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DNA

2014-12-13 | 日本語百科

deoxyribonucleic acid
de・ox・y・ri・bo・nu・cle・ic acid
《生化学》デオキシリボ核酸



https://www.aist.go.jp/science_town/scientist/scientist_01/scientist_01_01.html
DNAとは、デオキシリボースという糖を含む核酸(酸性の化学物質)のことで、デオキシリボ核酸とも言われます。DNAは「塩基」「糖(デオキシリボース)」「リン酸」と呼ばれる化合物が一つずつ結合したものが最小単位(この単位をヌクレオチドと言う)となっています。その最小単位がリン酸を媒介につながり、鎖のようになります。2本の鎖の「塩基」と「塩基」がさらに結びつき、二重のらせん状の形となります。
 「塩基」には「アデニン(A)」「グアニン(G)」「シトシン(C)」「チミン(T)」の4種類あり、各最小単位にはこの内のどれかが結合しています。そして、AはTとのみ、GはCとのみ結合します。従って、2本の鎖の結合部は必ずその2種類の塩基の組み合わせになっています。この塩基の並び方が遺伝暗号になっており、生物の設計図になっていることが分かっています。
 ちなみにDNAの二重らせんモデルを提唱したのは、アメリカの科学者、ジェームズ・ワトソンとイギリスの科学者フランシス・クリックの二人で、昭和28年(1953)のことでした。



遺伝情報をコーディングする生体物質。単に「遺伝子」の意味として使われることが多い。

DNAとは、デオキシリボ核酸(Deoxyribo Nucleic Acid)を省略した名前。

DNA研究者ではワトソンとクリックが有名だか、彼らはDNAの二重螺旋構造モデルの提唱者である



朝日新聞掲載「キーワード」の解説
DNA
生物の細胞内で遺伝情報となるデオキシリボ核酸の略称。DNAのわずかな配列の違いを利用すれば、作物の品種や個人を識別することができる。人の場合は、約30億個のDNA配列のうち、個人差が現れやすい数百個分の配列を複数部分組み合わせて調べるDNA型鑑定が主に使われる。国内の犯罪捜査で使われているDNA型鑑定では、別人で型が一致する確率は最大でも4兆7千億人に1人とされる。


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