府民牧場から車で10分くらい奥のところに、長谷(ながたに)の棚田がある。ある日、初めからの目的地ではなかったが、いつもの私のヤマ勘で(いい加減なのだが)そのあたりの風景にピンとくるものがあったのだ。途中で狭い道に入り恐々進むと、きつい斜面に棚田の風景が広がっていた。この棚田は専業農家の人でなく、一般の人の希望者で田植えから稲刈りまでしているという立て札があった。それからときどき訪れたくなり、四季折々の棚田の風景を見に行っている。棚田は急斜面を利用しているが、人の労力と知恵と美しい風土の象徴のようだ。でもいちばん下から上まで歩いて登るのはきつくて、いつも車で見晴らしの良い上まで登ってしまう。
写真を撮るときも、歩いて汗を掻いて苦労しないとダメなのだけどなあ。
写真を撮るときも、歩いて汗を掻いて苦労しないとダメなのだけどなあ。