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不慮の事故

2014-10-04 | 病名のことば
病名のことではない。
死因のことである。

いま、救助隊が防塵マスクを着け、ゴーグルなどの眼鏡をかけて捜索にあたっている。
雨が降ったために火山灰は粘土質のようになり、足元、膝深くまで地面にめり込むようで、500メートルを進むのに1時間を要するようだ。

1000人体制でヘリ輸送による、消防隊員、機動隊員、自衛隊員と大がかりに行われている。
そのニュースに4人の心肺停止者が発見されて、死者は48人、下山してくれば51人となる。

たしかに心肺停止である、とは言え、溶岩、隕石ようなものに直撃をうけて昏倒したりしたものがいるようだから、その死因にはほかの要因がある。
救助に当たった隊員たちはその有様をつぶさに見ることになる。

下山して頭、手足に包帯をした助かった人が、わたしはのこった人を見殺しにしましたと嗚咽する。テレビカメラは非情にそれを写しながら、コメントを入れなかった。かわいそうなことである。

心肺停止のそれまでにあるものは何であろう、想像に難くない。
ただただご冥福を祈るばかりに、ニュース画面で犠牲者の身元がすべて判明というので顔写真とともにパネル上で一覧にしているのを見ると、ニュース報道のこの見せ方には胸のつぶれろおもいがする。

家族にとって張り裂ける気持であるにちがいなく、この報道にはむごいものを感じる。
そもそも呼吸なく鼓動なく肺に埋もれてしまった人たちにかけるべき思いはなにあろう、救助された人たちに対し、救助に向かって現実を見た人たちに、ニューース報道はもっと何かを考えてしかるべきである。

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