現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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ゼミ報告

2017-12-15 | 木瓜日記
10年前のことである。相も変わら教室風景、就活の座談会を4年生から、そのあとで、10日早いクリスマスパーティーをした。学年暦は28日までの年内授業がある。

2017ゼミXmas














愛と恋と 
2006年12月15日23:43 

メッチャ疲れる毎日だ
次から次へと怒る、ではない、起こる
迷妄の果てにあるものは
覚悟の結びとなるか

冬ばれではあっても安定しない
油断をすれば風邪が流行る
疲れはついそちらになる
気をつけよう

ゼミでの、おもしろ日本語はいよいよ佳境に入った
発表という形式がコミュニケーションスタイルをつくる クリスマス
それはクイズ方式であり、図解なのである
常識を共有できるかどうかは参加者の参加度による

辞書的語義の解説はすぐに出る
通り一遍の解釈はすぐにわかる
その場のみんなが何を考え選んだか
これは真剣勝負だ

そんななかで愛と恋についての
議論から始まってその語義に
愛は中国語ですか、と気づく
愛するとサ変動詞化したから

恋するは恋うといえるので
恋しいとも、なるし
愛は、会うか、合うか、あいむかうか
音読みが和語のように聞える

愛はまた、悲しい、いとしい、ともなる
さらに、めづ、めでる、となって
幼きものをかわいがる気持ちででもあった
いたいけない思いに、ほうっておけないのが愛である

恋は、恋焦がれる思いに駆られる
感情がいわば一方流出してしまう
となると愛は双方向が望ましい流通だ
愛は広く大きいと言えて不特定多数にも向かう

愛は仏教の伝来に愛着を教えた
執着はとらわれの心であり、語義としてはめでたいとなってしまう
愛に見えるものは対象にある美しさか、かわゆい微笑みか
愛憎不離の表裏だ

愛情にはしたがって、ながく、平等愛がない
そこに神の慈愛が翻訳の概念として登場し
300年近くを経て男女平等の愛へと変わる
愛する行為はまた恋の延長にあるようになる

古くは仏教の教えに愛が解釈されて
ことばの愛には日本的な愛で可愛いとしていた
そこへloveの絶対愛が導入されて
近代化とともに人類愛になる

かつて男女の間のその愛を表す言葉は
忍ぶ思いのしたもえ
恋こそが、わが背、色背にあった
わぎもこの、わが妹子にむかった




コメント
カ2006年12月16日 12:03 削除
恋と愛ですかー
面白い話題ですね
「恋愛」はなぜ恋と愛の組み合わせなんだろうって悩んだ時期がありました。
勝手な解釈ですけれど。
「恋」は自分のためにするもののような気がします。相手のことが好きだからその欲を満たすためにその人と一緒にいたいと思うこと。
「愛」は、
その恋がだんだん熟していて愛に替わるのです。
要するに、今度は自分のためではなく相手を考える気持ちが芽生えてくること
のように思います。だから付き合って間もないころはお互いの恋(自分の欲)がぶつかり合ってケンカになったりするのではないかなぁ
何か私の中では愛のが大きいような気がしますね(^-^)
来週の火曜日、卒論の反省会をしたいですね。って桜井さんが言ってました。
私はまだ反省できるものすら書いてませんけれども 笑
週末気合い入れて頑張ります!

コメント
p2006年12月18日 06:56 削除
恋と愛は永遠のテーマだ!
愛が大きくて、対象も広いと言う、みんなの意見でした。
恋は向かっていくものだとも、意見が一致して、それぞれに想いがありますね。
この議論はゼミ発表のテーマに、導入に使われていたのです。
が、わかりよいので、ここに話題にしました。


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