goo blog サービス終了のお知らせ 

へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

ついに郵政民営化

2007年10月02日 03時54分10秒 | Weblog
期待する人、不安に思う人、人それぞれである。
しかし、期待する人は、都会の人。
不安に思うのは、地方の人。
明暗がハッキリと分かれている。
郵政を民営化するに当たっては、長所ばかりが強調されていた。
何故民営化しなければいけないのかは、ウヤムヤにされたように感じる。
民営化の恩恵を受けるのは、人口の集中する都会ばかり。
つまり、「有権者が沢山いる所」である。
私の住む町は、ちょうど中間的な位置に有る。
集配業務をする局は残るが、特定郵便局はいずれ廃止になるという噂である。
或る「ノーテンキな人」が、「郵便局が無くなってもコンビニのATMが有るじゃないか」と言うのである。
確かに、私たちが住む町にはコンビニが3軒も有る。
しかし、地方の小さな町にコンビニが有るのだろうか?。
「郵便局が無くなるのでは?」と、心配しているようなところでは、コンビニなど有るとは思えない。
そもそも、民営化とは一体どう言う事か、真剣に考えた事があるのだろうか?。
民営化とは、一般の企業と同じにする事である。
一般の企業は、赤字を出せば「経営破綻(倒産)」と言う事になりかねない。
経営破綻を防ぐ為には「不採算部門」を無くさなければならない。
郵便局に限らず、採算を取りやすいのは「大都市」と言う事になる。
そして、地方の小さな町で採算を取るのは「きわめて困難」と言わざるを得ない。
営利を目的とする民間企業が、そんな所へ出店するだろうか?。
旧国鉄が民営化された時、地方の赤字ローカル線が廃線になったのと同じ様な事が起きなければ良いのだが。
「大都会に住む人の利益」を優先させる事は、選挙対策から見れば「常套手段」と言う事になる。
地方の少ない票では、選挙に勝てない。
「弱者の切り捨て」「地方の切り捨て」以外のナンであろう?。
「弱い者をいたわる」と言う「いたわりの精神」は何処へ行ったのだろう?。
「美しい国」の看板を下ろしたのは、この事を見越していたのでは?。
この先、競争は益々激化するであろう。
力のあるもの、数の多いものが「勝者」になり、力の弱いもの、数の少ないものは「敗者」になる。
弱肉強食の自然界では、「至極あたり前」の事ではあるのだが・・・。
所詮、人間も自然界の一員、仕方ないのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする