現代日本語「誤」百科 774 は、一つの時代が終わった を、例題にしている。
いわゆる、ひとつの、という名言を吐いていた長嶋さんを思い出す。その名言とは、これはかかわりがないけれど、名選手が活躍した時代、それを一つとして、その時代が終わったときに、一つの時代ということがある。そして、時代の一つになるのであるが、それが何時代であるか、歴史にゆだねられて、名前がつくか、そのまま消え去るか、それはいまはわからない。時代をなお生きるもの、同じく生きているものとして言えば、ひつの時代というとらえ方なのである。ひとまとまりのというほどの意味でいいだろう。一つの時代に生きた感激をそのままに、時代が終わったということもできるだろうが、それは時代という意識をどう持っているか、どうとらえていたのかがが問われる。 . . . 本文を読む