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辞書の改訂

2014-01-11 | 日本語新百科
三国をふたたび。W(ダブリュー)の項 w (あざ)笑う だそうである。コラム子は意識したのかどうか。(笑) これと同じだと言っているから、どうもカッコ付きを解説していてわかっていないのか、この説明はおかしいが、辞書がそうなっているから、もっと、おかしいのではないか、つまり、あざ笑いではない、それを意味内容とするのは、よほどであるが、コラム子は、あざとく笑うことを解説してほしい、と思わず言いたくなる。動画を見ていて書き込み画面で流れる、この連発をなんだろうと、その現象を見ていると、これは日本のことだなのだろうか。  


J-CASTニューストピックス社会
国語辞典に「www」載る 「(あざ)笑うことをあらわす文字」
2013/12/17 12:39
>ダブリュー)」といえば英語のアルファベットの第23番目の文字だが、ネット上ではしばしば「笑い」の意味で使われる。この意味が、2013年12月11日に発売された「三省堂国語辞典 第七版」に掲載された。
辞典には、ダブリューの4つ目の意味として「〔←warai=笑い〕〔俗〕〔インターネットで〕(あざ)笑うことをあらわす文字。『まさかwww』〔二十一世紀になって広まった使い方〕」と丁寧に解説されている。



Wとは (ダブリューとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
dic.nicovideo.jp/a/w‎

>w(ネット用語)
wとは、笑いの度合い表す記号のようなもので、「wwwwww」のように、wの個数でどれぐらい面白かったか、どれぐらい気持ちが高揚しているかを柔軟に表現することが可能である。ローマ字モードのまま入力する人が多いためか、全角を用いるのが一般的。原則として小文字のみで、大文字は用いない。

正確な読み方は存在せず、むしろ読まないことが多い。Softalkに読ませると「www」は「ワラワラワラ」となり、公式の動画翻訳ガイドにおいても、同様の読み方としている。


>笑っていることを意味するwの元は(笑)という記号である。

(笑)という記号は文章中で笑っていることを表すのに便利で1980年代のインターネット(パソコン通信)でも古くから利用されていた。

しかし、1996年に発売されたDIABLOというオンラインゲーム(MORPG)では日本語が表示できないためアルファベットでしかチャットができず、(笑) の代わりとして (warai) や (pupupu) と書いていたのが次第に面倒くさくなり、省略して (w や (pu が使われるようになった。

当時の (w は海外で「クソワロタ」を意味する俗語である "lol" と同等の意味として使用され、(pu は嘲笑の意味合いもあった為に(笑)の代用としては次第に使われなくなっていった。また大笑い以外の hehehe、苦笑、号泣などの感情表現はパソコン通信などで普及していた顔文字の (^^ 、 (^^; 、 (T_T) などが使用されていた。

その後、 "lol" とは意味が異なる様にもなり、元々は「そんなくだらねー事で返事させるなよ」「返事しないと空気悪くなるってのにしょうもない話題振るなよ」という意味合いを持ち、文末に使用するだけでなく、1つの「w」のみで社交辞令の返礼として使用されていった。

そして2002年頃、2ちゃんねるのネトゲ実況板の「FF11の内藤スレ」によるやり取り「うはwwwwwおkwwwww」により、革命が訪れた。括弧を省略して「w」を好きな数だけ並べる使用法が生まれたのである 。これがきっかけでニュー速VIPでも流行したのをきっかけに、2003年の中頃から2005年頃にかけて2ちゃんねる全体に広まっていった (というのが有力な説だが、2001年3月には既に語尾に「www」がつけられていた記録も残っているので、それ以前から細々と使用されていた可能性もある)。

使われ初めてまだ普及しきれていない当初は、ネットゲーにおけるDQNの象徴、相手を嘲笑・揶揄する意味合い、もしくはVIPPERを象徴するイメージが強かった。嘲笑のニュアンスについては、「m9(^Д^)プギャー」やネット死語である「(藁)」に近いと思われ、「ハァ?」などと併用して煽りに使われることもあるイメージである。

しかしやがて、2ちゃんねる全体で使われていくにつれ、純粋に笑いを表現する意味合いに変化していった。現在では、書き込みの語尾に「www」と書かれない日はないほどに一般化している。

ニコニコ動画においても、オープン当初にひろゆきが自分のブログで紹介することで人が集まったことから2ちゃんねる文化の影響を強く受けており、「www」はニコ動独自のコメントシステムと相性がとても良い笑いの表現としてすっかり定着している。
  

>しかしニコニコではそのようなコメントが流れるのも一興なようで、最近ではごく一般的に扱われている。コメントを素早く入力する必要がある中、「w」の文字のみで「面白い」「笑える」の意思表示ができることや、面白い箇所で「w」だらけの弾幕状態になってもそれはそれで楽しい光景になるなど、独特のコメントシステムとの相性が非常に良いことが、「w」がニコニコで普及した理由と考えられる。それどころか、ただ芝を生やすことだけを目的とした動画も存在する。最近では「笑わざるをえない」状況のことを「草不可避」といった表現もするようになっている。




(天声人語)世相を写す辞書の言葉
2014年1月11日05時00分

 アルファベットのW(ダブリュー)の項を引く。新しい語釈がつけ加えられている。〔インターネットで〕(あざ)笑うことをあらわす文字、という説明だ。21世紀になって広まった使い方、との注記もある。メールなどで(笑)と書く代わりに、wと表記する、あれのことである▼三省堂国語辞典の第7版が出た。新しい言葉をどしどし取り込んでいくことで知られる「三国(さんこく)」は、今回も積極的だ。ネット関係では「キター!」も採った。「期待していたものが登場した。ほしかったものが手にはいった」ときに使われる▼リア充(じゅう)とは、「ネット上とは別に、実生活が充実している〈こと/人〉」。2009年ごろからの言葉としている。婚活なる語は08年に生まれたとわかる。スマホの用例として「歩き―は危ない」を挙げる。その反応の速さに、うならされる▼辞書は言葉を写す鏡。国語学者で三国の初代編集主幹である見坊豪紀(けんぼうひでとし)はそう宣言していた。言葉が変化するなら、それを素早く反映させる。俗語も俗語と明記した上で取り入れる。一つのあり方だろう▼とすれば、当然か。今回の改訂で原発に関連した言葉が次々と採られたと、先日の本紙東京本社版の夕刊で読んだ。三国は新語を入れるために、使われなくなった言葉は削除する。線量計や内部被曝(ひばく)といった言葉が消えていくのはいつの日か▼事故を起こした東京電力は高コスト体質がなお抜けていない。改革未(いま)だし。三国は今回、「発送電」の項を立てた。用例は「―分離」である。


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