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解散総選挙

2014-11-18 | ニューストピック
1118

GDP景気後退の水準 増税延期・解散きょう表明 首相、公明代表と会談  中日新聞トップ記事、見出しである。20141118   
リードには、
 安倍晋三首相は十七日、中国など三カ国歴訪から帰国後、東京都内で公明党の山口那津男代表と会談した、
 とある。
>二〇一五年十月に予定する消費税率の8%から10%への引き上げを一七年四月まで一年半延期するとともに、延期について国民に信を問うことを理由に、衆院を解散する方針を伝えたとみられる。
    

8割超が解散に否定的 本紙調査 20141118  
古事には、
 この時期の解散・総選挙を市民はどう考えているのかを探るため、本紙は、インターネットを使った読者アンケート「中日ボイス」を実施した、
 とある。
>「解散は当面必要ない」と回答した人が約55%で最も多く、「二〇一六年末の衆院議員の任期満了まで必要ない」(約29%)を含めると、八割以上が否定的だった。「解散は妥当」とした人は、約16%にとどまった。

連続マイナス V字回復誤算 20141118
>今年2番目の下げ幅となった日経平均株価を示すボード
 内閣府が十七日発表した七~九月期の国内総生産(GDP)の速報値は、前期比実質0・4%減、年率換算1・6%減だった。



中日春秋
2014年11月18日

 <鮪(まぐろ)売り安いものさと鉈(なた)を出し>は、江戸の川柳。その昔、マグロは鉈で乱暴に断ち割って売りさばくような下魚であったという

柴村盛方(もりかた)という幕臣は今から二百年前、今昔の風俗を評した随筆『飛鳥川』に、こう書いた。<昔はまぐろを食たるを、人に物語するにも、耳に寄てひそかに咄(はなし)たるに、今は歴々の御料理に出るもおかし>。かつてはマグロを食べたなどとおおっぴらに話せることではなかったのに…との嘆きだ

二百五十年前にフグを食べる風潮を嘆いたのは、万能の才人・平賀源内だ。談義本『根南志具佐(ねなしぐさ)』で大いに憤慨している。<むかしは人間も質朴にありし故、毒というものは喰ぬ事と心得。河豚(ふぐ)を恐るる事、蛇蝎(だかつ)のごとくなりしが、次第に人の心放蕩(ほうとう)になりゆき、毒と知て是(これ)を食す>(渡辺信一郎著『江戸の生業(なりわい)事典』)

それもこれも、今は昔。調理の技や輸送手段の発達で、マグロとフグは高級日本料理に欠かせぬ魚となったが、源内が言うように人の心が放蕩になりすぎたのだろうか

国際自然保護連合はきのう、太平洋クロマグロと、トラフグに似たカラスフグなどを絶滅危惧種に指定した。カラスフグにいたっては乱獲のため四十年で99・99%も減ったというから、食べ尽くす勢いだ

欲のおもむくままに食べ続ければ、魚偏に有ではなく、魚偏に無と書いてマグロと読む羽目になるかもしれぬ。


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