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日本語文法の説57 文章の原理6

2019-08-17 | 日本語文法
日本語文章の形式のひとつ、散文は、いわゆる和文と呼ばれるものは、韻文から散文へと発展したといえる。これは言語によってそのような特徴を持つ展開をとることがみられるところであろうが、日本語文章は漢文の影響を受けた。韻文に、長歌形式、短歌形式、ときには反歌としてそのリズムを文章に形成していたが、それを物語文章などに取り入れていて、長文を著した。それは後世に擬古文になり、日本語古文の代表とするようになる。その一方で、日本語文章は漢文を日本語読みをする、訓読文を伝統に持つようになる。訓点による語は漢語であるため、和語と峻別されるが、訓点を施すことは漢語を訓読みすることをはじめ、漢文を和文と対照できるように文法を整理するものであった。 . . . 本文を読む

語彙と研究7

2019-08-17 | 日本語語彙
国語語彙論と国語意味論と、この二つを挙げると、これは分野として語彙論と意味論の対になるようである。語彙の議論と、語の意味の議論である。実はこの二つには、それぞれ専門書のタイトルとして見ることができるので、それによれば、その著述によるところにもなる。国語語彙論は、計量語彙の進められる中で語彙とは何かを集約した、いわば、図版を多く入れた図説のはしりにもなる便利な書である。国語意味論は国語構文論の著述に続く。出版年でいえば、2002年で、1971年の国語構文論のあと、時を経てまとめられた。国語語彙論と国語意味論は時間経過に対照をなすようである。国語学と日本語学と、そこに語彙論か、意味論かというながれを、現代はつくっている。 . . . 本文を読む