へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

日本人の悪い癖

2007年10月23日 04時07分52秒 | Weblog
日本人の悪い癖として、「応用は出来るが、基礎に弱い」と言うことがある。
戦後の日本が、「急速な発展」を遂げられたのも、「外国製品の物まね」による所が大きい。
始めは「安かろう、悪かろう」と言われていたものが、少しずつ品質がよくなり、外国製品を上回るようになった。
世界から、「技術大国」「経済大国」と言われていたのだが・・・・。
気が付くと・・・・?。
まるで「ウサギと亀」である。
戦後の日本がたどった道を、中国が、「亀ではなくウサギのごとく」追い越そうとしているのだ。
日本の十倍、13億もの人口の持つ力は計り知れないものがある。
国土の面積は25倍である。
全体的に見ればまだまだ貧しい人が多く、富裕層の割合は少ないのだが、13億に対する割合であるから、「バカには出来ない数」である。
しかもこの富裕層、日本の富裕層とはかなりの違いがある。
かつて日本にもいた、「成金趣味」と同じなのである。
「見栄を張る」ために、高級品を求めるのである。
その上、この富裕層、「商才」に長けているのだから始末が悪い。
「儲かる事に対する嗅覚」が鋭いのである。
今や、「高級食材の価格決定権」の多くは、中国商人が握っているのではないだろうか?。
川魚が中心であったものが、海の魚の味を覚え、「高級魚」を買い漁っている。
従来、日本の商社が決めていた価格を、「それ以上の価格」で中国が買ってしまうため、日本の商社は相手にされなくなってきている。
ウッカリすると、外国産に限らず、「高級食材」が日本の店頭から姿を消す日が来るかもしれない。
問題は高級食材に限らない、急速に経済発展を続ける中国の、「旺盛な需要」によって、様々な物資の価格も上昇している。
国土も狭く、資源も乏しい日本が、単純に「安いという理由」だけで「外国の農産物」に頼るのは危険ではないだろうか?。
「外貨不足」になれば、輸入は出来ないのだから。
ここで、外貨について「誤った認識」を持っている人がいるようなので、外貨について少し。
「外貨」とは、「外国(国際社会)で通用する貨幣」(当り前の話しですが)の事で、「日本国内で流通している貨幣」ではありません。
「国際通貨」とも言い、現在はドルが中心ですが、その前は「金(キン)」でした。
金(キン)が無ければ、貿易は出来なかったのです。
輸出した商品の代金として受け取ったお金でなければ、輸入した商品の支払いは出来ないのです。
もしも、日本のお金(円)で支払いが出来るのならば、「大蔵省造幣局」で大量に印刷すればよいのです。
そんな事をしたら、世界中が同じ事をして、「貿易」は成り立ちません。
その様な事を防ぐ為に、「国際通貨(外貨)」が決められているのです。
外貨の稼ぎ頭である、自動車、IT関連の製品が、何時までも外貨を稼いでくれるかは疑問です。


コメント
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