る
鹿さんが横切るよ~
 
着いたのは
下北山温泉「きなりの湯」
 
久しぶりに訪れた温泉は
リニューアルしたのかな?
露天風呂あったっけ? 以前と何だか少し違う感じ?
ま、記憶は曖昧で~~~、
今日はちょっと疲れたので丁寧に足をクールダウンさせてのんびり浸かりヤレヤレ
 
18:20 温泉を後にして
もう、真っ暗な169号線を帰ろう
またまた小鹿さんが通るよ
皆んなオヤスミだ
 
静かに添乗員さんが起こしてくれます
杉の湯でトイレ停車
済み次第、直ぐに出ます
 
橿原神宮駅に着いたのは20:30
 
13時間ものツアー
 
ワタシは家からの時間を合わせると実に17時間
 
奈良県の南部は高速飛ばして行ける各地の山と同じくらいの時間がかかります
 
だから、なので、やっぱり
 
奈良交通吉野さんでないと行けないのです
 
どんな林道も先導車が先行して安心、安全
 
 
今日も楽しい山行きにご一緒してくださった皆さん
お疲れ様でした
 
そして、ありがとうございました
 
 
          今日は前回の大普賢岳~行者還縦走10時間よりも疲れました