ブラフというのは、カードゲーム、マージャンなどで用いる語なのだが、そう思ってきたから、ビジネス用語によく使われる世になってきたというので、目にした文脈から考える。それはトランプ大統領率いるアメリカのことになるが、そもそもは、交渉事の圧力である在日米軍、駐留費用のことに関係する。米軍の撤退を、ブラフの意味のままに、はったり、こけおどしと解説する意見である。日米安保、米軍基地の維持、同盟国となって、軍隊を引き揚げるというのが、脅しになるのか。まさに、水辺に面した切り立った崖か岬に立つのが、米国か、日本か、そのもうひとつの語義に照らして、守ってやるというよりも、防衛費用を負担せよと迫るのは、立場の逆転した格好である。アメリカファーストの所以か。
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200119&ng=DGKKZO54574170Y0A110C2EA1000
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トランプ米大統領は在日米軍の撤退をほのめかしてきた。日本ではいわゆる思いやり予算の増額を引き出すためのブラフと軽視されがちだが、他国の安保まで面倒見切れないと考える米国民が増えているのは事実だ。ポスト・トランプ政権でも傾向は変わるまい。
https://biz.trans-suite.jp/12628
2019.09.06
「ブラフ」とは?ハッタリとの違いと戦略的ビジネスでの必要性
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「ブラフ」は英語の「bluff」で、意味は「自分を大きく表現する」「空威張りをする」となります。日本語で言う「ハッタリをかける」と極めて近い意味ですが、「ブラフ」の方が「人を騙す」「事実に輪をかけた、または異なる情報で相手を誘導する」というような策略的な意味を多く含みます。
たとえばポーカーの場合、自分が弱いカードを持っていても、相手に「強いカードを持っている」ということを確信させる必要があります。それは巧みな言葉での駆け引きの場合もあれば、思わせぶりな表情で示す場合もあるでしょう。これを「ブラフをかける」と言います。
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「ブラフをかける」は嘘や偽りの情報を示すことで「相手を錯乱させること、また惑わすこと」を意味します。つまり、実際のことや事実よりベターであると相手に思わせるということです。全くの「嘘」とは異なる、策略的な要素が色濃いのも「ブラフ」の特徴と言えるでしょう。