へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

留まる事を知らない原油価格

2007年10月19日 05時04分52秒 | Weblog
連日のように原油価格が上昇している。
その為に、来月もまたガソリンの価格が引き上げられると言う。
ガソリンだけではない、これから寒くなる時期、どうしても必要になる「灯油」の価格も上昇している。
家計にとっては「大きな痛手」である。
これで又バイオエタノールの生産が増える事だろう。
現状の考え方では「仕方ない事」と言うほか無い。
ガソリンの価格が上がれば上がるほど、「バイオエタノールの生産」にとっては都合がよい。
しがし、「バイオエタノールの生産」にとっては都合がよくても、他の分野には都合が悪い事が有る。
「バイオエタノールの原料」は、家畜の飼料だけではなく、人間の食料にも成るものである。
従来は価格も低かったこれらの農産物が、「新たな需要」の発生により、価格が高騰している。
そのあおりを受けて、すでに幾つかの生活必需品の価格が上昇している。
従来は「企業努力」によって、かなりの部分が押さえられて来たのだが、最早「限界状態」に成ってしまったのである。
更なる「企業努力」を求める声が多いのだが、価格破壊が「諸刃の刃」であるのと同じ様に、「企業努力」も又「諸刃の刃」なのだ。
多くの人は「企業努力」の「表の部分」しか見ていない。
「合理化」も、無限に出来るものではない。
「合理化」もまた「諸刃の刃」なのです。
国民の多くが「景気の回復」を望み、政府は「景気の回復」を表看板にする。
それでは、どの様にしたら景気は回復するのだろうか?。
私は経済の専門家ではないが、「景気を回復させる方法」は知っている。
「知っているなら教えろ!」と言う人が多いだろうが、教えたところで「実現は不可能」に近いので無駄な事である。
政府や専門家などは、「景気の回復は可能」な様に言っているが、あくまでも「希望的観測」でしかない。
学校教育の中で、どれだけの人が「経済」について学んできただろうか?。
「学校で教えてくれなかった」と言う人も多いと思うのだが、現実は「学ぶ気がないから教えない」のではないだろうか?。
受験に役立たない学科など、誰が学ぶだろう?。
私は、殆ど「独学」で覚えたのだ。
勉強は、学校でするだけが勉強ではない、学校で学ぶのは「基礎的」なもので、「応用」は実社会でするものです。
「学校を卒業してオワリ」では無く、「死ぬまで」勉強を続けなくてはいけないのです。
「社会に出て役に立たない事を、何故勉強しなければいけないのか?」
よく言われることなのだが、実社会では「教科書通り」に行く事など「殆ど皆無」でしょう。
学校では「基礎」を学び、実社会に出てから「学校で学んだ基礎」を基に「応用」するしかないのです。
基礎が無ければ応用も出来ません。
基礎が出来ていれば、「景気回復の方法」もわかり、それが「実現不可能」に近い事も解るでしょう。
「原油価格の高騰」は続くと思ったほうがよいでしょう、そして、そのことが「ボディーブロー」のように、「日本の経済」にダメージを与えてくるでしょう。
コメント (1)
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